5月4日 第75回関東大学選手権 東京・代々木第二体育館
2戦連続の100点ゲームで準々決勝に駒を進めた早大は4日、ベスト4進出を懸け、昨年のインカレ王者・白鷗大との大一番に臨んだ。試合開始直後に大量ビハインドを背負った早大は、得意の速攻でなんとか盛り返す。しかし要所でゴール下からの失点が響き、75-84で激闘に敗れた。

「一気に持ってかれた」と語るF南川陸斗(文2=京都・東山)。試合の入りは最悪の展開となった。ディフェンスでは境アリーム(白鷗大4年)にゴール下の連続得点を許すと、オフェンスでは3本のイージーレイアップを落とす。試合開始から0-12のランとなったところで、早大はタイムアウトを請求した。すると反撃はここから。ポストオフェンスを狙う白鷗大に対し、早大のディフェンスがパスカットを連発。速攻から得点を重ね、早大が一気に点差を縮めた。それでも第1Qのラストプレーは八重樫ショーン龍主将(白鷗大4年)が3Pを成功。15-21で第1Qを終えた。

第2Qで追いつきたい早大であったが、この日はエースのF松本秦(スポ2=京都・洛南)が徹底マークに。G下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)とF三浦健一(スポ4=京都・洛南)がフリースローでつなぐが、オフェンスリバウンドの失点からビハインドが広がった。この日最大の17点差となったところで、早大が前半最後のタイムアウトを請求する。
するとここで早大が息を吹き返す。松本がこの日初のシュートを沈めると、G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)がスティールから速攻を演出する。ここから得意のハイテンポなバスケットを展開した早大が一気に点差を縮め、35-41で前半を終える。

しかし早大は第3Q、開始早々にF藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)が4つ目のファウルを犯す。後がなくなった早大は、ここまでローテーション外が続いていた南川をコートに送り込んだ。するとここで南川が躍動する。オフェンスリバウンドと速攻のフィニッシャーとして躍動し、わずか3分で5得点。点差は1点にまで縮まった。しかしオフェンスリバウンドからの失点が響いて逆転までは至らず、第3Qラストプレーではウィリアムスショーン莉音(3年)の3Pシュートを被弾。52-59で第3Qを終えた。
試合全体を通して各Qの入りで苦戦した早大。第4Qも連続失点から始まり、ビハインドが広がる。それでも松本が相手のチェックをものともしないタフスリーでチームを勢いづけ、3P攻勢でくらいついた。残り4分で藤山がファウルアウトとなったが、再度代わりに入った南川が3Pシュートを成功。残り2分で5点差に縮まった。しかし要所で城戸主将の3Pシュートが決まらず、ディフェンスでは相手にセカンドチャンスポイントを献上。劣勢でも最後までくらいついた早大であったが、75-84で敗れた。

早大のディフェンスリバウンド18本に対し、白鷗大のオフェンスリバウンドは19本。相手がシュートを外しても、半分以上の確率でディフェンスが継続する苦しい展開となった。また、この日の早大の3Pは37本中11本成功で29.8%。城戸主将が「準備不足」と振り返ったように、自慢のシュート精度がこの日は振るわなかった。
明日以降の早大は順位決定戦に挑む。順位決定戦初戦の相手はくしくも、昨年と同じく中大となった。スモールVSビッグの構図であった白鷗大戦とはうってかわり、スモール同士の対決となる明日の一戦。優勝の芽こそなくなったが、今後に向けた大事な戦いとなりそうだ。
(記事 石澤直幸 写真 齋藤汐李、北郷美結)
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一) |
| G | 3 | 嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 15 | 20 | 17 | 23 | 75 |
| 白鷗大 | 21 | 20 | 18 | 25 | 84 |
コメント
G城戸賢心(スポ4=福岡第一)

ーースティールでチームに貢献しました
自分たちが小さいので、中に入れられる前にガード陣がプレッシャーかけようという声かけだったので、チームに流れを持ってこようと思って、自分が率先してハードなプレーをしました。
ーー相手がポストに入れてくるところは狙っていたか
ポストら狙いすぎず、その時の状況判断で見ながらディンスしてました。
ーーシュートタッチはチーム全体で苦しんでいましたが
フェイスガードやディフェンスがいつもより大きい相手で、シュートチェックもしてきた中で、シュートが入ってなかったのは、自分たちの準備不足だなと感じました。
南川陸斗(文2=京都・東山)

ーー今日の活躍を振り返って
前半は出場機会ない中で、チームのファウルが混んでいたので出る可能性あるなと思って準備はしていました
ーーヘッドコーチに呼ばれた時の気持ちは
心の準備はしっかりしていたので、自分の役割をしっかりこなしてチームに貢献できればなと思ってました
ーー果敢なシュートとリバウンドでした
リバウンドの部分では去年よりサイズが落ちてる分、そこの部分でチームに何かもたらさないと去年のようないい結果残せないなと思ってました
ーー3Pのリリースが速くなったように見えます
学生コーチの村上さん(村上雅明、スポ4=愛知・愛工大名電)と話して、ただシュートの確率をあげるのではなくて試合の中で使えるシュートを意識して練習してきたのでそれを感じてもらえたのは嬉しいです
ーー圧倒的な高さ、インサイドからの攻撃に対してどう対応するのかチームで話し合っていたことは
まずはペースをあげて相手を疲れさせていくってことを話してました。相手の強みを消すよりも自分たちの良さをだして点数を取り合えば勝ち目があるんじゃないかと話してたんですが今日の入り一気に持ってかれてしまい相手のペースになってしまいました
ーー途中途中で下山選手(下山瑛司、スポ4=愛知・中部第一)が長くボールを持つ時間も見られましたが
それは相手にはまっちゃってたってことですね
ーー次の対戦に向けてそれを打開していくには
結局はリバウンドのところだと思うので。いいディフェンス、いいリバウンドがあることで早い展開が生まれると思うのでそのためにしっかりリバウンド行って、取ったらすぐ瑛司さんにだしてそういう流れにできたらいいなと思います
ーー南川選手(南川陸斗、文2=京都・東山)がここから出していきたい自身の良さとは
僕の良さはいろんなプレーができるところだと思うのでインサイドに絡みつつシュートいれつつディフェンス頑張りつつマルチなプレーができるようにしたいです
ーーXファクターとしての活躍を見せました
点数が取れる秦(松本)だったり健一さん(三浦健一)だったりがいるので、相手のマークよっちゃうので、その分黒子役ではないですけどうまくサポートして、その中で自分の役割をこなして活躍できたらなと思っています
それがXファクターというのかわからないですけど(笑)体現できたらいいなと思ってます
F松本秦(スポ2=京都・洛南)

ーー相手のマークが厳しい試合だったと思うんですがご自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか
シューターとして相手からマークされてる中で、自分がスクリーナーになって活かすことはできてたんですけどその後のプレーがなかなか繋がってこなくて今日は負けてしまったかなと思います
そこがワンプレーで完結してしまってるので、その先のもうワンプレーってところを今後リーグ戦に向けてやっていかないといけないなと思います
ーー審判の笛に苦戦する場面もありましたがそこはいかがですか
審判どうこうはなんの言い訳にもならないし、完全にアジャストしないといけないのでそこに気を取られているよようじゃ全然ダメだと思うので、常に冷静になってプレーしなくてはと思います
ーーゲーム全体で相手はすごい高さがある中でゲームプランの方はいかがでしたか
ゴール下で勝負はできないのでスピードや外からの勝負仕掛けていこうと話してて、やっぱ前半の出だし、高さの部分でやられてしまって外からもやられてしまったのでそこが敗因かなと思います
ーー試合を通して苦しかったのは前半の入りかなと思いますが
そうですね入りの点差分負けてしまったのでやっぱり出だしに10点以上の差をつけられると追いつくのにも逆転するのにもとてもエネルギーを使うし、まぁそこの出だしが敗因ですね
ーー対してインカレでは苦しんだファウルトラブルが今日は抑えられていました
自分がコートに立っていないと試合にならないとコーチ陣から言われてるのでそこはうまく扱いながらやるんですけど、そこでファウルして出れなくなるなら2点やれって言われてるのでそこの部分では去年よりファウルの部分は成長できてるかなと思います
ーーご自身の活躍に目を向けると3Pシュートが5/8で22得点と白鷗相手にもしっかり得点力見せつけましたがそこはいかがですか
このレベルの相手になるとボールもらうのがとてもエネルギー使うのでその後のプレーでターンオーバーを取られたりしてしまったのでシュートが入ったって言う結果だけ見ればいいんですけど、それ以外の部分をもっと足りないところが見つかったと思います
ーーディフェンスでは3スティールで相手がポストに入るところを読んでスティールする場面が見られましたがあのプレーはチームとして狙っていこうと言う感じでしたか
そうですね、ひっついて守ると能力差とか体の大きさで負けてしまうのでやっぱそこを相手に触られないようにしてスピードでディフェンスのところもアドバンテージ取っていこうという話はしました
ーーその面ではうまくいっていたように見えます、手応えはいかがですか
そうですね、結構相手からターンオーバー取れたかなと思うんですけど、そのターンオーバーからのオフェンスがあまり繋がってこなかったかなと思います
ーー試合終盤には同期の南川選手も活躍を見せました
今後戦っていく中で絶対に必要な存在になるので、こうやってどんど試合に出てまぁもっと成長して試合にどんどん交代で出るような能力あるので。ただ気持ちの部分で遠慮してるところがあると思うので、そこは気負わず持ってるものをどんどん出して欲しいなと思います