粘り強い明大に激闘の末、見事勝利! 

水球男子

関東学生リーグ戦 6月1日 日本体育大学健志台プール

TEAM1P2P3P4P
早大13
明大10
得点者 中村5、古谷4、曳地2、加納(恒)、小林

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)第5節、予選リーグを2勝2敗とする早大は、明大との一戦に臨んだ。徹底した守備と攻めの姿勢で、第1ピリオド(P)を無失点に抑える。勢いに乗ったまま、第2Pに怒涛の6得点と圧倒し、10ー4で試合を折り返す。後半、早大のディフェンスに対応した明大が反撃を試みるも、無事に逃げ切り、13ー10でリーグ戦3勝目を飾った。

ペナルティーシュートを決める古谷

 加納恒心(スポ2=東京・明大中野)が手にしたセンターボールで試合がスタート。開始2分半、永野冬惺(スポ2=東京・明大中野) が生み出したペナルティーシュートのチャンスを中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)が確実に決め切り、先制する。その後も中村によるゴールが続き、早くも3点のリードに成功。早大の猛攻は止まらず、続いて、古谷典也(スポ3=東京・明大中野)が自ら運んだボールを鋭い角度からゴールへと差し込んだ。GK渡辺浩基(スポ3=東京・明大中野) による鉄壁の守備も光り、4ー0と無失点で第2Pを迎える。第2P序盤、永野からのパスをゴール前で受け取った中村が左サイドからゴール隅を的確に狙い、シュートを突き刺す。1対1のディフェンスシステムを利用しながら、曳地孝太郎(スポ4=埼玉・秀明英光)、古谷と攻撃陣が立て続けにゴールへと放り込み、主導権を渡すことなく、10ー4で前半を終えた。

ゴールを守る渡辺(浩)

 点差を保ち迎えた後半戦、開始直後から、明大に2連続得点を奪われ、試合の流れは明大に傾き始める。カウンター合戦となり、一進一退の攻防が続いた。開始5分、曳地の鮮やかなミドルシュートが再び決まるも徐々に点差が縮まる。引き離したい最終P。明大の反撃に苦しむ中、古谷による華麗なミドルシュートが炸裂、そして加納(恒)の右サイドからの強烈なシュートも決まり、13ー10で試合を終えた。

味方にパスを送る永野

(記事・写真 指出華歩)

コメント

中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

ーー試合全体を振り返っていかがですか

 前半は、予定通りで、孝太郎(曳地孝太郎、スポ4=埼玉・秀明英光)を相手のキーマンに引き付けて、他をあたろうとやり、そこがうまくはまって、自分たちの攻撃につなげられ、10-4で折り返せたことは良かった反面、後半は、チームでやりたいことがズレてしまい、意図せず点差を縮められてしまった試合だったと思います。

ーー個人面は

 前半は、自分のところが1対1になって、いつもの試合だと自分のところが2枚のマークになるので、今日は、自分の強みが生かしきれた反面、後半は、暑さもあって、いつもとは違う環境が影響したのもあってシュートが入らなかったです。

ーー次戦への意気込みをお願いします

 専修戦は、以前負けてしまった相手なので対策をしっかりと取りながら勝てるように頑張りたいです。

永野冬惺(スポ2=東京・明大中野) 

ーー試合全体を振り返っていかがですか

 前半は、1対1で勝てる部分が多く、そこにボールを運べていい流れを掴めたのですが、後半は、そこをケアされた時に、自分たちはカウンター攻撃を軸にやっていたのですがそれよりも1対1を優先してしまい、チームの特徴を生かしきれなくて、失点が続き、ずるずる点差を縮められてしまいました。

ーー個人面は

前半は、そこそこ泳げていたのですが、後半体力的にもきつく、泳げなかったので、もっと泳いで、ボールを繋いで攻撃参加できるように頑張りたいです。

ーー良かった点は

ディフェンス面では、あまりやられなくて、最後孝太郎さん(曳地孝太郎、スポ4=埼玉・秀明英光)が永久退水してしまって、そこをカバーできたので良かったです。

ーー次戦への意気込みをお願いします

専修大は、今まで勝てたことのない相手なのですが、今年は、去年に比べて練習を多くやっているので勝てるように頑張りたいです。