MF鍬先祐弥のV・ファーレン長崎への来季加入が内定!

ア式蹴球男子

 10日、J2のV・ファーレン長崎がMF鍬先祐弥(スポ4=東福岡)の来季新加入内定を発表した。先月清水エスパルス入りが発表されたFW加藤拓己(スポ3=山梨学院)に続き、今季の早大からは2人目のプロ入り内定、4年生としては嬉しい内定第一号となった。

中盤でピンチの芽を摘み取ると、攻撃でも高い質を見せた

 「チームを勝たせられる選手になる」。今シーズン、鍬先の口から何度も聞かれた言葉だ。元来、高い対人守備能力と豊富な運動量を武器とし、守備的ボランチとして絶対的なポジションを確立していた。しかし今季は攻撃面での貢献をモットーとし、攻守において存在感を示した。目指すところは『究極のBox to Boxプレイヤー』だという。

 V・ファーレン長崎は2013年にJリーグに加入。2017年にはJ1昇格を成し遂げており、またJ2を戦う今シーズンも39節終了時点で2位との勝ち点差2の3位につけ、昇格争いを繰り広げている(上位2チームがJ1へ自動昇格)。2024年には、サッカー専用スタジアムを中心にアリーナやオフィス、商業施設を兼ね備えた『長崎スタジアムシティ』の開業も予定されており、益々の発展が予想される新進気鋭のチームだ。

頭部に負傷を負っても臆することなくピッチに立ち続けた

 「思い入れは強い。地元のために走って戦えるというのは幸せなこと」と、以前早稲田スポーツの行ったインタビューでは、地元九州への思いも聞かれた。必ずや『ゼイワン』の舞台で躍動し、故郷長崎のサポーターにVITÓRIA(勝利)を届けてくれることだろう。

(記事 橋口遼太郎、写真 初見香菜子、山崎航平)

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◆鍬先祐弥(くわさき・ゆうや)

1998(平10)年5月15日生まれ。176センチ、72キロ。東福岡高校出身。スポーツ科学部4年。関東大学リーグ戦で、1部通算56試合4得点2アシスト(12月9日現在)。

ボランチが本職の鍬先選手。今季はアンカーやシャドーのポジションで出場していますが、昨季までは右サイドバックとしての起用される場面も多く見られました。新天地での活躍に期待です!