4月11日 春季関東大学リーグ戦 神奈川・小田原アリーナ
春季関東大学リーグ戦の初戦は日大と対戦。新体制となって初の公式戦ながら、第1セットから安定したプレーを見せる。終始余裕をもった試合運びとなり、多くの選手が交代で出場し役割を果たした。セットカウント3―0(25―15、25―14、25―14)で勝利した。
第1セット序盤からOH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)がサービスエースを放ち、好調な滑り出しで試合をスタート。MB麻野堅斗副将(スポ4=京都・東山)のブロックとクイックや、OP中上烈(スポ2=京都・洛南)のバックアタックで得点を重ねる。相手のコンビのずれから流れに乗り切れていない状況を逃さず、リードを広げていく。OH徳留巧大(スポ3=長野・松本国際)が相手の厳しいコースのサーブを返球し、MB菅原啓副将(教4=山形南)が打ち切るなど相手の攻めたプレーにも対応。小野のディグから徳留がブロックに当てて弾いての得点や、ブロックタッチやディグで拾い小野が打ち切るなど切り返しの強さを発揮した。最後は相手の二段トスからのスパイクに3枚ブロックをきっちり揃え、ブロックシャットで25―15でセットを取った。

スパイクを打つ小野
第2セット、早大は菅原のクイックから、中上のブロックシャットで連続得点。第1セットに引き続き、序盤から小野の好調なサーブで相手を崩しラリーの展開に持ち込むと、リベロ布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)の2段トスから中上が打ち切る。中上のスパイクや相手のミスで点差が大きく開いたところに、中上がサービスエースで追撃しリードする。また、中上の献身的なレシーブから麻野のクイックにつなげ打ち切るなど、守備面での動きの良さも示した。攻撃でのミスがあっても、セッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)が強気にもう一度トスを託し、流れを断ち切らせない。中盤に相手の2連続サービスエースがあるも、次のサーブで小野がサービスエースを奪い返し追随を許さない。更にサーブで崩し、瀬川、布台のディグも光り5連続得点につなげると、新入生の西原涼瑛(スポ1=熊本・鎮西)が登場。小野のサーブで崩し、チャンスボールから西原がクイックを決め、走り回ってチームを大きく盛り上げる。続けて齊藤煌太(法1=京都・洛南)も出場し、大学公式戦デビューとなった。最後は相手のスパイクがアウトになり25―14でセットを取った。

スパイクを打つ西原
第3セット、中上のスパイクから得点し開幕。続けて中上のサーブで崩し、3枚ブロックで相手の攻撃をシャットし前に出る。ブロックタッチから切り返しで徳留がブロックを弾いての得点や、ラリーの中で菅原がブロックシャットし着実に得点を重ねていく。瀬川のディグからなんとかつないで体勢を崩しながら返球し、切り返しで小野が打ち切るなど1本のボールへの集中力の高さを発揮。麻野のブロックポイントや、リリーフサーバーの伊東昌輝(商4=山梨・日本航空)のサービスエースなどでブレイクを重ねる。更に小野のブロックやスパイクで点差を広げ、コートに残り守備を担う伊東のディグから、ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)がストレートコースにスパイクを決めた。最後は齊藤のサーブで崩し、相手のスパイクがアウトとなり、25―14でセットを取りセットカウント3―0で勝利した。

スパイクを打つ中上
新体制の初戦を非常に良い形で勝ち切った早大。攻撃、守備ともに高い集中力を維持しながら、早大の強みを発揮した試合となった。また、交代で出場した選手も含め、各々の役割をしっかりと果たすことができていたのではないだろうか。次戦の駒大は昨年からの経験値のある選手が多くいるが、早大らしさを生かし戦っていってほしい。
(記事、写真 井口そら)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 |
25-15 |
0 | 日大 |
| スタメン | ||||
| アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) アウトサイドヒッター 徳留巧大(スポ3=長野・松本国際) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ4=京都・東山) ミドルブロッカー 菅原啓(教4=山形南) オポジット 中上烈(スポ2=京都・洛南) セッター 瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北) リベロ 布台聖(スポ4=東京・駿台学園) |
||||
| 途中出場 | ||||
|
伊東昌輝(商4=山梨・日本航空) |
||||
コメント
松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)
ーー試合を振り返って
今日は初戦ということで色々想定外のことが起こるだろうと思ったのですが、4年生がしっかりチームのマネジメントをしてくれたので、自分たちでやってきたことがうまく出せたのではないかなと思いますので、すごくいい初戦だったのではないかなと思っています。
ーー新チームに求めることはどのようなことになりますか
この春のチームは、まず4年生がリーダーシップをしっかりとって、組織として自分たちの役割をまずやってもらいたいということと、あとは春のリーグなので勝ち負けということではなくて、ダイナミックにミスを恐れずにというプレーを目指してやってもらいたいなと思っています。勝ち負けはいつもこだわってないのですが、それ以上に出来栄えというか、プロセスを大事にしてもらいたいなというところを見ています。
ーー今年のチームはどのような特徴があるチームだと思いますか
両エースがディフェンスもオフェンスもいい形になっていますし、あとはセッターの瀬川が初めてなので、リベロの布台がどれだけ安定してセッターにボールを出せるかっていうことが大事になってくると思うので、リベロがしっかり入っていけば、周りの選手もボールが入っていくリズムが出てくるのではないかなと思います。セッターが1つキーになる大会ではあるので、その分アタッカーがセッターを育てる、チーム全体でセッターにいい状態を作るということが、今回のチームのテーマになってくると思いますね。
ーー今日の試合の瀬川選手のプレーはいかがでしたか
落ち着いてやれていましたね。元々人間的には素晴らしいし、浮ついたところというのがない選手なので心配していなかったのですが、予想通りいい形でプレーしてくれたというのはチームにとっての安心材料というか、今日安定したのは瀬川の力だと思っています。
ーー春リーグの目標を教えてください
結果というよりかは、自分たちがやってきたことが出せるかどうかということで、春の時期なので大量失点や大量得点があると思うけれど、そういう場面であっても自分たちの軸をぶらさずに、どれだけ早稲田らしさを追求できるかということを強化したいと思っています。
ーー次の試合への意気込み
明日も今日と同じように第1試合ということで、コンディション調整が難しいのですが、自分たちが何をすべきかというのをもう一度みんなで振り返りながら、それだけをやってもらいたいと思います。
瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)
ーー試合を振り返って
初戦ということもあったので、全員緊張するという思いで入っていたのですが、しっかり準備してきたことを試合で出せたと思うので、いい結果になったのかなと思います。
ーーリーグ戦にスタメンとして出場してみていかがでしたか
緊張しましたし、ちゃんとやらないとなという思いはあったのですが、今日の試合では自分らしさをしっかり出せたのではないかなと思っています。
ーートスワークに関してどういうことを意識していましたか
強気に攻めていこうというところで、交代で出てきた新入生に上げたり、1本ミスしても、もう一度同じところから攻めようという思いでやっていました。
ーー1本目をディグで上げて、転んだ体勢からつないで返すといった守備でのファインプレーもありました
セッターとしてトスワークを考えるのはそうなのですが、ディグとかレシーブとかブロックもチームでやってる以上は背負っていかなければいけないので、そういうところもチームに貢献できたので今日は良かったなと思います。
ーー次の試合への意気込み
今日のような楽な展開にはならないのかなと思うので、もう一回チーム全員で準備してきたことを全部出せるように頑張りたいと思います。
齊藤煌太(法1=京都・洛南)
ーー試合を振り返って
初戦ということで緊張感もすごくあったのですが、先輩方が当たり前のように勝っていて、2セット目も途中から出させてもらったのですが、すごい緊張してしまって自分のプレーをまともに出せていないので、自分としてはすごく反省です。
ーー出場する際にどのようなことを心がけていましたか
本気でやっていいよと言ってくださって、やろうと思ったのですが、ミスになってしまってどんどん自分で緊張してしまって、あまり自分の軸が持てていないです。
ーー次の試合への意気込み
明日以降の試合も機会があるならば、今日の反省を生かして、打つ気持ちをもって1年生らしくやっていきたいですし、先輩方がすごくいい流れで今日は試合ができていたと思うので、最後までしっかりそれを継続できるようにチームに貢献できればと思います。
西原涼瑛(スポ1=熊本・鎮西)
ーー試合を振り返って
序盤から先輩たちがすごくいい雰囲気で自分たちのいい展開ができていて、点差が離れていたのでもしかしたら自分が出るかもと思って準備して、少しはチームに貢献できたと思うのでよかったと思います。
ーー初出場でしたが緊張はありましたか
最初からもうずっと緊張していました。
ーー出場する際にどのようなことを心がけていましたか
とりあえずできることは少ないので、声を出してチームを盛り上げて、 1 年生らしく元気のあるプレーができるように心がけていました。
ーー次の試合への意気込み
次の試合では出場機会があるかはわからないですが、いつでも出られるように準備して、出た時にチームに貢献できるように頑張りたいと思います。