東京六大学リーグ戦を迎え、シーズンの幕開けとなった早大男子バスケットボール部。ルーキーがチームに加わり、新体制で挑む今大会。初日のきょうは格上の法大、慶大と対戦した。いずれの試合も接戦を繰り広げるも最後にリードを許し、76-84、67-77と開幕2連敗を喫す。結果こそ残せなかったものの、新1年生の活躍が多く見られ今後の早大に期待が高まるスタートとなった。
開幕戦は関東大学リーグ1部に所属する法大だ。早大はスターティングメンバーに起用された期待の新人、C富田頼(スポ1=京都・洛南)らを中心に得点を重ねる。この試合がデビュー戦となる富田であったが、持ち前のフィジカルでコート上での存在を大きく発揮。どちらもリードを許さないゲーム展開が続く中、G国枝健太(社4=東京・早大学院)、SF澁田貴大(スポ3=東京・京北)ら上級生が落ち着いてスリーポイントシュートを沈め、25-23で前半を折り返す。ゲームが大きく動いたのは第4クオーター(Q)。試合終盤にかけて決めきれない早大が、相手に隙を与えると、徐々に点差を広げられ、76-84で試合終了。悔しくも白星スタートとはならなかった。
チームに流れを引き寄せた澁田
第2試合に迎えた慶大戦では開始早々、G池田慶次郎主将(社4=東京・京北)が速攻で連続得点をものにする。主将の猛攻に続くようにSF伊藤諄哉(人3=京都・洛南)が確実にシュートを収め、試合に流れをつくり出す。38-37で折り返した後半。ここでもルーキーたちの活躍が光る。速いテンポで繰り広げられるゲームの中、富田、F濱田健太(社1=福岡第一)らがゴール下でのシュートを確実なものにし、チームに一体感をもたらした。このまま試合を支配していきたい早大。しかし、第3Q終盤でまたもや相手にリードを許してしまう。その後もメンバーを入れ替え、奮闘するも差を縮めることはできず67-77で惜敗。早慶戦での栄冠は、6月に行われる早慶定期戦までのお預けとなった。
確実にシュートを沈めた伊藤
昨シーズンは関東大学2部リーグ戦を4位で終え、1部昇格とはならなかった早大男子バスケットボール部。新体制で臨んだ今大会では、多くの選手を起用し新しい雰囲気を漂わせた。多彩なセンスを携えるルーキーたちからも、今後のチームへの大きな期待が高まることだろう。ことしはどのようなシーズンを展開していくのか。これまでとは違ったプレースタイルに注目しながら、チームがよい方向に向かっていくことを願ってやまない。早大男子バスケットボール部の新たな挑戦が、いま始まった―――。
(記事 渡部歩美、写真 東哲也)
※記事中の学年は新年度のものです。
第11回東京六大学リーグ戦 3月20日(vs法大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
25 | 13 | 23 | 15 | 76 |
法大 | 23 | 17 | 15 | 29 | 84 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#34 池田慶次郎主将(社4=東京・京北) G#7 石原卓(社2=東京・京北) SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北) C#15 富田頼(スポ1=京都・洛南) C#38 宮脇隼人(スポ3=京都・洛南) |
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第11回東京六大学リーグ戦 3月20日(vs慶大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
16 | 22 | 17 | 12 | 67 |
慶大 | 15 | 22 | 26 | 14 | 77 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#34 池田慶次郎主将(社4=東京・京北) G#7 石原卓(社2=東京・京北) SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北) F#27 濱田健太(社1=福岡第一) C#38 宮脇隼人(スポ3=京都・洛南) |
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