絶対王者・日体大に大敗 リーグ戦4連敗

水球男子

関東学生リーグ戦

2025年5月18日(日)

早稲田大学所沢プール

試合結果

チーム 1P 2P 3P 4P 合計
早大 1 2 3 0 6
日体大 7 6 7 1 21

得点者

加藤3、永野2、斎藤1

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)第4節は、絶対王者・日体大と対戦した。序盤から日体大の猛襲に耐えきれず、3ー13で前半を折り返す。その後、加藤旺道(スポ3=静岡・磐田)を中心に得点を重ねるも、点差はさらに開き続け、無念の敗北を喫した。

3得点を決めた加藤

 試合開始のホイッスルと同時にセンターボールを奪った日体大が、鮮やかな攻撃で主導権を握る。開始30秒早大の反則からペナルティースローを許すと、そこからまさかの5連続失点。完全に押し込まれる展開の中、5分古谷典也(スポ4=東京・明大中野)からのパスから斎藤昴泰(スポ2=神奈川工)が2枚ディフェンスを掻い潜るループシュートでネット揺らし、早大初得点を決めた。渡辺浩基(スポ4=東京・明大中野)の守備が光る場面も見られたが、流れを引き戻すには至らず、さらに2点を許し、1ー7で第1Pを終えた。

 失点を抑えたい第2P。守備を立て直し、反撃の糸口を掴みたい早大は、2分加納恒心(スポ3=東京・明大中野)からのパスを加藤がゴール前から力強く叩き込む。しかし、再びペナルティースローやカウンター攻撃に苦しみ、5連続失点。5分には、加納(恒)が永久退水となり、苦しい展開になると、今季初出場となる安良岡知恩(教2=東京・早大学院)が投入された。6分半斎藤からのパスを永野冬惺(スポ3=東京・明大中野)が右サイドからミドルシュートを叩き込むも、またも2連続失点。3ー13で前半を終えた。

今季初出場を果たした安良岡

 第3Pも、日体大のセンターボールから直接得点が決まり、厳しい立ち上がりとなる。斎藤のアシストから加藤がミドルシュートで決め、永野も、退水の場面から冷静なゴールで追撃。しかし、失点の波は止まらない。加藤が意地の1対1を制するも、6ー20と圧倒的な点差で最終Pへ。そして迎えた最終Pだったが、開始直後に15点差がつき、コールドゲームで試合終了。6ー21で悔しい敗戦となった。

シュートを放つ永野

 絶対王者・日体大に大敗となった今試合。リーグ戦4連敗と勝ち点が未だ奪えない中、次戦は、日本選手権出場をかけた最終予選会で燦水会と対戦。「稲泳会として、しっかり結果を残せるようにしたい」(加藤)。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 指出華歩、写真 指出華歩、長濱愛里咲)

コメント

加藤旺道(スポ3=静岡・磐田)

――日体大に対して、どのようなゲームプランが共有されていましたか

相手は日体大で1番強い相手だったので、なるべく前半をロースコアに抑えようという話で、全員下がりということを共有していました。

――今日の試合の展開の振り返りをお願いします

前半ロースコアにできずに、結局コールドになってしまったので、そこは改善していこうかなと思います。

――3得点ありました。個人のプレーはいかがでしたか

個人のプレーは、まだ課題の方が多く、課題を改善して行けたらと思います。

―具体的にどのような点が課題として挙げられますか

具体的な課題としては、自分でチャンスを作った後に、最後ゴールまで決め切ることです。チャンスを作っても自分自身でそのチャンスを潰してしまうことが多かったので、そのチャンスをものにすることを頑張って行きたいと思います。

――最後に、日本選手権最終予選会の意気込みをお願いします

最終予選では、稲泳会として、しっかり結果を残せるようにしたいです。

 

安良岡知恩(教2=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返って

得点することはできなかったのですが、しっかり自分のやるべきことは頭に入れて、プレーしたつもりなので、後悔はないです。

――リーグ戦初出場ということですが、個人のプレーを振り返って思うことはありますか

なかなか得点に絡めなかった部分もあるので、攻撃面はしっかり自分の動きを工夫できればよかったかなと思います。ディフェンス面でも、最後自分のミスもあって失点してしまったので、そういった部分において、攻守両面でもう少しできる部分があったのかなと思います。

――先輩という立場になりました。変わったことはありますか

先輩になったとはいえ今日が初出場なので、今後もフレッシュな気持ちを持ちながら後輩ともコミュニケーションをとりながらやっていけたらと思います

――日本選手権最終予選会の意気込みをお願いします

ここで2連勝すれば、初出場が決まるので、しっかり勝負して本戦(日本選手権)に進めるように頑張ります。