日本学生個人選手権・第95回日本学生対校選手権 4月24〜26日 神奈川・レモンガススタジアム平塚
今年もレモンガススタジアム平塚にて、日本学生個人選手権(学生個人)が開催された。大会1日目には、日本学生対校選手権(日本インカレ)1万メートル決勝が行われ、山口竣平(スポ3=長野・佐久長聖)が1位、吉倉ナヤブ直希(社3=東京・早実)が3位を獲得。また、大会2日目の女子走高跳では、矢野夏希(スポ4=愛知・時習館)が東京六大学対校(六大学)に続き、優勝を果たした。来たる関東学生対校選手権(関東インカレ)に向け、大きな糧を得る大会となった。
★山口が衝撃の27分台で初制覇!(日本インカレ男子1万メートル)
8人でのレースとなった男子1万メートルには、山口と吉倉が出場。絶好のコンディションにも恵まれ、号砲前から好記録への期待が会場を包んだ。レースは山口が中盤から他を圧倒する独走劇を披露し、貫禄の優勝。一方、最後までもつれた表彰台争いでは、吉倉が激しい競り合いを繰り広げ、意地のラストスパートで3位を獲得した。

レースを走る山口
号砲とともに集団の先頭に立ったのは、山口だった。序盤から1周66〜68秒、1000メートルを2分46秒というハイペースを刻み、積極的にレースを支配する。2000メートルを5分32秒で通過すると、山口の刻む一定のリズムによって集団は縦長へと引き伸ばされる。4000メートル過ぎ、山口がさらにギアを上げると、レースは山口の完全な独走状態へと突入。中盤以降、1人旅となっても一切緩むことなく、山口は淡々とラップを刻み続ける。一方、後方では8000メートル過ぎに、第2集団のトップに立った吉倉が粘りの走りを見せる。終盤には川﨑颯(筑波大)、そして猛追してきた吉岡大翔(順大)との激しい表彰台争いへ。残り1周の鐘が鳴ると、山口はさらにスプリントを解放。ラストまでスピードを維持したまま、自身初となる27分台、27分59秒47の驚異的なタイムでトップでフィニッシュラインを駆け抜けた。吉倉は惜しくも吉岡に競り負けたものの、28分13秒07の3位でゴール。山口の衝撃的な強さと、吉倉の執念の走りが光り、長距離ブロックの層の厚さを知らしめる一戦となった。

表彰式で笑顔を見せる山口(写真中央)と吉倉
金栗記念選抜陸上中長距離大会、そして今大会と、記録ラッシュに沸く長距離ブロックの勢いはとどまることを知らない。個の力を日本選手権で証明し、チームとして三大駅伝の頂へ。エンジの精鋭たちは今、確かな足取りで進化の時を刻んでいる。
★木下が決勝の舞台で力強い走りを見せる(女子400メートル)
女子400メートルには、上島周子(スポ4=東京・富士)と木下晏里(商2=徳島文理)が出場。木下は決勝に進み5位入賞と、ハイレベルなレースの中で力を見せた。

レースを走る上島
上島は予選3組に出場。好調なスタートを決めると、バックストレートで加速する。ラスト150メートルでトップに立ち、そのまま逃げ切った。予選全体のトップのタイムで準決勝進出を決めるも、準決勝には出場せず競技を終える。木下は6組目に出場し、僅差の中、2着で準決勝に駒を進めた。
準決勝に進んだ木下は、バックストレートで先頭争いに加わる。ゴール直前で内側のレーンの選手が迫るも、3着でフィニッシュ。タイム順で決勝進出をつかんだ。

レースを走る木下
大会2日目に行われた決勝戦。木下はスタートからスピードに乗り、200メートル付近で外側のレーンの選手を追い抜く。しかし、ホームストレートで伸び切らず、5位でゴール。それでも、自己記録に迫る56秒28をマークし、決勝の舞台で確かな実力を披露した。
決勝の舞台を走り抜けた木下、予選トップのタイムをマークした上島のそれぞれに収穫があったことだろう。今大会のレースを糧に、対校戦に向け走り続ける。
★松田が早大歴代3位のタイムを記録、決勝の舞台でも躍動!(女子100メートルハードル)
女子100メートルハードルには予選3組に谷中天架(スポ2=大分雄城台)、5組に野村美月(スポ3=栃木・石橋)、6組に松田晏奈(スポ2=長崎日大)と林美希(スポ3=愛知・中京大中京)、7組にイベル聖羅(商3=京都橘)の計5人が出場した。松田は準決勝で早大歴代3位となる記録をたたき出し、進出した決勝の舞台では5位入賞。谷中もB決勝に進出するなど実力を見せた。

ハードルを越える谷中
予選3組、谷中は安定した走りで組2着となり、順位での準決勝進出を決めた。6組目の松田は序盤から他を圧倒する走りで、追い風参考記録ながら今シーズンのベストとなる13秒53をマーク。予選全体で2位となるタイムで準決勝進出を果たす。野村、林、イベルもそれぞれ懸命な走りを見せたが、惜しくも予選敗退となった。
約3時間後に行われた準決勝では1組に谷中、3組に松田が出走。谷中は最後まで競り合うレース展開となった中、組5着でフィニッシュ。13秒89のタイムを記録し、B決勝進出となった。松田は予選と同じく好スタートを決め、序盤から独走。同種目での早大歴代3位となる13秒60のタイムで組1着となり、決勝進出を果たした。

ハードルを越える松田
大会2日目に行われたB決勝には谷中が出場。終盤まで上位6人が横一線となる熾烈(しれつ)な争いとなる中、最後のスパートがあと一歩及ばずに5着でフィニッシュ。同じく大会2日目に行われた決勝には松田が名を連ねた。予選、準決勝どちらも好記録をマークし、期待がかかった決勝では他大の有力選手に前半から先行される。中盤からの巻き返しを図ったものの、惜しくも表彰台には届かずに5位入賞。3位と100分の1という熱戦になった。
松田は早大歴代3位となるタイムをマークし、好調さを存分に発揮。谷中もB決勝進出するなど、それぞれがこれからのレースで輝きを見せることを予感させる大会となった。
★1年生ながら酒井がB決勝に進出する活躍を見せる(男子110メートルハードル)
男子110メートルハードルには予選2組に濱崎秀馬(商1=京都・洛南)、3組に相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖)、5組に酒井大輔(スポ1=四学香川西)の1年生3人が出場。酒井がB決勝に進むなど、1年生たちのフレッシュな活躍が光った。

ハードルを越える酒井
濱崎、相場は両者共に序盤は好スタートを切ったものの、後半のもうひと伸びが足りず、準決勝進出を逃した。酒井は前半から勢いに乗り、他の選手と競り合いながら14秒19のタイムでフィニッシュ。組3着となったが、タイムでの準決勝進出を決めた。
酒井は同日に行われた準決勝2組に出場。序盤からハイレベルなレースとなる中、先行する他の選手に懸命に食らいつき、自己記録を更新する13秒98のタイムを記録。しかし、組7着の結果となり、B決勝への進出となった。
翌日に行われたB決勝では、酒井にとってこの日3レース目となったが、好スタートを決め、序盤は選手全員がほぼ横一線となる熾烈(しれつ)な争いを演じる。酒井はタイムを削る懸命な走りで14秒20を記録し、4着の結果となった。
1年生が3人出場した今大会。B決勝に駒を進めた酒井を筆頭に、これからの早大を担っていくであろうルーキーたちから目が離せない。
★今季好調の平田が決勝進出を果たすも、悔いの残る結果に(男子400メートルハードル)
男子400メートルハードル(ヨンパー)には、早大から平田和(スポ4=鹿児島・松陽)、酒井大輔(スポ1=四学香川西)、齋藤悠仁(スポ1=千葉・八千代)の3人が出場した。平田が予選、準決勝で持ち前の安定感を発揮し、決勝に進出。しかし、決勝では「苦しいレース」となってしまい、6着で今大会を終えた。

ハードルを越える平田
男子400メートルハードル予選3組には、酒井と齋藤の1年生2人が姿を見せた。好スタートを決めた2人は、バックストレートでも冷静なハードリングを披露する。6台目のハードルを越え、わずかに先行した酒井が2着で準決勝進出。レース後半で後れを取った齋藤は4着で惜しくも準決勝進出を逃した。今シーズン好調の平田は予選6組に出場。レース序盤から、危なげないレース運びを見せる。後半でもペースが落ちることはなく、ラストは余裕を持ってゴールし、準決勝進出を果たした。
迎えた準決勝。1組に出場した酒井は、積極的な走りで前半から先頭争いに加わる。しかし、ホームストレートに入り、他大学の選手たちが猛追。これを振り切りたい酒井であったが、差し切られてしまう。タイムで拾われることもなく、準決勝敗退となった。平田は3組に出場し、このレースでも好スタートを決める。序盤から東洋大の選手と抜け出すかたちとなり、先頭争いは一騎打ちに。ラストの直線で離されたものの、50秒59の組2着で、決勝進出を決めた。

決勝のレースに臨む平田
最終日に行われた決勝に出場した平田は、「体が動いている感覚があったので、万全な状態で挑めた」と語った。その言葉の通り、順調なレース運びを見せ、最終コーナー手前まで表彰台争いに絡む展開に。しかし、ゴール直前の失速が響き、6着でのゴールとなった。
悔いが残る結果となった早大ヨンパー勢。次週の静岡国際では、本来の力を発揮する姿を見せてくれるだろう。
★内藤は3度の跳躍で終わるも、シーズン初戦から記録を伸ばす(女子走幅跳)
女子走幅跳に出場したのは内藤香乃(スポ4=兵庫・北摂三田)。2組に分かれて行われたこの種目は、3度の跳躍を行い、全体の上位8名が4度目以降の跳躍に進むことができる。内藤は全体の11位で、3度の跳躍で競技を終えた。

跳躍に臨む内藤
1度目の跳躍は赤い旗が上がり、記録なしとなる。2度目の跳躍では、向かい風が強く吹く中で、5メートル72をマーク。3度目の跳躍は5メートル70にとどまり、2度目の記録で、全体11位となった。
4度目以降の跳躍に進むことはできなかったが、1カ月前の関東学連春季オープン競技会から記録を伸ばした内藤。来たる関東インカレでは、どんなジャンプを見せてくれるのだろうか。
★矢野が圧巻の跳躍で優勝!(女子走高跳)
女子走高跳には矢野が出場。今シーズンは六大学、新座市春季記録会と2週連続で自己記録を更新し、波に乗っている矢野。自己記録の更新には至らなかったものの、他を寄せ付けない見事な跳躍で優勝を果たした。

跳躍に臨む矢野
矢野は1メートル65をパスし、1メートル70から跳躍を始める。1度目の跳躍を落としてしまい「誤算」だったというが、2度目の跳躍は余裕をもってクリア。続く1メートル75は、6人の選手の中で唯一、一発で成功する。優勝争いは3人に絞られ、バーの高さは1メートル78に。他の選手に赤い旗が上がり続ける中、矢野はこの高さも一発で成功させた。他の選手が1メートル78をクリアできず、優勝を確定させた矢野は、自己記録タイの1メートル81へ挑む。「3本かけてでも1メートル81は跳ばなければならない」と語ったように、果敢(かかん)に挑戦するも、クリアすることはできず、1メートル78の記録で跳躍を終えた。

表彰式で笑顔を見せる矢野
自己記録には及ばなかったが、見事な跳躍で優勝に輝いた矢野。ラストイヤーの今年は、どこまで高く跳び上がるのか。次週に控える静岡国際が楽しみになる跳躍となった。
(記事・写真 石本遥希、川田真央、永尾早渡)
男子結果
▽100メートル
予選(11組2着+2)
由井響(スポ4=山梨・都留) 10秒46 (4組2着)(+2・7)準決勝進出
伊橋璃矩(スポ3=千葉・成田) DNS
準決勝(3組2着+2)
由井響(スポ4=山梨・都留) 10秒49 (1組6着)(+1・2)B決勝進出
B決勝
由井響(スポ4=山梨・都留) DNS
▽200メートル
予選(5組2着+6)
髙須楓翔(スポ4=千葉・成田) DNS
▽400メートル
予選(8組2着+8)
松本悠斗(スポ2=佐賀北) 48秒24 (6組5着)
▽800メートル
予選(6組2着+4)
水嶋優斗(スポ4=東京・高輪) DNS
▽110メートルハードル
予選(6組2着+4)
濱崎秀馬(商1=京都・洛南) 14秒49 (2組4着)(+0・5)
相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖) 14秒46 (3組4着)(+0・1)
酒井大輔(スポ1=四学香川西) 14秒19 (5組3着)(-0・6)準決勝進出
準決勝(2組3着+2)
酒井大輔(スポ1=四学香川西) 13秒98 (2組7着)(+1・1)B決勝進出 自己新
B決勝
酒井大輔(スポ1=四学香川西) 14秒20(4着)(-0・2)
▽400メートルハードル
予選(7組3着+3)
酒井大輔(スポ1=四学香川西) 52秒20(3組1着)準決勝進出
齋藤悠仁(スポ1=千葉・八千代) 52秒92(3組4着)
平田和(スポ4=鹿児島・松陽) 51秒23(6組2着)準決勝進出
準決勝(3組2着+2)
酒井大輔(スポ1=四学香川西) 51秒76(1組4着)
平田和(スポ4=鹿児島・松陽) 50秒59(3組2着)決勝進出
決勝
平田和(スポ4=鹿児島・松陽) 50秒83(6着)
第95回日本学生対校選手権
▽1万メートル
決勝
山口竣平(スポ3=長野・佐久長聖) 27分59秒47(1着)自己新
吉倉ナヤブ直希(社3=東京・早実) 28分13秒07(3着)自己新
女子結果
▽200メートル
予選(8組2着+8)
上島周子(スポ4=東京・富士) 40秒56(7組6着)(+0・9)
▽400メートル
予選(7組3着+3)
上島周子(スポ4=東京・富士) 56秒23(3組1着)準決勝進出
木下晏里(商2=徳島文理) 56秒96(6組2着)準決勝進出
準決勝(3組2着+2)
木下晏里(商2=徳島文理) 56秒23 (2組3着)決勝進出
上島周子(スポ4=東京・富士) DNS
決勝
木下晏里(商2=徳島文理) 56秒28(5着)
▽800メートル
予選(5組2着+6)
武田亜子(スポ3=静岡・日大三島) DNS
▽100メートルハードル
予選(8組2着+8)
谷中天架(スポ2=大分雄城台) 13秒94 (3組2着)(+0・1)準決勝進出
野村美月(スポ3=栃木・石橋) 14秒03 (5組4着)(+1・1)
松田晏奈(スポ2=長崎日大) 13秒53 (6組1着)(+2・1)準決勝進出
林美希(スポ3=愛知・中京大中京) 14秒46 (6組5着)(+2・1)
イベル聖羅(商3=京都橘) 14秒08 (7組4着)(+0・7)
準決勝(3組2着+2)
谷中天架(スポ2=大分雄城台) 13秒89 (1組5着)(-0・2)B決勝進出
松田晏奈(スポ2=長崎日大) 13秒60(3組1着)(-0・6)決勝進出
B決勝
谷中天架(スポ2=大分雄城台) 14秒14(5着)(-1・3)
決勝
松田晏奈(スポ2=長崎日大) 13秒67(5着)(+0・4)
▽400メートルハードル
予選(6組2着+4)
内藤香乃(スポ4=兵庫・北摂三田) 1分06秒70(4組6着)
ガードナ・レイチェル麻由(スポ1=神奈川・法政二) DNS
千葉史織(スポ3=宮城・仙台一) DNS
▽1万メートル競歩
決勝
金野真綾(スポ2=茨城・日立第一) 50分37秒58(25着)自己新
▽走幅跳
決勝
内藤香乃(スポ4=兵庫・北摂三田) 5メートル72 (-0・9)(11等)
▽走高跳
決勝
矢野夏希(スポ4=愛知・時習館) 1メートル78(1等)
コメント
山口竣平(スポ3=長野・佐久長聖)
ーーレース前のご自身のコンディションについてはいかがでしたか
レース前に足にやや不安があり、欠場寸前の状態でした。しかし、出走するからにはチームに貢献しなければならないと感じていました。
ーー目標タイムの設定はありましたか
良くて、関東インカレのA標準を切れればと思っていました。27分台を出せたのは上出来だと思います。
ーー27分台を意識し始めたのはどのタイミングでしたか
4000メートルを過ぎたあたりから意識し始めました。六大学で(5000メートルを)13分台で走ることができていたので、(27分台を)出せないことはないと思っていました。
ーー第2集団との差が大きく開いた時の心境についてはいかがでしたか
勝てるだろうとは思っていました。しかし、油断したらすぐ追いつかれる距離でもあったので、ヒヤヒヤしながら走っていました。
ーー同じレースを走った佐久長聖高の先輩の吉岡選手(順大)は意識していましたか
意識せざるを得ない状況であったと思います。
ーーゴールした時の率直な気持ちについてお聞かせください
ひと安心しました。学生のエースになる上でのスタートラインに立つことができたのではないかと思います。
吉倉ナヤブ直希(社3=東京・早実)
ーーレース前のご自身のコンディションについてはいかがでしたか
練習を積めており、調子も上向きでした。
ーー目標タイムの設定はありましたか
27分台を目標としていました。順位としても、優勝を目指して走りました。
ーー山口選手が飛び出した際、ついていこうという考えはありましたか
今思えば、ついていくべきでした。レース中は、少しペースが速いのではないかと考え、冷静に後ろからいきました。
ーー仕掛けるタイミングは考えていましたか
ラスト2000メートルから仕掛けていこうと考えていました。(ラスト2000メートルまでに)山口との差が予想以上に詰まらなかったので、計画通り自分から前に出ました。
ーーラスト1周を振り返ってみていかがですか
スパートに自信があったので、ラストスパートであと1人抜くことができず、悔しいです。
ーー今日の結果を踏まえ、今後の目標についてお聞かせください
1万メートルで27分台、5000メートルで13分20秒台を出せるように頑張ります。
矢野夏希(スポ4=愛知・時習館)
ーー本日のコンディションはいかがでしたか
今日は条件も良かったので、記録を狙っていました。
ーー今大会の位置づけを教えてください
今日の試合は、今年の目標であるアジア大会の(標準を突破するための)参考記録会に入っていたので、記録を狙うという位置づけでした。
ーー今日の跳躍を振り返っていかがでしたか
1メートル70(の1回目の跳躍)を失敗したことが誤算でしたが、1メートル75と、1メートル78を一発で決めることができた点は良かったです。
ーー1メートル81に挑んだ時の心境を教えてください
3本かけてでも1メートル81は跳ばなければならないと思っていました。
ーー1週間後の静岡国際に向けての意気込みを教えてください
今日はうまくいかなかった部分が多かったので、反省点を見つけ出して、記録につなげられるように準備したいです。
平田和(スポ4=鹿児島・松陽)
ーー本日のコンディションはいかがでしたか
久しぶりに予選、準決勝、決勝という3本のレースでした。予選、準決勝で疲労がありながらも、体が動いている感覚があったので、万全な状態で挑めたと思います。
ーー予選と準決勝をそれぞれ振り返っていかがでしたか
予選は展開があまり良くなかったです。前半から終盤にかけて良い流れで来ていましたが、最後に他の選手に捲られてしまいました。準決勝はその反省を生かして、10台目のハードルまで冷静に走って、10台目を越えてからもう一段階切り替えるように意識しました。8台目を越えてから(前に)行こうとしすぎて、タイミングがずれることがあったので、最後まで冷静に走り切ることを目標に準決勝に挑みました。49秒台を出した選手と自分を比べて、どこに差があったのかを明確にすることができたレースだったので、そこを(決勝で)修正しようという流れでした。
ーー決勝のレースプランはありましたか
予選と準決勝は前半に力を使ったので、決勝ではバックストレートで楽な力感と早いリズムで走るために、スタートから2台目までにスピードに乗せて、その後速いリズムで楽をすることを意識しました。そして、中盤以降でリズムが落ちてしまうのを最小限に抑えるという挑戦をしました。予選、準決勝の流れでは絶対に勝てないと思ったので、しっかり勝負をして、1番を狙うレースにしようというプランでした。
ーーレースを振り返っていかがでしたか
前半におじけづかずにスピードに乗せられた点は良かったです。また、中盤の歩数の切り替えでは、リズムを切り替えて減速を抑えることができました。しかし、8台目のハードルで、ギアを上げようとした際に動きが崩れてしまったので、その点がゴール直前の失速につながってしまったと思います。苦しいレースでした。
ーー今後の目標を教えてください
学生個人は勝つイメージをつくり、自分が一番目標としている関東インカレや日本インカレで1番を取るための前哨戦でした。レースを3本走り、自分の今の課題や足りない点を痛感させられた試合だったので、その課題を関東インカレまでに潰していきたいです。学生個人に出ていない速い選手にも勝てるように、関東インカレまでの1カ月、日本インカレまでの4カ月の間にきちんと練習を積み上げていきたいです。