日本一の大学を決める、全日本大学対抗王座決定試合(王座)。連日白熱した試合が繰り広げられた中、男女ともに早大が優勝を果たす。前人未到の男子10連覇、女子9連覇を達成した。
完全優勝を決め笑顔の吉冨愛子(スポ3)
関東大学リーグ(リーグ戦)から好調が続いていた女子部。その勢いは王座でも衰えることはなかった。初戦、準決勝を5-0で終えると、決勝は関東第二代表・山梨学院大との戦いに。一進一退の攻防が予想されたが、ダブルスを2-0とした早大がシングルスでも3-0。完全優勝を成し遂げた。
一方、リーグ戦では厳しい戦いが続いていた男子部。しかし王座に向けてチームの体制を整え、初戦、準決勝を全勝で勝ち上がってきた。迎えた決勝は早慶対決。近年力を増している慶大にダブルスを1-2とされ苦戦を強いられた。以降は1ポイントを争う展開に。まさに総力戦となったが、早大は僅かの差をものにし逆転。5-4と、1勝差で王座をつかみ取った。
熱戦を制し、相手と健闘をたたえ合う今井慎太郎(スポ3、左)
ことしも王座優勝を果たし、アベック9連覇を達成した早大庭球部。しかしそれは決して簡単なことではなく、部員全員の力を結集した結果だと言えるだろう。王者・早大のみが持つ伝統。それはこれからも後輩たちへと引き継がれていく。
(記事、写真 松下優)
※詳細な結果は、後日改めて掲載いたします
結果
▽男子
2回戦
○早大9-0愛知学院大
準決勝
○早大9-0関学大
決勝
○早大5-4慶大
※最終成績=優勝(10年連続22回目)
※MVP=今井慎太郎
▽女子
2回戦
○早大5-0富士大
準決勝
○早大5-0関大
決勝
○早大5-0山梨学院大
※最終成績=優勝(9年連続10回目)
※MVP=吉冨愛子