第3回には古賀大貴(スポ2=大分舞鶴)、佐藤祥次(スポ2=大分舞鶴)、森川菜花(社2=山口・野田学園)の3人が登場。それぞれ統括、イベント、グッズの役職でチーフを務め、三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント(早稲田フューチャーズ)の運営を支えている。そんな彼らが思う早稲田フューチャーズの魅力、そしてアピールポイントに迫った。
※この取材は2月25日に行われたものです。
それぞれの立場で貢献
イベントについて熱く語る古賀
――まず皆さんはそれぞれどの役職でどんなお仕事をされているのですか
佐藤 学生統括を務めさせていただきます、佐藤祥次です。
古賀、森川 固い(笑)。
佐藤 僕は大会の運営に必要なスポンサーの方々であったり、東伏見近辺のお店にご協力願う挨拶回りとかをやっていました。あとは備品の申請であったり、結構重要というか忙しい役職ではあったんですけど、役職ごとに任された仕事をみんなしっかりやってくれたので僕の仕事はだいぶ楽になりました。きつい時期もあったんですけど、なんとか仕事をやり終えることができました。以上です(笑)。
一同 (笑)。
古賀 僕はイベントを担当しているんですけど、今やっている活動としてはイベントを皆さんに告知してできるだけ多くの人に来てもらうっていうことをやっています。特にことしは日曜日の決勝の日に行う子ども向けのイベントに力を入れようと思っているので、そこにもっと人が来てくれたらいいなって思いながら仕事しています。
森川 私はグッズを担当しているんですけど、1年の藤原(早気、社1=大阪・城南学園)がデザインをすごく考えてくれて、私はそんなに仕事をしてないので(笑)。作ってくれている企業の方と連絡を取り合ったりっていうのは大変だったんですけど、スムーズに進めることが今のところはできています。あとはしっかりグッズを売ってフューチャーズに貢献できるようにしたいです。
――準備はいつ頃からされているのですか
佐藤 役職にもよるんですけど僕は王座(全日本大学対抗王座決定試合)が終わって2週間後くらいからですかね。東京都テニス協会とか関東テニス協会に挨拶にいったり、提出する書類を作ったりしていました。
――そうするともう4カ月くらい前になりますね。お二人はいかがでしたか
古賀 僕は12月くらいかな。
森川 私もそのくらいですね。
――去年はことしと同じ役職をやっていたのですか
佐藤 僕は違います。
古賀 僕と佐藤は違いますね。
森川 私も違います(笑)。
一同 (笑)。
――去年は皆さん何の役職だったのですか
古賀 去年はもともと審判だったんですけど、自分が選手として試合に出ることになっちゃったのでヒッティングに役割が変わったんです。なので結構選手と身近に関わることができました。
佐藤 僕はトーナメントデスクっていう試合の受付というか、ボールとか水とかを管理したりだとか、外国人選手が話しかけてきたらなるべく頑張って英語で話すようにしていました(笑)。無理だと思ったら藤井颯大(スポ1=京都・同志社国際)っていう帰国子女とか増田さん(啓孝、政経4=チリ・Nido de Aguilas International School)とかに頼っていました。
森川 私は受付だったので、OBの方とお話したり企業の方と連携を取ったりですね。あとは寒い中外に座っていたので忍耐力が・・・(笑)。
――ことしの大会に向けてそれぞれ力を入れた部分はありますか
佐藤 僕はスポンサーとのやり取りをとにかく重要視していました。そこがちゃんとしていないとパンフレットとか他の役職にも迷惑をかけてしまうので。
――イベントはかなりの数をやられるのですか
古賀 そうですね。大きなのが3つと、サークル生向けに2つです。毎年日曜日のシングルスの決勝の日にいつも大人の決まった人が見に来ていて、もっと子供に来てほしいなと思ってたので、ことしはあえて決勝戦の前に子ども向けに楽しくイベントをやって、その後決勝を見てもらおうと力を入れたポイントではあります。
――グッズに関してはいかがですか
森川 去年も受付をしながらグッズもやっていたんですけど、商品が届いたり完成するのが遅くてあまり前注文ができなかったので、早め早めっていうのは心掛けていました。あとはそうですね・・・。当日の笑顔ですね!(笑)
――グッズは何種類売られるのですか
森川 パーカーが黒とエンジ、ロングTシャツが2色、半袖も2色。あとタオルが1枚で4種類ですね。
「早慶の負けていられない感がある」(森川)
他大のフューチャーズも気になる・・・?
――準備期間を振り返ってここが大変だったというところや、お互いのここが大変そうだったというところはありますか
森川 統括はやっぱりいろいろな役職を見なきゃいけないので、誰かができてないとそこを一緒にフォローしたりっていうのを剣持(梓、社2=東京・早実)、佐藤の二人で協力してやっていたなと思います。いろんな仕事手伝い合ってたよね。
――分担はしっかりしていらっしゃったのですか
佐藤 何か問題があったら二人のどっちかがしっかり対応しようということで、なるべく一人の負担が大きくなりすぎないように分けようとはしていました。僕はパンフレットが大変そうだなと思って見ていました。試合があって忙しい中でもかなり夜遅くまでやっていましたね。少し始動が遅くなってしまったのもあって山田(菜津子、文構1=石川・大聖寺)、大石(真珠美、文2=東京・早実)が一生懸命やってくれたので、来年は早めにやってゆっくりさせてあげたいなと思っています。
――イベントで大変だったことはありますか
古賀 僕はいろいろ決める側でよく動いてくれていたのは1つ下の米原(さくら、スポ1=埼玉・秀明英光)ですね。所沢が地元なので所沢の方まで頑張ってくれて。去年はそこまで手が伸びてなかった部分もあって、あいつが回ってくれたおかげで所沢の人が「来たいです」と言ってくれたりしているので、そういう意味では米原に感謝というか支えられて・・・(笑)。
一同 (笑)。
――フューチャーズは2007年から開催しているそうですが、ことし今までと変えたことはありますか
佐藤 去年まではイベントが土日と金曜か木曜っていうくらいだったんですけど、ことしは増やして多くの人にここに来てもらいたいですね。あとは去年まではOBの方に助けられている部分が多かったので、ことしはなるべく僕らの力でグッズのデザインやパンフレットの構成、イベントの企画などをやるっていうのを意識して、めちゃくちゃ頑張りました!(笑)
森川 アピールポイントね(笑)。
古賀 ナイスアピールポイント!(笑)
――2年生の中で協力されていたということですね
佐藤 そうですね。あとは1年生もいろいろやってくれていたので、関わっている人たちみんなで役職関係なく何か手伝えることがあれば手伝ってっていう感じです。選手である田中(優之介、スポ1=埼玉・秀明英光)、千頭(昇平、スポ1=愛知・誉)もいろいろ手伝ってくれたのでありがたかったです。来年も選手であっても裏側で支える人の立場の仕事も与えたいなっていうふうには思っています。
――他大でもフューチャーズは開催されていますが、ワセダならではの魅力はありますか
古賀 プロの人は「ワセダが一番いいよね」と言ってくれますね。それは多分選手ラウンジっていう控室がインドアにあって、ちゃんとケータリングでお菓子を出したり選手ファーストでやっている部分がありますね。そこにプラスしてグッズとかイベントとかでワセダならではをもっと出していけたらなという感じです。
――他大の様子は皆さんご存知なんですか
佐藤 そうですね。みんなSNSとかポンポン上げるので、あれ僕らこんなんでいいのかな?って思って、2日前くらいにもっと(SNSを)やろうという話にみんなでなりました。今試合をやっているので試合の動画とか速報とか、役職の紹介であったりとか、なるべく裏側もSNSで上げて多くの人に知ってもらいたいなっていうのはここ2、3日で思いました。
森川 慶應チャレンジャーとか見てね。そこでも若干早慶の負けていられない感があるんじゃないですかね(笑)。
佐藤 そこでも勝ちたいです(笑)。
「ここまで長い間準備してきたので、10年間以上やってきた中で最高の大会にしたい」(佐藤)
佐藤は統括として運営を引っ張ってきた
――本番まであと2週間ほどですが、本番を迎えるにあたって今の心境はいかがですか
佐藤 ここまで長い間準備してきたので、10年間以上やってきた中で最高の大会にしたいなと思っています。
古賀 始めて来られる方がたくさんいて、子どもたちもいっぱい来てくれる予定なので、その人たちに来年も来たいと思ってもらえるようなイベントにするのと、あとはその人たちが他の人に言ってどんどん広がっていくようなイベントにしたいなと思っています。
森川 どの商品にもワセダのマークやロゴが入っていて、庭球部だけじゃなくて他の部活の人とかサークルの方、OB、OGにもぜひ買っていただいて、ワセダのチーム力っていうものを庭球部だけじゃなくもっといろんな人に広めていけたらいいなと思っています。
――大会の試合の部分ではどんなところが見どころですか
佐藤 今の段階ではあるんですが出場選手のレベルがとにかく高くて、予選でも片山さん(翔、平24スポ卒=現伊予銀行)、吉備さん(雄也、平21スポ卒=現ノア・インドアステージ)など前の年代で優勝していた方たちも出るので、予選からかなりレベルの高い試合になると思います。ぜひ皆さん、足を運んでください!よろしくお願いします!(笑)
森川 女子部員からするとかもしれないんですけど、男子部員の選手には頑張ってほしいです。やっぱり活躍すると盛り上がりますし、一番近くで練習しているので、頑張ってほしいです。
佐藤 応援したいけど運営側だから拍手ができないのがね。こっそり応援しています。
古賀 佐藤も言ったようにレベルの高い試合ですし、僕と佐藤も実際に試合に出るチャンスがあるにはあると思うので、レベルの高い中で自分たちがどれだけできるのかっていう部分の楽しみもあります。負けたら負けたで勝っている選手から学ぶものはいろいろあると思うので、そういうところを見るのも楽しみです。
――改めて今大会にはどんな人たちに見に来てもらいたいですか
佐藤 東伏見にはポスターを貼ったりしているのでそこはもちろんですが、米原が行ってくれた所沢ですとか、いつもとは違うところから人が集まればいいと思っています。
古賀 僕はやっぱり小さい子ですね。大人の方に見てもらうのもありがたいんですが、子どもたちが実際に試合を見て刺激を受けることもたくさんあると思いますし、せっかくこういう近くで見れる大会なのでぜひ子どもさんに見に来てほしいです。
――イベントなどは地元の小学生とかに声を掛けているのですか
古賀 そうですね、小学校とかにも声を掛けています。どれだけテニスに興味があるのか分からない部分もあるので未知数ではあるのですが、地道な活動をしています(笑)。
森川 私は昨年度の秋学期にテニスの授業のお手伝いをしていてサークル生の方とも結構交流があって。今はちょうど春休みですし時間もあると思うので、サークル生とか早大生にももうちょっと来てほしいです。
――では最後にこの記事を読んでいる人にメッセージをお願いします
森川 一言で・・・。グッズ買ってください!(笑)
一同 (笑)。
佐藤 古賀はイベント来てくださいでしょ。
古賀 うん、僕はたくさんの人にイベントに来てほしいですし、イベントに参加できなくても試合を見に来てほしいです。特に子どもに!!!
佐藤 やっぱり他の大学よりもレベルの高い試合ができるっていう点では自信があるので、なるべく多くの人たちに来てもらいたいです。ワセダの学生でも島袋(将、スポ2=三重・四日市工)、小林(雅哉、スポ2=千葉・東京学館浦安)、田中、千頭が頑張ってくれます!ぜひ皆さん来てください!よろしくお願いします!
――ありがとうございました!
(取材・編集 吉田優)
思い思いのポーズをとって写真を撮っていただきました!
◆古賀大貴(こが・だいき)(※写真左)
1998(平10)年3月16日生まれ。大分舞鶴高出身。スポーツ科学部2年。
◆佐藤祥次(さとう・しょうじ)(※写真中央)
1997(平9)年11月16日生まれ。大分舞鶴高出身。スポーツ科学部2年。
◆森川菜花(もりかわ・なのは)(※写真右)
1998(平10)年1月28日生まれ。山口・野田学園高出身。社会科学部2年。