新体制での初勝利

男子バスケットボール

 新体制でスタートした東京六大学リーグ戦2日目。これ以上の黒星を重ねるわけにはいかない早大はきょう、東大、立大と対戦した。初戦は、選手を入れ替えながら東大に完勝。続く立大戦では苦しい試合展開となるものの、G池田慶次郎主将(社4=東京・京北)の好プレーを皮切りに逆転に成功する。そのまま大幅なリードを保ったまま勝利。嬉しい2連勝となった。

 第1試合の東大戦には、新戦力を含めた多くの選手が出場。早大は第1クオーター(Q)残り3分23秒までに東大に1点も許すことなく大量リードを奪う。特に第3Qではオフェンスが冴え、G森井健太(スポ2=京都・洛南)のアシストパスが光った。勢いに乗った早大は最後まで試合を支配し続け、83-37と快勝。リーグ戦初勝利を飾った。

今季主将を務める池田

 第2試合目の立大戦は池田主将をはじめとする主力選手でスタート。立大と同じ2部リーグに在籍する早大にとっては負けられない一戦となった。序盤からSF新川敬大(スポ2=東京・京北)がスリーポイントシュートを決めるなど、立ち上がりは順調に見えたものの、立大の圧倒的なシュート力を前に一時はリードを背負う形となる。流れを変えることのできないまま、34-34と同点で前半を折り返した。しかし、第3Qの池田主将のバスケットカウントを機に試合は大きく動き出す。新川の速攻、さらにはG國枝健太(社4=東京・早大学院)、SF澁田貴大(スポ3=東京・京北)のスリーポイントシュートなどで大量得点を挙げると、立大を一気に畳み掛けた。その後もコンスタントに点を重ねた早大が89-73と快勝。貴重なリーグ戦2勝目となった。

この日存在感を示した國枝

 昨日の連敗とは一転。新主将の元、チームの結束力が証明されたこの試合。若い芽の台頭も目覚ましく、今後の活躍にも注目したい。あすの明大相手にどこまで早大らしいプレーを展開できるのか。悲願の1部昇格のために――。早大男子バスケットボール部は進み続ける。

(記事 八木美織、写真 渡部歩美)


※記事中の学年は新年度のものです。

第11回東京六大学リーグ戦 3月21日(vs東大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

17 16 31 19 83
東大 11 15 37
◇早大スターティングメンバー◇
G#18 森井健太(スポ2=京都・洛南)
G#11 河合祥樹(スポ3=京都・洛南)
G#22 國枝健太(社4=東京・早大学院)
F#21 南木俊樹(社2=東京・早実)
C#38 宮脇隼人(スポ3=京都・洛南)
第11回東京六大学リーグ戦 3月21日(vs立大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

16 18 31 24 89
立大 22 21 13 17 73
◇早大スターティングメンバー◇
G#34 池田慶次郎主将(社4=東京・京北)
G#7 石原卓(社2=東京・京北)
SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北)
C#15 富田頼(スポ1=京都・洛南)
C#38 宮脇隼人(スポ3=京都・洛南)
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