大会を運営するのも重要だが、大会そのものを一般の人々に周知するのも大切な仕事だ。「より多くの人に、三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント(早稲田フューチャーズ)を見てほしい、庭球部について知ってほしい」――。そんな思いで活動する、広報担当の和田隼友(社2=栃木・足利工大付)、パンフレット担当の大石真珠美(文1=東京・早実)、YouTube担当の小林紀輝(スポ2=千葉・秀明八千代)に話を伺った。
※この取材は2月18日に行われたものです。
「より多くの人に来ていただけるように」
活動を振り返る和田隼
――広報担当のお仕事を教えてください
東伏見周辺のお店の方々から協賛金をもらうことが一つです。パンフレットに載せる広告の代わりにお金をいただいて、運営金の足しにしようというところです。あとはパンフレットやポスターの告知だったり配布だったりをして、この大会を東伏見の方々に知ってもらえるよう宣伝する係です。
――大会前の活動がメインなのでしょうか
そうですね。もう試合期間中はほぼないので、他の仕事に回ります。
――大変なことは何ですか
かなり時間を費やさなくてはいけないので・・・。今回も50店舗くらい回って、断られたりお店がつぶれてしまうという話があったり。去年より協賛金をもらわなくてはいけないのですが、4人で分担して27店舗くらいから協賛金をいただけることになったので、良かったと思います。
――何月ごろから動き始めますか
だいたい11月ごろから、早めに早めに。週2ずつ、できる限り回れるようにしました。
――去年より進歩した点はありますか
3店舗くらい多く受け取れたというところくらいです。
――活動としてはもうほぼ終わっているのでしょうか
そうですね。主な協賛金集めという活動は終わったので、後は完成したパンフレットとポスターを配るというところだけです。
――広報活動において、個人的な抱負をお聞かせください
今回はアイススケート場(ダイドードリンコアイスアリーナ)東伏見の子ども会のようなイベントにも参加できるというようなお話をいただいたので、去年よりはいい条件で告知できるかなと思います。より多くの人に来ていただけるように、わかりやすく伝えられればいいかなと思います。
――この記事を見ている人に向けてメッセージをお願いします
ぜひ来てください!くらいしか言えないです(笑)。
「ことしは記事の内容を大幅に変えました」
パンフレットに込めた思いを語る大石
――パンフレット担当のお仕事について教えてください
主に担当としてはパンフレットとポスターを作成します。
――大会準備期間は何をされますか
パンフレットであれば去年のものをベースに記事をことし用に書き変えたり、ことしは早スポさんにもご協力いただいて、ワセダがせっかく(全日本大学対抗王座決定試合で)アベック11連覇しているということなので、もっとそれを大々的にアピールできたらいいのではないかというところで、庭球部のページを4ページ増やしました。
――内容としては去年から大きく変わっているということでしょうか
そうですね。去年のものをベースにしたページが最初の方にざっとあって、そこは去年の大会を振り返るというかたちになります。それ以降の御ページを、私たちが年間でどのような活動をしているかというページにあてたり、多くの部員を載せたいなと思ったので、レギュラーだけではなくノンレギュラーが多く載ったような写真を、早スポさんがTwitterに上げていたのでそちらを少しお借りして、記事をつくらせていただきました。
――いつごろから準備を始めましたか
12月の頭からちょっとずつやり始めて、まだ途中です。できれば来週中にはパンフレットを刷り上げる予定です。ポスターはもう刷り上がっているので。
――大会期間中には何かお仕事はありますか
特にすることはなくて、本番前までにパンフレットとポスターを全て刷り上げて当日に配布をして、前もって広報の方にもポスターを配布していただいて。当日やることはなくて、大会前までに全て終わらせるというかたちです。
昨年のパンフレット担当の様子
――大変だったことは
思ったより全体的に何かとトラブルが起きることが多くて、そこを一個一個対処するのがすごく大変でした。ことしは記事の内容を大幅に変えたので、どういう風に書き始めていくかとか、どういう方に協力を依頼するかというところから考えて、記事に仕上げるまでの過程とかはマニュアルがなかった部分が多くて、そこが一番大変だったなと思います。
――パンフレットやポスターという面で早稲田フューチャーズのアピールポイントは
大会のパンフレットだけというかたちではなく、今回は見ていただいた方に早大学庭球部のことが分かるようなものになっているところが違いかなと思います。
――この大会における抱負を教えてください
多くの方にパンフレットを手に取っていただいて、この大会の良さや庭球部について多くの方に知っていただけたらいいかなと思います。あとは、多くの方に知っていただくのはもちろんですが、部員にも手に取ってもらいたいなと思っていて。日々の練習が長くてつらいのですが、パンフレットを見て今まで自分たちが頑張ってきたことを振り返って、励みになればいいなと思って作成したので、部員にもその他の多くの方々にも、ぜひ手に取っていただきたいなと思います。
――この記事を見ている人に向けてメッセージをお聞かせください
ぜひ大会に足を運んでいただいて、パンフレットにも目を通していただけたらなと思います。各役職すごく精一杯頑張ってこの大会を盛り上げようとしていますので、そういうところにも目を配りながらこの大会を楽しんでいただけたらなと思います。
「世界のどこにいても見られる」
本番に向け意気込む小林紀
――YouTube担当のお仕事を教えてください
決勝戦をビデオで撮ってライブ配信するという仕事です。
――準備期間には何をしますか
東通産業さまから機材をお借りして自分でライブ配信するという仕事なので、まだあまり動いていないのですが。本当はiPhoneだけでライブ配信をするつもりだったのですが、画質が悪くてiPhoneだけではきついねという話で、機械だけ東通産業さまからお借りするというかたちになりました。
――去年はどうしていたのでしょうか
去年は東通産業さまが機械で撮ってそのままライブ配信をして、ということで全部やってくださったのですが、ことしは全部自分たちでやることになって。本当は機械もお借りしないで全部iPhoneだけでやるはずだったのですが、画質が悪くて話にならなかったので、機械だけお借りするということで。
――本番のお仕事としては
僕は屋上からビデオを撮って、ちゃんとライブ配信します。
――YouTube担当は何人いるのですか
僕だけです。新1年生が1人来るらしいのですが、今のところ僕だけで。もしかすると部室のビデオカメラを3つくらい使って、上から撮る人とコートサイドから撮る人とスコアボードと、ということで、切り替えて使うかもしれません。そこはまだ未定です。
――運営する上で大変そうなことはありますか
ライブ配信は一発勝負なので、本当に失敗とミスなくバシッとライブ配信できるか分からないのですが・・・。そういう準備が大変というか、機械とかは苦手なのでそこは難しいと思います。
――予行練習はする予定ですか
iPhoneではやってみました。ビデオカメラでは、まだ機械を借りていないのでやっていないのですが。
――YouTube担当という立場から、ことしの早稲田フューチャーズのアピールポイントを教えてください
学生だけでYouTubeでライブ配信するので、学生の力を見せつけられると思います。
――個人的な抱負を聞かせてください
まだ選手として出る可能性はあるので、もちろんテニスを頑張りつつ、与えられた役割を最高のかたちで終えられるように努力していきます。
――どのような人に大会を見にきてほしいですか
もしも自分が選手として出るのであれば関わってきたいろいろな人たちに来てもらいたいですし、出ないにしろいちテニスファンとしてさまざまな人に来てもらいたいです。
――YouTube担当としては、会場に来られない人にも試合の模様を届けることができると思います
YouTubeは無料ですし、世界どこにいても見られるので、僕たちもしっかりと頑張って放送するので少しでも多くの人に見てもらいたいです。
――この記事を見ている人にメッセージをお願いします
去年僕は審判などで映像にも映り込んでいたのですが、ことしは自分が撮影する側で映ることはできないので、僕なりにハイクオリティなライブ配信をしてプロにも劣らないものを見せたいと思います。ぜひ見てください!お願いします。
――ありがとうございました!
(取材・編集 熊木玲佳)