関東大学2部リーグ戦(リーグ戦)で思うように白星を手にすることができていない早大バスケ部。入れ替え戦出場のためにこれ以上の負けが許されないなか、日体大との試合を迎えた。立ち上がりは良かったように思われたが、前半終了時点で10点以上の差をつけられると、一度も逆転することができないまま81-88で試合を終えた。これで5敗目となり、今季リーグ戦において初の連敗を喫することとなった。
試合は、G池田慶次郎(社3=東京・京北)のスリーポイントシュートから動き出した。すると、その池田のプレーに続くようにG河合祥樹(スポ2=京都・洛南)の積極的なカウンター攻撃、SF新川敬大(スポ1=東京・京北)の安定したスリーポイントシュートでチームに流れをもたらす。しかし早大のミスが目立つようになると、そのまま相手に流れを持っていかれる。第2クオーター(Q)では日体大の攻撃に歯が立たないまま、3分半シュートを決められない展開に。なんとか立て直そうとG石原卓(社1=東京・京北)が速攻で点を稼ぐも、リズムをつかみきれず35-46で試合を折り返すこととなった。
得意のスリーポイントシュートを沈めた新川
迎えた後半。対する日体大のシュートミスが目立つようになると、池田、河合らを中心に早大が再び優勢の展開を繰り広げた。第3Q中盤には50-55と得点差を縮める。しかし、好機をものにすることができずに相手の攻撃を許すと、またもや10点以上差をつけられてしまう。早大がリズムをつかむきっかけとなるプレーがないまま、時間ばかりが進む。終盤にかけ、攻守共に奮闘し連続シュートを獲得するも、試合終了のブザーが鳴り響く。81-88でリーグ戦初の連敗を喫することとなった。
チームに勢いを与えた石原
前回の試合では20点以上の差をつけて勝利を飾った相手(88-62)だけに悔しさばかりが残った今回のゲーム。これで今季リーグ戦も残るはあと5試合となった。なかなか思うような結果が残せない早大バスケ部だが、「下を向かずに次のために切り替える」(河合)というようにまずはあすに控える中央大との試合に万全を備える必要がある。残りの戦いではより多くの選手たちの笑顔が見たいものだ。
(記事 渡部歩美、写真 橘高安津子)
第90回関東大学2部リーグ戦 10月11日(vs日体大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
23 | 12 | 24 | 22 | 81 |
日体大 | 24 | 22 | 26 | 16 | 88 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#34 池田慶次郎(社3=東京・京北) G#11 河合祥樹(スポ2=京都・洛南) SF#36 澁田貴大(スポ2=東京・京北) F#16 山本純平(スポ3=福岡第一) C#38 宮脇隼人(スポ2=京都・洛南) |
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◇主なスコアリーダー◇ | |||||
得点 池田慶次郎:21得点 リバウンド 新川敬大、澁田貴大:5リバウンド アシスト 河合祥樹:5アシスト |
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コメント
G河合祥樹(スポ2=京都・洛南)
――今季初の連敗ですが、きょうの試合を振り返っていかがですか
前回の敗戦を生かして、この一週間とにかくディフェンスの練習をしてきたにもかかわらず、きょうの試合でそれが出し切れなかったです。チーム全体で意識はしていたのに、それをやりきれなかったということが、きょうの敗因だと思います。
――具体的にきょうのディフェンスで悪かった点は
相手にミドルドライブをされないことがチームとして一番大きいルールだと思うんですけど、それを日体大のガードのプレーヤーにやられてしまって、そこからレイアップやキックアウトとかいろんなプレーをされてしまったのがいけなかったと思います。
――試合の入りは良かったと思いますが、流れが変わってしまった原因は何でしょうか
相手のディフェンスの粘りに対して、僕たちのミスが出てしまったことが原因かなと思います。
――試合後のミーティングでは何を話しましたか
すごく追い込まれた状況なので、きょうの負けには下を向かずに次のために切り替えるということと、もう一度チームルールを徹底しなければ、このまま1勝もできないということも言われたので、もう一回チームの基礎を見直さなきゃならないと思いました。
――今後どのようにチームを立て直していきたいと思いますか
残りの試合でちゃんと自分たちのバスケをして、なおかつ勝利することができればまだ僕らにも希望はあると思うので、まずは勝つということが今後の試合にもつながっていくと思うので、しっかりやっていきたいと思います。