春季関東大学2部リーグ戦(春季リーグ戦)を制し、5季ぶりの1部昇格を決めた女子部。東日本大学選手権は、現在の立ち位置を知るうえで重要な意味を持つ。ベスト4を目標に掲げて今大会に臨んだ。この日は参加校が15組に分かれ、3チームによる3セットマッチの総当たり戦(予選リーグ)が行われた。この上位2チームがあす以降の決勝トーナメントに進出できる。早大は道都大、平成国際大と同組に入り、それぞれセットカウント2-0(25-15、25-17)、2-0(25-17、25-12)で勝利。ライトの平山璃菜(スポ3=東京・文京学院大女)の活躍が際立ち、第10組を1位で通過した。
事もなげにスパイクを決める背番号6を、仲間が笑顔で迎える。ライトの平山は高いスパイク決定率で攻撃の軸となった。道都大との初戦。チームは及川香菜(スポ3=宮城・古川学園)を筆頭に持ち味であるサーブが冴える。相手のレシーブを崩してチャンスボールを受けると、そこから多彩な攻撃を展開。平山はライトからだけでなくセンターに回り込んでスパイクを放ち、上がってきたトスを確実に得点に結びつけた。
高い決定率でチームの攻撃の中心となった平山
平成国際大との一戦でも、平山の勢いが衰えることはなかった。変化に富むサーブでエースを決めると、スパイクではコースに打ち分けてポイントを重ねる。センターの関根早由合副将(スポ4=神奈川・橘)と佐藤夢菜(文3=埼玉・狭山ヶ丘)と共に主な得点源となった。春季リーグ戦では調子が上がらない時期もあったが、チームの期待に応える活躍で決勝トーナメント進出に大きく貢献した。
ブレイクの足掛かりとなった及川のサーブ
チームの特徴であるサーブとブロックが機能した予選トーナメント。充実した内容で勝利を収めたことは次戦以降につながるだろう。好調の平山の活躍には期待がかかる。目標であるベスト4に向けて、幸先の良いスタートを切った。
(記事、写真 渡辺新平)
セットカウント | ||||
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早大 | 2 |
25-15 25-17 | 0 | 道都大 |
セットカウント | ||||
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早大 | 2 |
25-17 25-12 | 0 | 平成国際大 |