18日から開催されているITFワールドテニスツアーの一角、甲府国際オープン。三菱電機・早稲田大学インターナショナルオープン(早稲田オープン)に続き、国内のITFサーキット第3週目となる今大会は2日目を迎え、この日から本戦がスタート。早大からは島袋将(スポ3=三重・四日市工)と千頭昇平(スポ2=愛知・誉)が男子シングルス1回戦に、小倉孝介(平30スポ卒=現フリー)・千頭組が男子ダブルス1回戦に出場した。
1週間越しの再戦となった島袋(左、上)と羽澤(画像は早稲田オープンのもの)
男子シングルス1回戦、島袋は第5シードの羽澤慎治(慶大)と対戦。先週の早稲田オープンの1回戦では島袋がフルセットの末に制した早慶エース対決は、早くも再戦の時を迎えた。試合は「リターンから工夫して戦うことができた」(島袋)と前回の対戦で苦しめられた羽澤のサーブに対し、島袋はリターンを軸に優位にゲームを運ぶ。常に島袋が主導権を握り、6−3、6−3のストレートで2回戦へと駒を進めた。早稲田オープンでベスト4と好成績を収めた江原弘泰(イカイ)との対戦となった千頭は4−6、1−6のストレート負けで1回戦敗退となった。
男子ダブルスでは小倉・千頭組が今村昌倫(慶大)・齋藤恵佑(グローバルプロテニスアカデミー)組と対戦した。ファーストセットを3−6で落としたものの、セカンドセットを6−3で取り返しファイナルセットへ持ち込むと、スーパータイブレークでは接戦を制し、10−8で勝利。2回戦進出を決めた。
初日に行われた予選には小林雅哉(スポ3=千葉・東京学館浦安)と田中優之介(スポ2=埼玉・秀明英光)が出場。小林は予選1回戦で竹島駿朗(Team REC)に敗れたものの、田中優が予選を勝ち抜き本選への出場を決めている。あすは田中優がシングルス1回戦に、島袋・田中優組が男子ダブルス1回戦に出場する。
(記事 林大貴)
結果
男子シングルス
▽予選1回戦
●小林雅哉 2−6、1−6 竹島駿朗
◯田中優之介 3−6、7−5、10−6 STEVENS,Bert(オランダ)
▽予選決勝
◯田中優之介 6−3、6−3 HUANG,Tsung-Hao(タイ)
▽1回戦
◯島袋将 6−3、6−3 羽澤慎治
●千頭昇平 4−6、1−6 江原弘泰
男子ダブルス
▽1回戦
小倉孝介・千頭昇平組 3−6、6−3、10−8 今村昌倫・齋藤恵佑組
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コメント
島袋将(スポ3=三重・四日市工)
――1週間越しの羽澤選手との再戦となりましたが、組み合わせを見たときの率直な心境はいかがでしたか
内心またか…とは思いましたが、良いプレーができれば勝てると思っていました。
――試合の方は6−3、6−3のストレート勝ちでしたが、振り返っていかがですか
終始落ち着いてプレーする事ができました。途中危ない場面もありましたが、取りきることができました。ストレートで勝ちきれたことは良かったです。
――今回の対戦でストレート勝ちを収めることができた要因というのは具体的になにかありますか
リターンだと思います。先週はリターンからあまり勝負できず、なかなかゲームを離すことができませんでした。今日はリターンから工夫して戦うことができたので、これを続けていきたいと思います。
――いいかたちで1回戦を突破しました。今後の甲府国際オープンでの戦いへ向けて一言お願いします
今後もタフな試合が続きますが、一戦一戦頑張ります!