【米式蹴球】12点差から痛恨の逆転負け 関大にあと一歩及ばず

米式蹴球

早関定期戦 5月9日 関西大学グラウンド

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 12 15
関大 KAISERS 15 18

 晴天で厳しい日差しが照り付ける中、関西大学グラウンドにて早関定期戦が開催された。 第2クオーター(Q)にRB長内一航主将(文構4=東京・早実)のタッチダウン(TD)ランとQB木庭修克(文構3=東京・三田)からWR安東純心(スポ3=沖縄・首里)へのTDパスが決まり、前半を12ー0で終える。しかし、第3Qに関大が2つのTDを決めて同点にされると、試合残り40秒でフィールドゴール(FG)を決められ、前半12点リードからの逆転負けを喫した。

入場する選手たち

 早大キックで試合開始。関大の攻撃をスリーアンドアウトに抑えると、RB長内のランを中心に敵陣まで攻め込む。しかし、反則で大きな罰退を喫したことにより、FG圏外まで戻され、このドライブはパントに終わる。次の関大の攻撃も、DB吉岡獅音(スポ1=東京・佼成学園)の好タックルでパントに抑えるが、早大側も攻撃が続かずパントとなる。第2Qに入っても両者膠着状態が続いていたが、WR平山琢生副将(スポ4=千葉・匝瑳)のパントブロックにより、敵陣からの攻撃権を獲得する。その後、4thダウンまで追い込まれるが、右サイドへのトスを受けたRB長内がスピードに乗ると、そのままサイドラインを駆け上がり、34ヤードのTDランを決め、先制点を挙げる。早大ディフェンスもそれに応えるように、関大オフェンスを封じ込め、早大陣内への侵入を許さない。すると、前半残り2分、RB長内の30ヤード近いビックゲインにより、敵陣レッドゾーンに侵入。ゴール前10ヤード地点まで進むと、QB木庭のパスがエンドゾーン中央へと走りこんだWR安東に通り、前半2つ目のTD。2ptコンバージョンは失敗したものの、12ー0とリードを広げた状態で前半を終える。

TDを決めたWR安東

 後半は早大リターンで試合再開。RB長内のランでフィールド中央付近まで進むと、QB木庭から縦に走りこんだWR平山にパスが通ってTDと思われたが、早大側に反則があり、TDは取り消された。すると、前半息を潜めていた関大オフェンスが反撃を開始する。QB高井法平(4年)のスクランブルで早大陣内に侵入すると、WR足立淳成(1年)へのTDパスが決まり、12ー7とワンポゼッション差に詰め寄る。対する早大も、キックオフでRB長内のビックリターンが決まり、流れを取り戻す。このドライブはパントに終わるが、パントで転がったボールを関大側が触ってしまい、フリーボールとなったところをDB宮澤源(文構3=東京・麻布)がリカバー。敵陣10ヤードから攻撃権を得ると、この好機をKシェーファー瑠威(社1=東京・早大学院)のFGに繋げ、8点差までリードを広げる。しかし、関大もキックオフでDB吉岡優太(4年)のビックリターンが飛び出すと、QB高井のTDパスが再び決まって2点差に。さらに2ptコンバージョンも成功し、第3Q残り2分で同点に追いつかれる。その後は、両者パントを蹴る展開が続く。流れを変えたい早大は、QB木庭のランなどでドライブを進め、着実にゲインを重ねる。ところが、3rdダウンで痛恨のスナップミス。20ヤード以上をロスし、攻撃権を明け渡す。すると、関大オフェンスは第4Qから交代したQB土居翔和(2年)が的確なパスを続けて通し、早大陣内の奥深くまで侵入する。試合残り40秒、関大の32ヤードFGが決まり、15ー18と逆転される。早大は何とか同点に持ち込もうと、ドライブを進めるも、最後はQB木庭がサックを喰らい、試合終了。15ー18で関大に惜しくも敗北した。

ボールをキャリーするRB齊藤高

 前半の12点リードを守り切れず、逆転負けを喫した早大BIGBEARS。RB長内が第3Q途中までに150ヤード以上を走る大活躍を見せたが、後半足を攣った影響で出場機会が制限されると、オフェンスが停滞してしまった。また、ディフェンスも、前半は早大陣内にすら入らせない鉄壁の守備を見せるも、後半は要所でパスを止められず、逆転を許す結果となった。春最後の公式戦となる2週間後の中大戦では、今回の反省を生かし、勝利で春シーズンを終えたいところだ。

(記事、写真:吉川柊真)

得点経過

TEAM 残り時間   PLAY(PAT) スコア
早大 10:02 TD #33 長内の33ヤードのTDラン(#46シェーファーのキックは失敗) 6- 0
早大 0:05 TD #18木庭から#98安東への10ヤードのTDパス(#18木庭から#86安田へのパスは失敗) 12- 0
関大 7:51 TD #8高井から#12足立への20ヤードのTDパス(#26大谷のキックは成功) 12-7
早大 4:28 FG #46シェーファーの21ヤードFGは成功 15- 7
関大 2:34 TD #8高井から#11辻野への12ヤードのTDパス(#8高井から#25へのパス成功) 15-15
関大 0:40 FG #15鈴木の32ヤードFGは成功 15-18

チームスタッツ

スタッツ 早大 関大  
1st down数 15 14  
ーラン 11  
ーパス  
ー反則  
3rd down成功率 6/18 33% 8/16 50%  
4th downs成功率 2/2 100% 0/0 0%  
プレイ回数 67 61  
パス試投成功回数 9/18 50% 21/32 66%  
ラン回数 48 28  
TD数  
ーラン  
ーパス  
ーその他  
PAT回数 0/1 0% 1/1 100%  
2ptコンバージョン回数 0/1 0% 1/1 100%  
FG回数 1/1 100% 1/1 100%  
パント回数  
反則回数 4回35ヤード 7回50ヤード  
被ターンオーバー回数  
ーインターセプト  
ーファンブルロスト  
セーフティー回数  
レッドゾーン 1/2 50% 2/3 67%  
タイムポゼッション 32:42 27:18  

RB長内一航主将(文構4=東京・早実) 

ーー今日の試合を振り返って

 春の山場で絶対に勝ちたい試合だったので、このような結果になってとても悔しいです。

ーー前半のオフェンスはテンポ良く進んでいました

 始めの方はやってきたことが出せたと思います。また、ここまで主に取り組んできたフィジカルの部分でも勝負できたのは、良かったと思います。

ーー後半オフェンスが停滞した要因は

 自分が後半に足を攣って出れなくなってしまって、相手も後半に向けてアジャストしてきた中で、取り切れなかった部分が出たと思っています。

ーー1TDを含むご自身のパフォーマンスに関しては

 今日はOLがすごく良いパフォーマンスだったので、 自分の武器を上手く出しながら、しっかり走ることが出来ました。ただ、もっと走れたプレーもあったので、まだまだ甘い部分が残っていると思います。

ーーキックオフでの好リターンに関しては

 前の選手たちが良いブロックをしてくれていたので、練習通りのプレーが出せました。

ーー次戦(中大戦)への意気込みをお願いします

春の公式戦では最後の試合なので、しっかり勝ち切って、秋に繋がるような試合をしたいと思います。