4月30日 第75回関東大学選手権 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
今シーズン初の公式戦となる関東大学選手権(スプリングトーナメント)が開幕した。シード校として参戦する早大の初戦相手は、昨年11月に筑波大を制して3年ぶりの1部昇格を果たした国士舘大。立ち上がりこそ主導権を握れなかったものの、第2Q以降は、オフェンスリバウンドから安定感ある3Pシュートで点数を重ねた。試合を通してチーム全体で15本の3Pシュートを沈めた早大は104-80で勝利した。
第1Qは国士舘大のニシンバ・アニエル(国士舘大4年)の得点で始まった。2m超えの圧倒的な高さをもつニシンバがゴール下から得点するのに対し、早大はF松本秦(スポ2=京都・洛南)を中心とした3Pシュートで応戦。また、長期の怪我から復帰しスタメンに抜てきされたG嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)のハッスルディフェンスや、G城戸賢心(スポ4=福岡第一)のレイアップなど4年生がチームに流れを引き寄せる。しかし、岡村翼(国士舘大4年)のバスケットカウントや主将・坂上颯歩(国士舘大4年)の3Pシュートなどで勢いに乗る国士舘大を止めることはできず、3点ビハインドの状況で第1Qを終えた。

続く第2Qは早大のリバウンダーF藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)がスタートからコートに入る。3Pシュートで点数を稼ぎたい早大は藤山の積極的なオフェンスリバウンドから展開を作っていった。そして相手のディフェンスをアウトサイドに引きつけたところを、城戸が相手の隙をつく高速ドライブでポイントし逆転に成功。終盤では藤山がインサイドからも得点を決め、47-38と9点差をつけて前半を終了した。

後半に入っても第2Qの早大の勢いは止まることなく順調に得点を重ねていく。城戸のノールックパスからF三浦健一(スポ4=京都・洛南)が沈めた3Pシュートでその差は13点差となり一気にリードを広げた。相手ビックマン・ニシンバによるインサイドからの攻撃を完全に塞ぐことはできなかったものの、「リバウンドを我慢していこうという共通認識」を持っていた早大。藤山を中心とした執拗なリバウンドからG下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)を筆頭に速攻で点を重ね、20点差をつけて第4Qへ突入した。

最終Qではダブルエース三浦と松本が点数を量産した。特にマークが厳しい松本は、何度も押し倒されながらも多彩なシュートで昨年とは一味違う「エース」としての強さを見せた。途中出場したG宮本耀(スポ1=福岡第一)の公式戦初得点は次戦にお預けとなったが幾度かアテンプトは見られ、早大の次世代司令塔として期待が高まる。第2Q以降、早大はゲームの主導権を一度も渡すことなく104-80で圧勝した。

スプリングトーナメント初戦を白星で飾った早大。次戦は、専大を破った関東2部の駒大と戦う。スカウティングやマークが一段と高くなることが予想される今シーズンは、昨年以上の「超高速バスケ」と、より質の高いディフェンスを掲げている。勝ち進むにつれてさらに厳しい時間帯が増えるだけでなく、走るバスケを展開するからこそ疲労が溜まっていくことも想定される。シューティング力を上げてきたG小泉広翔(商3=京都・洛南)や今大会からベンチ入りを果たしたG木村魁斗(スポ2=茨城・下妻第一)にも注目したいところだ。白鷗大へのリベンジ、そして三冠の1つとなるスプリングトーナメント優勝に向かう早大の熱いGWはまだまだ続く。
(記事 北郷美結、写真 井口 瞳)
スプリングトーナメント 4月30日 国士舘大戦
早大 スターティングメンバ―
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一) |
| G | 3 | 嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |