立大、明大に対し嬉しい2連勝!

男子バスケットボール

 今季の展望を占う東京六大学リーグ戦2日目は、昨年度4位の立大、2位の明大と対戦した。前日に1勝を挙げ、さらに勝ちを重ねたい早大。第1試合では流れを手にした立大に押される場面もあったが、序盤のリードを守り切り勝利。第2試合は逆に追いかける試合となり、最終クォーター(Q)でついに逆転に成功する。順調に勝ち数を伸ばして2日目を終えた。

 第1試合の立大戦では多くの選手が出場し、前半は余裕を持った試合運びを見せた。第1Q中盤では前日に引き続き出場のC中川雄太(スポ1=京都・山城)がリバウンドとバスケットカウントを落ち着いて決め得点を重ねる。同じくルーキーのG森井健太(スポ1=京都・洛南)のプレーで光ったのは機動力のあるアシスト。相手のターンオーバーから森井が速攻を演出し、F伊藤諄哉(人2=京都・洛南)が得点につなげる息の合ったプレーが見られた。だが、立大の連続得点などによりペースを乱され得点を伸ばすことが出来ず失速してしまう。差を詰められるも前半の得点が貯金となり94-77で試合終了。悪い流れを立て直せないまま終わるという点で課題の残る勝利となった。

自らもシュートを狙う森井

 第2試合は、明大の高さを生かしたプレーに対し序盤から追う展開となる。C宮脇隼人(スポ2=京都・洛南)がゴール下でプレスをかけ大量得点は許さないものの、先を行く明大に一歩及ばないまま前半を終えた。 第3Qでは上級生として今季さらに期待がかかるG池田慶次郎(社3=東京・京北)がアシストだけでなくスティールも決め、さらに速攻を的確に沈めるなど活躍を見せ追い上げに成功。57-59と点差を詰め迎えた最終Q、前半から得点源として活躍したF新川敬大(スポ1=東京・京北)がスリーポイントシュートを決めついにリードを奪う。両者とも攻撃の手を緩めず競り合いが続いたが、抜け出したのは早大。G澁田貴大(スポ2=東京・京北)がスリーポイントシュートや速攻を決め、一時は差を7点に広げた。しかし明大も簡単には流れを渡さない。終了間際に放った距離のあるスリーポイントシュートで1点差に詰め寄られ息をのむと、直後にブザー。明大の猛攻を振り切り、嬉しい今大会3勝目を挙げた。

果敢にゴールに向かう新川

 大会2日目も、合流したルーキーを含めた新しい早大の力が発揮され、勝利を挙げることが出来た。戦力として期待される下級生と主軸として実力を伸ばす上級生のチームプレーは公式戦でさらに磨かれていくだろう。あすはいよいよ東京六大学リーグ戦の最終戦を迎え、対するは法大。チームとしてのさらなる成長の契機となるような勝利を目指したい。

(記事 村上夕季、写真 丸山美帆、藤巻晴帆)

※記事中の学年は新年度のものです。

結果

○早大94―77立大

○早大81―80明大

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