5月17日 春季関東大学リーグ戦 埼玉・蓮田市総合市民体育館パルシー
春季関東大学リーグ戦第10戦は中大と対戦した。ここまでお互いに1敗で順位が1位と2位で並んでおり、優勝を狙うために何としても落とせない一戦。早大は立ち上がりから中大を抑え、個人、チーム双方での力を発揮し、セットカウント3ー0(25ー19、25ー15、25ー21)でストレートで勝利した。
第1セット、OP中上烈(スポ2=京都・洛南)のスパイクから始まり、OH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)のサーブで崩して3枚ブロックで仕留め、序盤からブレイクに成功する。相手がリバウンドを取ろうとしたボールをMBローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)が押さえ込みさらに得点を加算。ここからお互いにサイドアウトを取り合う展開が続くが、リベロ布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)がディグで上げ、高く上がったトスをOH川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園)がブロックにねじ込んで打ち切る。ローゼンの跳躍力の高さを生かした攻撃や、MB麻野堅斗副将(スポ4=京都・東山)のクイックで相手の連続得点を許さず、ついに相手にミスが出て15ー11と差が開き始める。その後も小野が安定してスパイクを決め続ける。中大のリリーフサーバーが早大のレシーブを崩しダイレクトで叩き込むなど、相手に流れが呼び込まれる恐れもあったが、次のプレーで布台がきっちりパスを返し、ローゼンが叩き込んで流れは渡さない。麻野が相手のクイックを跳ね返し、続けて川野もブロックするなど終盤にブロックで連続得点を決める。最後は麻野がクイックを打ち込んで25ー19でセットを取った。

レシーブをする布台
第2セット、早大は中上のスパイクで幕を開ける。相手のミスでブレイクすると、麻野が相手のクイックに反応して相手コートに跳ね返し、さらに相手のミスから得点につなげた。インナーに打ち込まれたスパイクを小野が体で上げ、なんとかつないだボールを小野が打ち切りチームを大きく盛り上げる。小野のサーブで相手を大きく崩し、チャンスボールが返ってくると中上がしっかりと打ち切った。タイムアウト明けでも変わらず強烈なサーブを打ち込み、再びチャンスから今度はローゼンがクイックを決めた。ネットに寄ったボールをセッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)がネットに体を向けながらバックアタックにトスを合わせ、小野が打ち切る。中上が前に落ちるボールをフライングレシーブでつなぎ、そこから小野に託して決めるなど勢いが止まらない。何度も小野がスパイクを決め21ー12と大きな差を作る。ローゼンがブロックで最後まで手を残し緩いボールを押さえ込んで得点すると、次に小野がサービスエースを決め追撃。最後は相手のサーブがミスになり25ー15でセットを取った。

ツーで返す瀬川
第3セット、瀬川が走りこんでライトにトスを伸ばし、中上が打ち切ってスタートを切る。中上がサービスエースを決め、続けて川野、麻野の2枚ブロックで叩き落す。さらに中上がサーブで崩して、バックライトから打ち切るなど序盤からエンジン全開で向かっていく。相手のバックアタックに3枚が真ん中に付き攻撃を通さない。尚も爆発した中上の勢いは止まらず、サーブで崩して3枚ブロックでタッチを取り、アンダーでのトスとなった状況でも関係なくバックライトからスパイクを決めた。キャッチが乱れてコート外からトスが上がるも、中上が関係なくバックから打ち切るなど獅子奮迅の活躍を見せ、序盤から9ー5とリードする。ローゼンのブロックや中上のスパイクで相手に詰め寄らせずに試合を進める。麻野のブロックタッチから、川野が3枚のインナーに打ち込む強烈なスパイクでブレイク。早大のミスから相手に連続得点を許すも、中上がスパイクで相手の勢いを断ち切る。終盤に何点かのブロックシャットを受けるも、最後は川野がスパイクを決め25ー21でセットを取り、ストレートで勝利した。

スパイクを打つ中上
山場となる試合をストレートで乗り切った早大。昨日の課題であった立ち上がりの部分もしっかりと克服し、序盤から素晴らしい試合展開を見せた。終始雰囲気良く試合を進め、早大の盤石な強さを示した。次戦が春季リーグ最後の試合となる。ここまでの試合を通して成長し培ったものを全て発揮して、有終の美となる試合を見せてくれることを期待したい。
(記事、写真 井口そら)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 |
25ー19 |
0 | 中大 |
| スタメン | ||||
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アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) |
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| 途中出場 | ||||
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伊東昌輝(商4=山梨・日本航空) |
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コメント
麻野堅斗副将(スポ4=京都・東山)
ーー試合を振り返って
中央大学さんもすごく力のあるチームで、自分たちもすごく準備をしてきてその成果というか、全員がいいプレーをできましたし、気持ちもすごく乗っていたので、このゲームを来週もう一回できるように頑張りたいです。
ーー昨日は立ち上がりに苦戦した部分がありましたが、何か切り替えた部分はありますか
切り替えた部分は特にないのですが、向かっていくというか、キャッチが乱れても全員でカバーし合ってというところを最初の集合でキャプテン中心に話していたので、そこができたかなと思います。
ーーブロックで相手を抑え込んでいた印象ですが、ブロックについて
そんなに今日は調子が良かったわけではないですが、たまたま打ってきたボールが手に当たったので、それがポイントになって良かったなという感じですね。
ーー試合が進むに連れてどんどんチームの雰囲気が良くなっているような感じがしました
自分たちのいいところはブレイクが強いところなので、そこが今日は出てすごくいい雰囲気だったのですが、改善点を逆に言うとしたら、劣勢な場面でだいぶ雰囲気が良くないということで、昨日の1セット目のような展開にされると、こっちの雰囲気がすごく落ちるので、そこを出ないようにこれからリーグや東日本インカレを含めて改善していきたいなと思います。
ーー次戦への意気込み
最終戦になるので、しっかり勝ちきって優勝して終わりたいなと思います。
小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)
ーー試合を振り返って
昨日は序盤で結構相手に雰囲気をもっていかれたのですが、今日は試合の序盤から結構いい雰囲気をもって試合に取り組めたので良かったです。
ーーサーブで相手を崩すなどサーブが良い印象がありましたが、サーブについて
中大はキャッチがいいチームだったので、自分がしっかりサーブを打ち込まないと全部押されて相手に良い展開を作られてしまうので、しっかりサーブとサーブレシーブという部分を意識しました。
ーー3セット目など特に雰囲気良く試合を進行していた印象がありました
1、2セット目から自分たちの流れが来ていたので、3セット目も少しでも緩い雰囲気になってしまったら相手に持っていかれてしまうので、そういった部分では3セット目もしっかりまずいい雰囲気で向かっていって、しっかり取り切れるようにということを意識しました。
ーー次戦への意気込み
リーグ最終戦になるので、しっかり今日みたいな良い雰囲気で早稲田らしさを出して勝てるように頑張りたいです。
中上烈(スポ2=京都・洛南)
ーー試合を振り返って
今までの試合では出だしが悪いイメージが強かったのですが、今日の試合は出だしが最初から立ち向かう感じの姿勢でいけていたので、そこに関しては今までよりも一段階成長できたような試合かなという風に思いました。
ーー3セット目はサーブやスパイクでの活躍が目立ちましたが、自身のプレーを振り返って
3セット目は劣勢から始まって、そこでいつもチームが引いてしまうのが自分たちのチームのあまり良くないところかなと思っていて、そこでいつもだったら攻めずにいっていたと思うのですが、守りに入ったら負けだなと思って、攻めたら上手くいったので、そこの攻めの姿勢というのは常に忘れては駄目なんだなという風に思いました。
ーー雰囲気良く試合を進行していた印象でした
中央大学さんと上位争いという中で、守りに入ってしまったりすると駄目だないう気持ちがあったので、そこでやっぱり常に攻めるという気持ちだったり、常にチャレンジャーという気持ちを体現できたので、そこが良い雰囲気につながったのかなという風に思います。
ーー次戦への意気込み
次の試合は明治大学さんで、また別のバレーをしてくるので、そこにしっかり対応するというのを今週の練習で身につけていくというところと、守りに入らずに明治大学さんにも立ち向かっていけるように、最後の試合になるので、締めくくりをしっかりとしていきたいなという風に思います。