【女子卓球】痛恨の2連敗 連覇に暗雲が立ち込める

卓球女子

5月19日~21日 春季関東学生リーグ戦 埼玉・所沢市民体育館

 大会初日は2連勝を挙げ、最高のスタートを切った早大女子。前日の流れに乗って勝ち点を奪いたかったが、好スタートを切った初日とは一転、大会2日目は苦しい試合運びを強いられる展開になった。この日対戦したのは、国学院大、専大の2校。特に専大は過去3年間のリーグ戦で1度しか勝ち点を挙げたことのない強敵だ。
第3戦目の国学院大戦は1番・ダブルスをストレートで敗れたところから、試合の流れは相手に傾く。司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)が貫禄の1勝を挙げたが、あとに続く者が現れず、1-4で敗北を喫した。次に迎えたのは専大戦、昨年度からチームの中心を担っていた司主将や小野蒼彩(スポ2=広島・進徳女)がチームに貴重な2勝をもたらす。しかし、最後は総合力の高かった専大に2-4で軍配が上がった。

  第3戦の国学院大。1番のダブルスを落とした早大女子は、2番はリーグ戦初出場となる佐藤結菜(スポ1=広島・進徳女)を投入する。緩急をつけたラリーで相手を揺さぶり、1ゲームを奪取する。しかし相手の巧みなラケットワークにコースの裏をかかれ、主導権を握られる。思うように得点を重ねられず惜しくも白星を逃した。

リーグ戦初出場の佐藤

続く司主将はミスの少ない両ハンドで圧倒。団体戦スコアを1-2とし、主将の意地でチームに望みをつないだ。

チームに貴重な2勝をもたらした司主将

この勝利で勢いに乗りたい早大女子だが、4番小野が黒星を喫し、5番堀江こぺり(教2=東京・早実)に出番が回った。パワフルなドライブが持ち味の堀江だが、相手のタイミングをずらした攻撃に苦しみ、自身の形を作らせてもらえない。サービスでも主導権を握られ、最後は渾身のバックドライブを放つも、オーバー。ストレートで敗れ、1-4で早大女子の敗戦が決まった。

 敗戦から間もなく4戦目の専大、1番ダブルスは今大会最優秀ペア―賞を受賞した強豪ペアとの一戦。「ダブルスが取れたらチームも勝てるチャンスが大きい」と渡邉心葉(スポ1=高知・明徳義塾)が語ったように、今年から1番になったダブルスはチームの勝敗を分ける大事なポイントとなる。しかし序盤から強烈な連続攻撃を受け、苦しい試合に。速攻を強みに第3ゲームを奪い返し粘ったものの、1本多く返してくる相手ペアを攻略しきれず、1-3で敗戦した。

苦しい試合が続いた小野・渡邉組

 3番までを終え、団体戦スコア1-2と1点ビハインドで迎えた4番・渡邉はルーキー対決に。新人戦王者を相手に、試合は一進一退の展開となった。互いに前陣でのテンポの速い卓球を展開し、ピッチ勝負で試合をかき乱し合う。結果はフルゲームまでもつれる大熱戦となったが、「1本欲しい時とかに自分の欲が出ちゃって、やるべきことよりも先に走ってコートが大きく見えてないことがある」と言葉にある通り、勝負どころでの攻め急ぎが響く。最後まで冷静にゲームを組み立てた相手に一歩及ばなかった。あとがなくなった5番、小野が起用される。小野はサービスから3球目攻撃のパターンで、優位な展開を作り得点を重ねる。フォアの強打も有効に効いていたが、ラリー戦に持ち込まれると打ち負ける場面も目立ち、勝負の行方は最終第5ゲームへ。最後は集中力を保ち、コースを打ち分けた小野が相手の追随を振り切り見事勝利した。

フルゲームを制した小野

しかし6番をストレートで下され、団体戦スコア2-4で奮闘むなしく敗れた。

 初日の2連勝から一転、2日目は2連敗と苦しい1日になった早大女子。しかし、劣勢の試合でも最後の一点まで粘り強くポイントを狙いにいくなど、強敵を相手に存在感を示した。明日の前半戦最終戦の相手は筑波大。少数ながら、リーグ戦では常に上位に食い込む難敵だ。連敗の流れを止めるべく、気持ちを立て直して、明日の大一番に挑む。

                                        (写真、記事 牧咲良)

渡邉心葉(スポ1=高知・明徳義塾)

--ここまでのダブルスを振り返っていかがですか

1試合目(大正大)取りたかったところで落としちゃったんですが、切り替えられてダブルスが取れたらチームも勝てるっていうチャンスが大きいなかで勝てたのはよかったです。でも今日の2試合を落としちゃって、初めてなので勝つ難しさとか、相手の方が1本多く入れてくるときにもっと工夫できたらなっていうのをすごく今感じています。 

--シングルスも振り返っていかがですか

1年生で2点出させてもらえるのは絶対当たり前じゃないし、だからこそ1点を取りたいんですけど、先輩たちもいっぱい勝って繋いでくれてるのに自分は勝って貢献できていないなと感じています。勝負勘とかまだ足らないことがいっぱいあるので、そこをこのリーグ戦で学んで、今回の春リーグは良くなくても、その次が良くなるように成長できる試合をまた明日からするっていう目標に変えて頑張ろうって思っています。

--シングルスは特に競る展開が多かったと思うのですが、気持ちはどのようにコントロールしていましたか

最初は向かっていくチャレンジャーなので、相手に効いていることや自分の卓球をしようって思えています。どうしてももう少しで勝てるとか、1本欲しい時とかに自分の欲が出ちゃって、やるべきことよりも先に走ってコートが大きく見えてないことがあるので、そこが反省点かなと思います。

--リーグ戦は独特な雰囲気があると思いますが、緊張はありましたか

応援してくれる人がたくさんいるので緊張はないのですが、勝つのは難しいなって感じました。

--明日の筑波大戦に向けての意気込みを教えてください

明日も多分2点出させてもらうと思うので、反省はしますが今日までの試合は置いといて、向かっていく気持ち1つで、今自分ができることをしっかりやりたいです。勝つ負けるじゃなくて、自分の思ってる得意なこととかできることを出し切った時に勝ちに繋がったらいいなって思います。

 ▼試合結果

春季関東学生リーグ第3戦
早大 ●1-4 国学院大
小野・渡邉 ●0-3 髙橋・武山
佐藤 ●1-3 上田
○3ー0 渡辺
小野 ●0-3 増田
堀江 ●0-3 宮内
渡邉 佐藤
山田 髙橋