王者・日体大に連日の敗戦

水球男子
TEAM 1P 2P 3P
日体大 19
早大
▽得点者
池水、瀧川、岩井、深川

※第3ピリオド途中でコールドゲーム

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)をここまで5勝2敗で消化し、無事に上位4校で行われる順位決定リーグへと歩みを進めた早大。この日は前日に第4ピリオド途中でコールド負けを喫した王者・日体大との再戦に臨んだ。課題を修正して前回とは変わった姿を見せたいところだったが、スタートから日体大の攻撃に翻弄(ほんろう)されることになる。流れを変えられずに、第3ピリオド途中でコールド負けという苦しい結果に終わった。

 試合は日体大のペースで始まった。開始早々に退水(※)から得点を許すと、そのまま5連続失点。早大も反撃を試みるものの、相手GKの好守にも阻まれゴールを奪うことができない。終盤に瀧川峻也主将(スポ4=京都・鳥羽)が枠の右隅にシュートを決め初得点を挙げるも、大量ビハインドで第1ピリオドを終えた。続く第2ピリオドでも、早大は退水のピンチを防ぎ切れずに点差を離されてしまう。気付けば3-13という点差をつけられ、前半を折り返した。

失点を何とか防ごうとディフェンスをする山田

 エンドの変わった後半で、心機一転してなんとか一矢を報いたい早大。しかし、日体大の猛攻を止めることはできなかった。プレスを積極的に仕掛けてくる相手に対して反応し切れずに、前日と同じように失点を重ねていく。そして第3ピリオド途中で15点差がつき無念のコールドゲーム。リベンジとはならず、またも日体大に苦汁をなめる結果となった。

ビハインドの中でも存在感を見せた瀧川主将

 「トータルで考えても惨敗」(瀧川)。前日の対戦での修正点を克服し切れず、2日連続でコールド負けという大敗を喫してしまった。だが、リーグ戦は2位を懸けたし烈な戦いが残っている。9月に行われる日本学生選手権で日体大に雪辱を果たすためにも、まずは来週の試合で快勝を収めたいところだ。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 角田望、写真 井口裕太)

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コメント

瀧川峻也主将(スポ4=京都・鳥羽)

――2日間共に大差での敗戦となってしまいましたが、日体大との差はどういった点で感じますか

個々の能力もそうですが、その中でも基礎の差であったり、泳力の差であったり、あとはボールへの執着心ですかね。点をとる意識の差ではないですが、気持ちの部分でも負けていましたし、トータルで考えても惨敗でした。

――きのうからきょうに向けて話し合った部分はありましたか

きのうもそうでしたが、イージーミス、例えばパスミス、スチールもそうですし、ボールキープもそうですし、イージーミスの連発によってカウンターにつながってそのまま点をとられるケースが多かったので、きょうはリスクのあるパスであったり、ボールキープを正確にすることであったり、基礎の部分を徹底的にやろうということを話し合いました。

――試合中に選手たちに指示を出した部分はありましたか

相手は変わらずプレスでくるので、やはり逃げて逃げてボールをもらうとセットがどんどん広くなってしまうので、その点一回ゴールにつめてからボールをもらおうと徹底しようとはしましたが、できていなかったですね。

――今後、日体大に勝っていくためにどのように取り組んでいきたいでしょうか

日々の練習から出直しが必要だと感じますし、泳力の部分であったり、一からまた鍛え直していきたいと思います。

――来週も順位決定の試合が続きますが最後に意気込みをお願いします

残り2試合も大事な試合となってきますので、絶対に勝てるように頑張っていきたいと思います。

吉村崇(スポ1=大分商)

――きょうの試合の結果に関しては

ミスが多かったと思います。

――きのうから修正しようとした点は

当たりが強いので、動いてボールをもらって当たり負けないようにプレーすることを心掛けていました

――実際にきょうの試合ではどうでしたか

まだまだうまくできていないと感じました。

――日体大との差はどこに感じますか

泳力も筋力もあるのですが、向こうの方が全体的に強いと思います。

――その差を埋めるために必要だと思うことは

チームとしての力を上げることと、個人、一人一人の力をレベルアップさせることが大事だと思います。

――来週に向けて

きょうから順位決定戦なのですが、まずはチームの課題を修正して、良い毛かが残せるように頑張っていきたいと思います。