決戦の舞台に4年間かけてたどり着いた。全日本大学選手権(全日本インカレ)最終日、決勝のセンターコート。4年生と戦うことができる最後の試合として不足はない。対する筑波大とは、今季1勝1敗。どちらもフルセットまでもつれる激戦だった。しかし、この日は早大が持ち味を存分に発揮。決勝という大舞台で、チームカラーである「サーブで攻める」バレーを展開し試合を優位に進める。今季の集大成にふさわしい戦いぶりで、セットカウント3−0(25−20、25−21、25−18)のストレート勝ち。ついに『日本一』の偉業を成し遂げた。
女子の決勝が行われ、熱気に包まれていた体育館が徐々に緊張感に包まれていく。大学日本一を決める戦い、それは同時にこのメンバーで戦うことのできる最後の試合でもあった。スタメンコールが行われ、試合開始のホイッスルが鳴る。最初にスパイクを決めたのは、ここまで4年生としてチームを引っ張ってきた加賀優太(商4=東京・早実)だ。高い打点から鋭角のスパイクを決めると、自らがレシーブしたボールを軟打で得点。続いてサービスエースを奪う活躍を見せる。4年前、早大の優勝を同じ体育館の観客席から見ていたという加賀が、今度はプレーをする側としてチームに勢いを与えた。ここまでサーブの不調に苦しんでいた武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)もサービスエースを奪うなど、コースや緩急で工夫し、終始効果的なサーブを打ち続けた早大。まずは1セットを先取した。続く第2セット。宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)が1年生とは思えないスパイクで得点を重ね会場を沸かせる。練習に練習を重ねてきたブロックとレシーブの関係も良く、全員が粘り強くボールを拾い相手のミスを誘った。リードを保ったまま終盤へ。連続失点の嫌な流れを、村山豪(スポ1=東京・駿台学園)の豪快なクイックで断ち切ると、喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)がコートに入った。ケガから思うようなプレーができず苦しんだ秋以降。今自分にできることを、という思いから試合に臨む後輩たちを常に励まし、先頭に立って誰よりも明るく声を出し続けた。2段トスとなったボールに対し、喜入主将が迷わずバックセンターの助走に入ると、力強く打ち切る。リベロへの転向が決まっている喜入主将の最後の一打。惜しくも相手の好レシーブに阻まれたが、大きく崩したところを3枚ブロックで得点。ガッツポーズとともに強く円陣を組んだ。25−21。悲願達成へ向け残り1セットとした。
山﨑の一打が決まり全員で喜ぶ選手たち
第3セットも早大のペースは変わらず。強烈なサーブに乱れたレシーブを小林光輝(スポ3=長野・創造学園)がネット際で技ありのワンハンドトス。これを藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)がコート奥へのスパイクで得点。相手に連続ブレークを許さない圧巻の安定感を見せる。ピンチサーバー・土屋健太郎(スポ4=群馬・高崎)が放ったボールはネットイン。相手を大きく崩すと村山がブロックポイントを奪う。そして山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)がコートに入った。秋以降クイックが決まらずに苦しんだ山﨑。「思いっきり打つしかない」(山﨑)。小林のトスに迷いなく腕を振り抜くと、重たいボールが相手コートに突き刺ささった。会場からは悲鳴のような歓声が上がる。24−17。あと1点。そして、筑波大のサーブを全員で見送った。『日本一』。全員がコートに駆け寄り、笑顔で円陣をつくる。この一年の努力が、最高の結果として実を結んだ。
優勝が決まりコートで喜びを分かち合った
「自分たちの一番最低な時と一番最高な時が来た」(武藤)。秋季リーグ戦を全勝という結果で終え、優勝候補として臨んだ今大会。周囲の期待とは裏腹に、重圧からか思うようなプレーができなかった。2、3回戦はフルセットの末の薄氷の勝利。しかし、苦しい試合を乗り越える中でチームは一つになった。準決勝で本来のプレーを取り戻し、迎えた決勝。「やってきたことを全部出す」。一点一点に喜ぶ選手たちは最後の最後で、目指してきた早大バレーを体現して見せた。これで2連覇の夢が後輩へと託された。『WASEDA SPIRITS』を受け継ぐ新チームの挑戦はここから始まるーー。
(記事 杉山睦美 写真 藤原映乃、越智万里子、平川茜音、斉藤俊幸)
セットカウント | ||||
---|---|---|---|---|
早大 | 3 | 25-20 25-21 25-18 |
0 | 筑波大 |
スタメン | ||||
レフト 加賀優太(商4=東京・早実) レフト 藤中優斗(スポ3=山口・宇部商) センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園) センター 村山豪(スポ1=東京・駿台学園) ライト 宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西) セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園) リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智) |
個人賞
最優秀選手賞 喜入祥充
ブロック賞 村山豪
レシーブ賞 加賀優太
リベロ賞 堀江友裕
MIP賞(決勝戦) 加賀優太
優秀監督賞 松井泰二
金メダルを手に笑顔を見せる早大バレー部
コメント
松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)※優勝インタビュー・記者会見より抜粋
――決勝戦のゲームプランと実際の選手の戦いを見て勝因はどのあたりにありましたか
勝因は戦術的に言えばサーブをしっかり打ち切るということです。ミドルを防いでサイドに絞るということをずっとやってきました。その時のブロックとディグなど細かいことは相当練習してきたつもりなので、そのサーブがきょうは効いたのでこのような優位な展開になったのだと思います。我々は、今喜入主将からもあったように5セットを戦う体力は十分に備えている自信がありましたので、セットを取られようともおそらく普段の練習の成果を出せるだけのものがありました。2セット取った時点で、ある意味横綱相撲ができたのだと思います。あとは4年生が細かいところで最上級生として、下級生をまとめてチーム全体が一つになれたことが大きな勝因だと思います。
――ここまでの大会を振り返って
4年生をスタートから外さなくてはいけないという辛い決断もありましたが、チームのことを考えてそれぞれが自分の役割を果たしてくれたと思います。
――この優勝はチームにとってどのような優勝ですか
大会に入って、フルセットフルセットと、硬くなってしまって自分たちのバレーができませんでした。1試合1試合自分で考えながら苦しみながら、殻を破って成長できたと思います。
――選手にはどのような言葉をかけたいですか
本当におめでとう。よく頑張ったということで、たくさん褒めてあげたいと思います。
喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)※優勝インタビュー・記者会見より抜粋
――キャプテンとしてきょうの試合はどのようにご覧になっていましたか
相手のミスに助けられた部分もあったのですが、新チームになってから自分たちが1年間やってきたことが、結果としてこのようなかたちで終われたのでとても良かったと思います。
――春と比べてチームが成長する転機となったのは
秋リーグを全勝優勝という形で終わることができたのですが、4年生が引っ張っていけたかと言われたらそうでもなかった試合でした。天皇杯予選で4年生中心のチームで行って、日体大に敗戦というところで、チームの軸として4年生がしっかりしないといけないというところでそういう敗戦を喫してしまいました。そこからチームの中でぶつかるところもあったのですが、その中で生まれたエネルギーがチームのエネルギーとなっていけたことが良かったのだと思います。4年生が必死になることで、下級生が感化されてチームの向かうべき日本一という目標に向けてひとつになれたのだと思います。
――喜入選手が目指してきたチームになりましたか
そうですね。下級生中心のチームなのですが、一人一人が役目を果たしてくれたと思います。
――4年生として、こみ上げてくるものはありましたか
最後ということもあったのですが、このチームで日本一というてっぺんが取れて良かったです。
――本当に素晴らしいチームでしたね
はい!下級生がよくやってくれたと思うので早大は来年も再来年も日本一を取ってくれるって期待しています。これからも早大の応援を宜しくお願いします。
山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)
――優勝おめでとうございます。感想をお願いします
優勝できてやはり嬉しいです。
――優勝が決まった瞬間は
割とそんなに感動というよりも、よかったという感じの方が強かったですね。
――終盤、コートに入ってから鋭いスパイクを決める場面もありました
とりあえずもう最後の1点なので、思いっきり打つしかないと思って打ちました。
――今年1年間を振り返っていかがでしたか
特に後半、チームの役に立てなかったというのがあって、秋リーグと全カレはあまり出られなくて後輩に助けられるという形だったんですけれど、1年間通してやってきたことがチームとして実った年だったのではないかと思います。
――この1年は山﨑選手からどんなチームに見えていましたか
個人的な意見なんですけど、すごくチーム力のあるいいチームだなと思っていました。
――4年間を振り返っていかがでしたか
4年間通して、自分はそんなに出られたわけではないですけど、この4年間があったからこの先も続けていくことができると思うし、すごくいい4年間だったのではないかと思います。
――この4年間で1番成長したことは
高校と比べて、自分でしっかり考えてプレーすることができるようになったと思います。
――同期に向けて一言お願いします
同期に関しては、最後までプレーしてくれて、他のメンバーもすごく支えてくれて最高の1年だったと思います。
――後輩に向けて一言お願いします
来年、再来年とすごくプレッシャーがかかると思うんですけれど、やはり今年勝ったという実績もあるのでのびのびやってほしいと思います。
――これからVプレミアリーグに行かれますが、一言抱負をお願いします
この先続けても自分らしさを出していけるように頑張りたいと思います。
廣瀬雄大(法4=京都・洛南)
――きょうの優勝が決まった瞬間のお気持ちを教えてください
あまり実感なく終わりました。
――コートの外から見ていて、今年の早大はどういうチームでしたか
今年はメンバーがなかなか決まらなくて、秋リーグでの喜入の怪我があったり、夏合宿で山﨑が不在だったりで、下級生が多く入ったのですが、加賀がうまくまとめてくれたり、喜入や土屋がよく声かけてくれたり、バランス良くいいチームになれたなと思います。
――主務として、きょうの決勝はどういう思いでしたか
事務作業とかは後輩に任せていたのですが、その分もチーム内ではずっと明るくいようという思いで1年間やっていました。
――4年間を振り返っていかがですか
バレーボールを辞めたくなることもありましたが、最後このように終われてよかったなと思います。色んな人にありがとうと言いたいです。
――最後に同期と後輩に一言ずつお願いします
同期には、これからも面倒みてくださいと伝えたいです。後輩には、同じ道を歩まないでくださいと。
加賀優太(商4=東京・早実)
――今大会を振り返って
4年前に早大が優勝したときにその試合をちょうどこの大田区総合体育館の観客席から見ていました。そこで早大が日本一になる姿を見て、大学でもバレーを続けようと思いました。実際にきょうも母校の後輩が僕の試合を見に来てくれて、実際にこうして日本一になる姿を見せることができたので、後輩に少しでも早大で大学バレーをやりたいと思えるようなきっかけをつくれていたらなと思います。
――最後の試合ということでしたが、いつもとは違った思いもありましたか
そんなに特別な感情はなくて・・・。目の前の試合に勝つことで精一杯でした。最後の試合だからどうしようということではなく、普段のリーグ戦みたいにデータをしっかり入れて、筑波大にどう勝つべきかということしか考えていませんでした。本当はもう少し楽しめたらよかったのですが、勝負がかかっていたので、逆に変に気負わずにできたのだと思います。
――チームご自身ともに一番のプレーができたのではないですか
僕は全然活躍していないのですが、後輩たちがだいぶ苦しいところで決めきってくれました。流れが傾きかけたところで、それを取り戻すようなプレーが出ていたので、ずっと主導権を握れていたのだと思います。僕は全然、結局最後までまだまだでしたね(笑)。
――優勝した瞬間を振り返って
まだそんなに実感が湧いていなくて・・・。まだ実感できていないですね。
――レシーブ賞を受賞されました
僕のレシーブの何を評価してくれたのかは、わからないですが・・・(笑)。誰が評価してくれたのかわからないですが、素直に嬉しいです。
――昨年の全カレでは「今まで最後の一年に悔いが残ることが多かった」というお話をされていましたが、今回は悔いなく終わることができましたか
結果もそうですし、ここまでのプロセスでも負けても後悔のないようにということを念頭に置いて練習に取り組んできました。悔いなく試合に臨むことができましたし、悔いなく試合を終えることができました。
――4年間ともに過ごした仲間に向けて
あしたからそんなに会わないのかもしれないですが、あすからも会う気がしてならないです。それぞれVリーグに行ったり、社会人になったり、もう一年学校にいたりそれぞれ別の道に進むと思うのですが、この4年間はだいぶ密度の濃い4年間だったと思うので、まだまだこの先もずっと付き合い続けてくれたら嬉しいです。
――後輩たちに期待することは
春リーグからだいぶプレッシャーもあると思いますが、気負わずにやったほうがいい結果が出るということは今大会を通して実感できたはずなので、それだけを忘れずにまた来年も優勝することを期待しています。
土屋健太郎(スポ4=群馬・高崎)
――優勝おめでとうございます。優勝が決まった瞬間の気持ちを聞かせてください
4年間楽しい事も苦しい事もあいありましたけど、この1勝で早稲田大学でバレーボールをやってきて良かったなと思いました。
――試合終盤の重要な場面での出場となりましたがどのような気持ちでコートに入りましたか
やるべきことはしっかりやってきて、練習もちゃんとやってきていたので、今までやってきたことを全部出してやれば間違いないなと思っていたし後輩たちが主体となっている中で、ああやって自分が入ることで雰囲気を変えられたり、盛り上げることができたらいいかなというのがありました。
――ピンチサーバーとしての出場から、効果的なサーブが決まりました
そうですね、狙ってはいましたが、まずはサーブをしっかりとデータ通りの効果的なところに打ってそこからの展開ができたらいいかなと思っていてその通りに打てたので良かったです。
――試合に出るまでチームをどのように見ていましたか
中でやっている選手ではわからない、外にいるからこそわかることもあるので、そういったことを冷静に見つつ、いつでも出られるように準備したりみんなに声かけたり、外から見て気づいたことを伝えたりしていました。
――今大会を振り返ってみていかがでしたか
途中の2回戦負け、3回戦負けも覚悟した中で、そこからずっとストレートで勝ってきて最後も勝てたので、今までやってきたことは間違いでは無かったし、全て出せて良かったと思います。
――4年間を振り返ってみていかがですか
早稲田大学に来てバレーボールができて本当に良かったな、っていう本当にそれだけです。
――この試合で引退となりますが、後輩に向けて何かございますか
自分たちがやっていることは本当に間違いないと思うので1日1日大切に、しっかり練習していって欲しいなと思います。
藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)
――優勝おめでとうございます。率直な感想お願いします
1番はほっとしています。
――優勝した瞬間は
正直に言うと、長くて厳しい戦いが続いたので、やっと終わったと言う気持ちが大きかったです。
――4年生を胴上げできましたが
普段の練習から私生活までずっとお世話になってきた先輩なので、胴上げという形で恩返しというか、いいおもいをしてもらえて良かったかなと思います。
――きょうもストレートでの勝利でしたが
相手のミスに助けられた部分が大きいと思うんですけど、相手がどうこうではなくて自分たちがやることをブラさずにやれたということが1番は良かったかなと思います。
――ご自身のプレーに関しては、きょうは何点くらいをつけますか
個人では20〜30点くらいですかね。優勝チームとして勝てましたけど、個人としては納得していないので、そこは一旦オフを挟んでやり直したいと思います。
――今年1年間を振り返ると特に秋以降は強かったのではないでしょうか
春、東日本、秋と、この全カレの試合のために取り組んできたので、各大会で取り組んできた課題は間違っていなかったかなと思います。
――下級生中心のチームでした。来年以降の活躍も期待できるのでは
たぶん周りとか、自分たちの中でも1人しか変わらないというのはあるかもしれないですけど、相手もメンバーは変わってきますし、自分たちも1人だけ変わったところで今まで通りのバレーをしてても勝てる保証はないので、もう一回チームを崩して、個人個人基礎から練習に取り組んで、中心となるメンバーはわからないですけど、もう一度一からチームを作り直して、また全カレできょうのような思いができるようにしたいと思います。
――最後、4年生に一言お願いします
ありがとうございました、という感じですね。
小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
――優勝おめでとうございます!いまのお気持ちをお願いします
この瞬間のためにこの1年間このチームでやってきたので日本一取れて嬉しいです。
――早大が終始主導権を握ったきょうの試合を振り返って
きょうは全国の学生の中で2チームのための舞台だったと思うんですけど、その中で自分たちがやってきたことを全部出して、ぶつけて、楽しもうという思いでみんなやってきました。その結果が3-0で勝てたというのはよかったと思います。
――ご自身のプレー振り返って
決勝戦ではあったんですけど自分の中で冷静にあいてをみながらできたので、1年間の中できょうが一番いいゲームメイクだったと思います。
――大会を振り返って
振り返ってみるとうまくいかないこともあったんですけど一試合一試合があっという間でした。4年生への想いを一球一球にぶつけて結果、優勝できたので最高のかたちで終われたし、4年生に結果として感謝の想いを伝えられたかなと思います。
――胴上げもすることができましたね
はい!それが目標だったのでよかったです。
――小林選手にとってどんな一年になりましたか
自分にとって成長の一年になりました。1年生の時からいまの4年生には可愛がってもらって、育ててもらったのでその恩返しとして最後こういうかたちで日本一、学生の頂点に立てたということで、最高の一年になりました。
――らいねんからは小林選手が4年生としてチームを引っ張る立場となります。意気込みをお願いします
らいねんは2連覇がかかっていると思うので、ことし4年生が築いてきたものを引き継ぎながら自分たちが引っ張っていけたらと思います。
武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
――優勝おめでとうございます!いまのお気持ちお願いします
ありがとうございます。あんまり実感がわかない感じがするんですけど(笑)。優勝できたことは本当に嬉しいことだと思ういます。僕決勝はフルセットいくかなと思ってたんですけどストレートで勝ってよかったなと思いす。
――終始早大のペースでしたが試合を振り返ってみて
筑波がミスが多かったっていうのが大きいですね。筑波はきのうフルセットやって、気持ち的にも満足はしてないとは思いますけどちょっと緩んでた気もするし、体力的にも僕らの方が圧倒的に体力勝ちだったので、トレーニングは本当にやってきた甲斐があったかなと思います。
――今大会、得意のサーブが思うようにいかない中、きょうはサービスエースでチームに勢いをもたらしました
僕自身、ストレートを打つのが得意なんできょうはもともとストレートでいこうって決めてて、それがうまくハマってよかったと思います。
――ご自身のプレーを振り返って
きのうまであんまりよくなかったので(笑)。でも、もともと決勝を目標にやってきていたのでその決勝で、全て出せたかと言われるとちょっとわからないんですけど、安定したプレーがしっかりできたのはよかったかなと思います。
――どんなところが改善点として残りましたか
クイックがやっぱりマークが厳しかったと思うんですけど。決め切れたっちゃ決め切れたんですけど、もっと力強いスパイクが打ててたらもっとクイックにマークが引きつけられるのかなと思いました。
――大会全体を振り返って
2、3回戦本当に苦しい中やってきて、そのあとはストレートで勝てました。自分たちの一番最低な時と一番最高な時がきて、波があるのが学生スポーツなのかなと思うんですけど、らいねんはまた日本一取れるように、その波がなくなってもっといいチームができるようにこれからまた練習していきたいと思います。
――この一年を振り返って
長かったようですごく短く感じて。一年間ずっとスタメンで出させていただいて自分的にも何が足りてないのかとか、逆にこういう部分は通用するんだなむということもわかってきました。これから二年間、ことし含めてインカレ3連覇できるようにこれから練習していきたいなと思います。
――らいねんからは3年生と上級生になりますが、意気込みをお願いします
らいねんからはきょう優勝したんですけど、きょうの優勝が始まりとしてこれから3連覇に向けて。またらいねんになるんでけど1年、ケガとかもあるんでそれを治しつつもインカレに向けて一からつくり直していきたいなと思います。
堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
――優勝おめでとうございます!いまのお気持ちお願いします
本当にうれしいですね!(セットカウント)3-0だったんですけど、優勝に突き進んでやってきて本当によかったなと思います。
――試合を振り返っていかがでしたか
こっちもいいバレーできたんですけど、相手のミスも多くて思い通り以上にいい運びができたと思います。
――全てのプレーにおいて早大が優っており、早大のバレーだったと思います
そうですね、本当、序盤2、3回戦は思うようにできなかったので、最後の最後に全部出すっていう意味でいいプレーができたんじゃないかなと思います。
――ご自身のプレー振り返ってみて
いいプレーでしか今までの恩返しはできないと思っていたのでいつも以上に集中してアップの時からやっていました。
――リベロ賞受賞おめでとうございます。ガッツ系だけではなくプレーで魅せる活躍できたと思います
序盤はいいプレーできなくて悩んでたんですけど、最後いいプレーができてちょっとは自分のいいところをみんなに見てもらえたかなと思います。でも、まだ2年生なので先見すぎるのは良くないと思うんですけど3連覇これからできるようにしていきたいです。
――3年生となるらいねんへの意気込みをお願いします
4年生のために頑張った結果がこれなので、次は上級生になるという意味で(下級生に)頑張ってもらえるように自分も引き続き頑張ってらいねんも優勝したいと思います。
村山豪(スポ1=東京・駿台学園)
――優勝が決まった瞬間のお気持ちを教えてください
1年間ずっと目標にしてきたことが達成できて、すごく嬉しかったです。
きょうの決勝を振り返っていかがですか
絶対に負けたくなかったので、それをしっかり気持ちとプレーて出せたのかなと思います。
――きょうはスターティングメンバーとしての出場でしたが、どういうお気持ちでコートに入りましたか
出れない4年生の分も背負って戦おうと思っていて、しっかりそれを果たせたのがよかったなと思います。
――今大会ではフルセットに持ち込む試合が多かった印象ですが、決勝で筑波大にストレート勝ちできたことに関してはいかがですか
勢いを大切にしようということだったので、1セット目の入り方であったりという所を大切にしながらできたのがよかったのかなと思います。
――ブロック賞を受賞されましたが、きょうのブロックの調子はいかがでしたか
あまり止められたのを覚えていないのですが、大事な所でしっかり止めたり、ワンタッチにすることが自分の仕事だと思うので、それがしっかりできたのかなと思います。
――きょうのアタックに関してはいかがですか
マークされていても決めるということが大事なので、これからもそこが課題だなと思います。
――秋季リーグ全勝優勝からの全カレでしたが、そこに関してはいかがですか
どこのチームも早稲田をマークしてくるというのはあったと思うので、そのプレッシャーを跳ね除けて勝てたというのはよかったなと思います。
――これで4年生が引退ですが、来年度以降どういうチームになっていきたいですか
またここから新しく再スタートだと思うので、もう一度全日本インカレで優勝できるようにしたいなと思います。
――最後に、来年度への意気込みをお願いします
来年も苦しい展開が続くと思うので、そこでしっかり勝ちきって、また日本一とりたいなと思います。
宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)
――優勝おめでとうございます。率直な感想お願いします
最後、優勝して4年生や保護者、支えてくださる方に恩返しできたと思います。
――優勝した瞬間は
とにかく嬉しかったですし、4年生の顔とかをみて込み上げてくるものがありました。
――きのうのインタビューでは、4年生を胴上げしたいとおっしゃっていました。有言実行ですね
そうですね、きょうは残り1試合ということで、4年生とは最後だし、後悔しないように思いっきりやれと言われたので、その言葉を信じてプレーしたら結果がついてきて嬉しいです。
――きょうの筑波大戦もストレートで圧倒できたのではないでしょうか
きょうは攻めるというのを心がけていたので、サーブからしっかり攻めてブロックでしっかり対応したのがよかったと思います。
――スパイクはご自身ではいかがでしたか
しっかりストレートにはたけたというのは良かったと思うんですけど、二段トスとかのハイボールをブロックに捕まったりだとかそこの処理が課題です。
――サーブはいかがでしたか
サーブはきょうは攻めていたんですけど、入ったボールは良かったんですけど、ミスったものも多かったので、そこが修正点かなと思います。
――1年を振り返ると、大活躍の1年間だったのではないでしょうか
今年1年間を振り返って、いろいろな大会を経験して、自分として、気持ちもプレーも成長できて、内容の詰まった1年間だったと思います。
――1番記憶に残っている試合や場面はどこでしょうか
全カレの法政大戦は追い込まれた中でチームが一つになって勝てて、大阪商業大戦もそうですけど、追い込まれた中でチームが一つになった実感があって、そこが自分の中で印象に残っている試合です。
――来年に向けて目標をお願いします
来年はもっと自分自身成長して、またこの舞台で優勝できるように頑張りたいと思います。