7月15~18日 全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部 神奈川・横浜武道館
※掲載が遅くなり申し訳ございません。
全日本大学総合選手権・団体の部(インカレ)が開幕。2021年に全国制覇して以来、4年連続ベスト16止まりが続いている。今年はベスト16という大きな壁を越えたい早大女子は予選第1ステージは1回戦を3ー0、2回戦を3-1で勝利。その結果、予選トーナメントを1位で通過した。決勝トーナメント1回戦は青学大との一戦。1番司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)が落とすも、その後のシングルス、ダブルスを取り返す。最後は渡邉心葉(スポ1=高知・明徳義塾)が接戦をものにし、勝利。決勝トーナメント2回戦に駒を進めた。次の相手校は昨年黒星をつけられた立命館大だ。昨年もベスト8をかけた局面でぶつかり、ストレートで負けてしまった相手。一人目こそ敗れてしまったものの、続く3本を連取し、見事昨年のリベンジを果たした。5年ぶりにベスト4決定戦に臨んだ早大女子はシングルスで苦戦を強いられる展開に。序盤の2つのシングルスをストレートで敗れるも、続くダブルスで大健闘を見せ、勝利を挙げる。しかし、最後までシングルスをものにすることができず、ベスト8敗退となった。
インカレではシングルス4本、ダブルス1本の5本勝負で先に3本先取したチームの勝利となる。決勝トーナメント1回戦・青学大戦。1番は両校のエースがぶつかる試合に。司主将がパワフルな両ハンドを繰り出すも、終始相手のカットに苦しむ。どこに打ち込んでも、返してくる粘り強さを前にゲームの流れを引き寄せられない。最後まで鉄壁カットに悩まされ、突破口が掴めないまま1-3で敗戦した。2番堀江こぺり(教2=東京・早実)は攻撃のタイミングをつかめず、滑り出しこそゲームを落としたものの、その後は要所で武器である鋭いドライブが光る。第4ゲーム10ー5と勝利が近づいたときに攻め急ぐ箇所は見られたが、最後は相手ベンチがざわめくバックドライブを披露。ゲームカウント3-1で勝ち点を奪い取った。続く3番のダブルス。昨年ペアを組んでいた司主将・小野蒼彩(スポ2=広島・進徳女)組が今大会で再結成し、安定感のあるコンビネーションで相手ペアを攻略した。

青学大戦での司主将・小野組
あと1勝が欲しい場面で、4番に起用されたのは渡邉。1ゲーム目はリズム良く攻め立てて自身のペースで試合を組み立てるも、続くゲームを2ー11の大差で落とす。その後はお互い一歩も譲らぬ一進一退の攻防が続き、勝負は最終ゲームへ。緊迫した展開となったが、最後まで冷静さを失わなかった渡邉が激戦を制し、チームに勝利をもたらした。

接戦の末、勝利した渡邉
ベスト8決定戦では立命館大と対戦。昨年のインカレと同じカードとなった。1番・堀江は相手の厳しいコース取りに食らいつき、多彩な技術で2ゲームを奪う。このまま押し切りたかったが、相手の反撃を止めることができず惜しくも2-3で敗北。立命館大に先制を許した。2番に起用されたのは小野。互いに譲らぬ攻防を繰り広げゲームカウントを1-1とする。第3ゲーム以降は小野が安定感のあるカット打ちでペースをつかみ、そのまま3-1で見事勝利。団体戦スコアを1-1に戻し、ダブルスへつないだ。

安定感のある強さを見せた小野
3番・ダブルスには司主将・山田彩心(社2=島根・明誠)組が登場。異質ラバーを使う山田は前陣から果敢に仕掛け、司主将の鋭い両ハンドも光り得点を重ねる。徐々に相手も対応し始めフルゲームまでもつれ込んだが、最後は11-5で逃げ切り勝利。チームに大きな白星をもたらした。司主将は続く4番・シングルスでも圧巻のプレーを披露。相手の甘くなったカットをミートで何本も打ち抜き、試合の主導権を握る。最後までペースを崩さず、危なげなく3-0で勝利。主将の勝ち星で見事昨年のリベンジを果たし、早大のベスト8進出が決定した。

立命大戦の司主将 4番で勝利を決めた
5年ぶりに進んだベスト4決定戦の相手は専大。春リーグで優勝し、個人戦でも結果を残している難敵だ。1番を任された堀江は立ち上がりから相手の強力な攻めに苦しむ展開となった。レシーブ後の3球目をフォアで狙われ、一気に主導権を握られる。堀江も必死にくらいつき粘り強いラリーを見せるも、最後は鋭い3球目攻撃をノータッチで抜かれ、ストレートで敗戦を喫した。

相手の3球目に苦しんだ堀江
続く小野はレシーブで変化をつけ打開を図るも、相手のテンポの速いバックラリーに押され後手に回る展開が続いた。巧妙なコース戦略に、主導権を握られ続け、本来の打撃戦に持ち込めず無念のストレート負けとなった。
本大会で公式戦初ペアリングとなった司主将・山田ペア。立ち上がりは右・右ペアの弱点であるフォア側を徹底的に狙われ、左右に振り回される厳しい展開に。しかし、先手を取って攻めた際の得点力が光った。一進一退の接戦となり、勝負は最終第5ゲームへ。 ここで輝いたのが、相手の左・左ペアの陣形を見抜いた巧みな連携だ。司主将が相手の空きやすいフォア側へ果敢に攻め込んで体制を崩すと、山田が決定打となる強烈なフォアドライブを叩き込む。激闘の末、大熱戦を制して見事に勝利を挙げた。関東学生優勝ペアを相手に値千金の勝利を挙げ、秋リーグへの期待が高まる試合だった。

強敵専大ペアに勝利を挙げた司主将・山田ペア
ダブルスに続き登場した司主将。第1ゲームは得意のドライブラリー戦を展開する。コースを打ち分けられても冷静に対応し、最初のゲームを奪取。 しかし、第2ゲーム以降はプレッシャーからかミスが重なる苦しい展開に。相手を揺さぶる攻撃を見せるものの、相手の堅固なブロックに阻まれ得点につながる一打を決め切れない。最後まで粘りを見せたが、反撃もむなしく、ゲームカウント1-3で敗れた。
4年ぶりの関東開催となった今回のインカレ。ベスト16の壁を壊し、見事ベスト8に輝いた。特にダブルスはさまざまな組み合わせで出場し、確かな手応えを感じられた大会となった。今後はさらなる個人の強化、そして日本一を目指して、クラウドファンディングを始める早大卓球部。
クラウドファンディングを通じて個人、チーム全体のさらなるレベル向上を図り、来年のインカレでは日本一の座を狙う。また、1カ月後の9月には秋リーグが開幕する。4年生にとっては最後の団体戦となる秋リーグ。昨年は優勝を果たした大会で再び優勝を果たすため。カギとなる勝負の夏を迎えた早大女子の挑戦は始まったばかりだ。
(記事 三浦佑亮、牧咲良 写真 三浦佑亮、藤本聡、牧咲良)
▼試合結果
| 決勝トーナメント1回戦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 早大 | ○3-1 | 青学大 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 司 | ●1-3 | 小林 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 堀江 | ○3-1 | 杉山 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 司・小野 | ○3ー1 | 小林・久保 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 渡邉 | ○3-2 | 久保 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 小野 | 工藤 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 決勝トーナメント2回戦 | ||
| 早大 | ○3-1 | 立命館大 |
| 堀江 | ●2-3 | 中谷 |
| 小野 | ○3-1 | 古賀 |
| 司・山田 | ○3ー2 | 中谷・岡田 |
| 司 | ○3-0 | 吉田 |
| 渡邉 | 岡田 | |
| 決勝トーナメント準々決勝 | ||
| 早大 | ●1-3 | 専大 |
| 堀江 | ●0-3 | 村松 |
| 小野 | ●0-3 | 田 |
| 司・山田 | ○3ー2 | 首藤・遊佐 |
| 司 | ●1-3 | 島村 |
| 渡邉 | 遊佐 | |