3日目のカベを越えられずも、各ペアが大きな収穫

軟式庭球

 年齢の垣根を越えて争われる皇后賜杯全日本選手権。ワセダからは5ペアが2日目に駒を進めたが、いずれのペアも結果としてはベスト8に進出し3日目のカベを越えることはできなかった。しかしそれぞれのペアが収穫を得て、一回り成長した大会となった。

★小山・草野組、日々成長!

悔しそうに天を仰ぐ小山

 小山舞(スポ1=和歌山信愛)・草野絵美菜(教3=群馬・高崎健康福祉大高崎)組は、常に進化し続けている。ベスト8を目的として、皇后杯へと臨んだ。順当に32強に名乗りをあげ、迎えた4回戦の相手は森田奈緒・神谷絵梨奈(ヨネックス)組。ことし行われるアジア選手権日本代表のペアだ。しかし実は今大会が3度目の対戦。「絶対に自分たちから攻めていこう」(草野)と、強気な姿勢で強敵に挑んだ。序盤は相手のペース。さすがは日本代表、気迫のこもったプレーで先行する。それでも「失うものは無い」(草野)と、ここでは終わらせない。小山と相手後衛とのシュートボールの応酬の隙をついた草野の思い切りの良いネットプレーで得点を重ねていく。勝機が見えてきたところで、小さなミスが目立ち始める。最後まで懸命に食らいつくも、3-5で惜しくも敗れた。試合後、悔しいと声を揃えた二人。まだ結成から1年未満と日は浅いペアではあるが、大会ごとに成長を遂げているのは確実だ。これからワセダを率いていく存在として、この悔しさを糧にさらにレベルアップしていくこの二人から目が離せない。

★次戦でのリベンジを誓う

ポーチに飛び出す上原

 全日本学生選手権(インカレ)同様、またも永井里佳(スポ4=東京・文化学園大杉並)・上原由佳(社2=群馬・高崎健康福祉大高崎)組の前に立ちふさがるのはことしの学生女王・志牟田・地中組(神戸松陰女子大)だった。順調に勝ち進んで迎えた5回戦、永井の持ち味である強烈なシュートボールで相手を圧倒。2ゲームを勢い良く先取し好調な滑り出しかと思われた。しかし、中盤から相手が本領発揮。3ゲーム目を無失点で奪い取ると、反撃に出た。こちらの動きが読めているのか、逆サイドに早いストロークを突き刺し付け入る隙も与えない。永井と志牟田が早いラリーを繰り広げる中、上原は「全然手がでない時は割り切って諦めてしまった。もっと無理してでも行かないといけなかった」となかなか流れを変える1打を放つことができなかった。相手前衛のミドルへ打ち抜くスマッシュやボレーにも苦しめられ、主導権を奪い返せないまま逆転され2−5で敗退。永井は「同じ相手と戦うこともあるので、リベンジしたい」と次の全日本学生選抜インドア選手権で雪辱を晴らすことを誓った。

★ベスト16まであと1歩届かず

積極的に攻める姿勢を見せた木村理

 木村理沙(スポ3=徳島・脇町)・平久保安純(社3=和歌山信愛)組は3回戦を5−1と快勝し、高橋・半谷(どんぐり北広島)組との4回戦に臨む。客席は相手チームの熱烈な声援で溢れ、アウェーな雰囲気の中で試合は始まった。相手は女子には珍しいダブル前衛だ。ダブル前衛特有の早い試合展開に、平久保は「自分たちから焦ってミスをしてしまった」と試合を振り返る。一気に3ゲームを先取されてしまうが、今まで多くの強敵と戦ってきた木村理・平久保組も黙っている訳にはいかない。木村理はラリーを我慢強く続け、一瞬の相手の隙をついてパッシングを打ち込む。平久保も、冷静に動きを読んで放つ多彩なショットで揺さぶりをかけた。向こうのミスも重なりゲームカウント3−3と意地を見せ、ゲームは振り出しに。これが相手の闘志に火を付けたのか、木村理からの返球をスマッシュでミドルに突き刺す。その後も様々なコースを自在に撃ち抜くコントロールに苦しめられた。「最後まで攻略できず、訳の分からないまま終わってしまった」(木村理)。反撃の糸口を見い出せず、3−5と敗れ、惜しくもベスト16には手が届かぬ結果となった。

★感謝の気持ちでプレー

二人で一点のプレーを見せた木村日・安保組

  木村日奈(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)・安保利里那(スポ4=岩手・盛岡女)組は今大会で解散となる。主務と副務の関係で2年間共に部を率いてきた二人は、『お互いのために』という気持ちで試合に臨んだ。「なるべく長くこの二人で戦えるように目の前の試合を戦おう」(安保)と、一戦一戦を惜しむように戦っていく。ファイナルで3回戦を制し、ベスト16を懸けて挑んだ4回戦。序盤から強気な攻めの姿勢を見せ、勢い良く3ゲーム連取するも、一瞬の隙を突かれ、流れを明け渡してしまう。そこからはダブルフォルトなどのミスが見られ、3-4と逆転を許す。しかしそこからこのペアの気持ちが前面に押し出されたプレーが光った。木村日が「勝ちたい、まだ終わらせたくない」という気持ちの乗った球を打ち込み、粘り強くラリーをつなげる。その思いとチームからの声援に応えるかのように、安保もしっかりと得点を重ねる。幾度となくデュースが続く熱戦を繰り広げるが、最後は後一歩が及ばず。惜しくも敗退した。試合後には二人の目に涙も見られたが、お互いに対して「ありがとう」と感謝を伝えた。主務として、選手として。安保が背中で語った多くのことを生かし、これから木村日が率いていく女子部の未来は明るいだろう。

★次に狙うは頂点の座

互いに生かし合い、次戦での活躍を誓った山本・花園組

 インカレでベスト16入り、新進大会ではベスト8と確実に実力をつけている山本沙奈(社1=和歌山信愛)・花園優帆(スポ1=東京・国本女)組。攻撃的なダブル後衛を持ち味とするこのペア。花園が前に出てスマッシュを決めたり、山本の効果的な中ロブで相手の陣形を崩したりと多様な攻め方を見せる。流れに乗って3回戦を突破するも、迎えた4回戦では相手に終始リードされる展開に。挽回する手段を見い出せず敗退。悔しい結果となったものの、「自分たちがやってきたことは通用するし、勝てない相手はいない」(花園)と得た収穫は大きい。確かな手応えを感じている1年生ペアが賞状を手にする日は遠くない。

(記事 栗林桜子、吉澤奈生 写真 吉澤奈生)

コメント

永井里佳(スポ4=東京・文化学園大杉並)

――今大会の結果に関していかがですか

インカレの後、自分の調子が良くなかったのでどうしたら調子が戻るか考えていました。コツを見つけることで早関戦でも調子が改善し、その流れのまま今大会に臨めました。一日目も勝つことができ、二日目も先輩である石井友梨さん(平26人卒=現ワタキューセイモア)に勝ちました。三試合目、最初ゲームカウント2−0でリードしており、自分の好きなテニスで良い試合運びができました。けれど中盤、相手が仕掛けてきた時に自分たちが合わせてしまい、負けてしまいました。やはり自分からもっと果敢に攻めていくことを課題にしていきたいです。

――神戸松蔭女子大との試合において、相手が攻めてきたときの対応策などはありましたか

インカレの個人戦で負けた相手で、インカレ時に反省点をあげました。相手の後衛はミスしない後衛なので、その分準備を早くすることを意識しました。私はあまりストレートに打っていくことが少なかったので、チャンスがあったら前衛の方にストレートを抜くということを意識して今日はやりました。

――話は変わりますが、代替わりしたチームを見てどのようなことを感じますか

試合などは勝っていたりしますが、始まったばかりというのもあり、どの様に進めていくかを杉脇(麻侑子、スポ3=東京・文化学園大杉並)は悩んでいるのかもしれないです。もっと杉脇の好きなチーム作りを意識しながらチームをまとめていってほしいなと思います。少し硬すぎるかなっていうのが見られたので、あまりプレッシャーに感じずに自分の好きなようにやって欲しいなと思います。

――杉脇さんはプレッシャーを感じているなという印象ですか

一日目の個人戦を見ていて感じましたし、団体戦の雰囲気も見ていても感じました。

――まだインドアの大会があると思うので、そちらの意気込みをお願いします

私は結構インドアの方が得意なので、その分今回の反省点などを生かしていきたいです。同じ相手と戦うこともあるので、リベンジしたいなって思っています。それに向けて上原(由佳、社2=群馬・高崎健康福祉大高崎)とコミュニケーションしっかりとって頑張っていきたいです。

上原由佳(社2=群馬・高崎健康福祉大高崎)

――今大会はどこまで行くことを目標にしていましたか

あまり結果は意識していませんでした。この時期にあまり大きな試合がなく、団体戦にも出ていない中で、今まで自分がやってきたことをどこまで実践できるかを意識して臨みました。

――相手に気迫があるように感じたのですが、やりにくかったですか

一本でも多く取るというのが見えました。以前は自分もそういう気持ちでやっていたが、最近は綺麗にやろうとしすぎてしまうところがありました。そういった相手の向かってくる気持ちがやりにくかったです。

――5回戦は神戸松陰女子大戦でラリーが続く中、どのように点数に絡んでいこうと思いましたか

その前の試合の中で、監督さんに早いラリーになった時に追いついて行ってないと言われました。そこを課題にして次の試合に臨んだのですが、出来ると時と出来ない時がありました。出来ない時は諦めてしまいました。そこを無理して、点数にどんどん絡んでいければ良かったのかなと思います。

――永井さんとずっと組んできていかがですか

まだインドアの大会があるので最後まで吸収できるところは吸収して、楽しくできればいいかなと思います。

木村日奈(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)・安保利里那(スポ4=岩手・盛岡女)

――この大会どのようなお気持ちで臨まれましたか

安保 この試合は木村・安保で組む最後の試合でした。私自身代替わり以降練習量が少なくなってしまっていたので、短い練習時間の中でどれだけ集中できるかということは意識していました。後は『日奈ちゃん(木村)のために』という思いでやりましたし、それは本人にも伝えてはいました。一戦一戦少しでも二人でゲームできる回数を増やしていこうというのは話し合っていて、目標で具体的にベスト8などと決めていた訳ではないのですが、なるべく長くこの二人で戦えるように目の前の試合を戦おうと決めていました。

木村日 私たちは主務と副務として、自分のためにやるのももちろん好きなんですが、誰かのために戦うということも好きで、頑張るための原動力になると考えています。今、私のためにと言ってくださったんですが、(安保も)大学最後の試合になるので、勝ち負けももちろんですが思い残すことのないように少しでも力になれたらと考えて臨みました。

――試合終えて率直な感想はいかがですか

安保 終わった後は少し涙も出たんですが、すぐに気持ちよかったなという思いが出てきました。「終わっちゃったな」という思いもあったのですが、最後のゲームなどは特にずっと(木村が)ラリーを粘り強く続けてくれて、後ろからもそれがすごく伝わってきて、本当にありがとうという気持ちしかないですね。

木村日 あんまりもう組むことがないという実感が無くて…

――最後の試合は熱戦を繰り広げました、振り返っていかがですか

安保 私たちはメンタルを重視したプレーをするので、お互い試合に入ったらポイント間の話し合いは技術面はもちろんなのですが、「ここ強気で行こう」、「気持ちで引かないで攻めよう」などという会話をします。相手に言うことで、自分に対しても言い聞かせていました。

――終盤は強気なプレーが見られました

木村日 最初はリードしていたのですが、終盤になるにつれてあまり良いかたちでポイントを取れなくなってきて、「勝ちたい」「まだ試合を終わらせたくない」という気持ちが前に出てきました。

――ペアであるお互いに伝えたいことはありますか

安保 まずは2年間ありがとうございます、ということです。主務は仕事ができて当たり前で、そこからさらにやらなければいけないことは『チーム作り』です。そのためには自分がテニスを頑張ってチームに示すのが一つの手段かなと思いました。よくОBの方に『主務なのに』頑張っているね、『主務』の仕事があるから仕方ないね、などと言われることがありました。でも私はそうはしたくなくて、主務という肩書は関係なく一人の選手なんだということを背中で見せたいと思いました。自分が頑張ることによって(木村日が)、「私も頑張って良いんだ」と思えると思うし、それによってチームのメンバーも私たちのペアを応援してくれていたと思います。それが嬉しくて、主務が頑張ることによって、そのほかのチームのメンバーも私たちも頑張ろうという思いになってきれていたらいいなと感じます。ずっとそれは日奈ちゃん(木村)にも伝えてきたし、今ではもう助けてもらうくらいに頼もしくなったので、もう大丈夫だと思います!ありがとうという気持ちしかないです。実際に組んでいて主務でもレギュラーを目指せるくらいの力量があると思っているので、自分が頑張ることで何個も意味があるということを意識して、どんな人とこれから組んでも私が伝えてきたことを取り入れてくれたらいいなと感じますね。

――きょうも最後はチームの皆さんが応援されていました

安保 応援してくれているというのは、気持ちを大事にしていた私たちの姿を見てきてくれていたということだと思います。

木村日 最初に組んだ時は主務と副務の関係だったので、一学年上というだけでもすごく先輩に感じて、こんなにお互いに近い存在になれると思っていませんでした。それは(安保が)私に対してコミュニケーション取って話してくれたり、背中で見せてくれたことでお互いに信頼し合えたと思います。インカレ後にも「プレイヤー諦めないでね」って言ってくれたのは心に残っています。主務の形はその代によって違うし、その人の良さが出るとは思うのですが、一つの形として本当に良い主務を1年間支えてくることができたと思うので、それをプラスにして次からも教えていただいた気持ちの面を重視してやっていけたらと感じます。

――これから主将と共にチームを率いる存在になります。意気込みを教えてください

木村日 4年生が良いチームを作ってくださったので、ここからどうするか楽しみでもあり、プレッシャーでもあります。私はことしが3年間やってきた中で一番良いチームだったと思うので、それよりも良いチームを作らなくちゃという重圧はありますが、残り少ない間ではありますが4年生に力を貸していただきながら、ことしはことしのワセダらしいチームを作っていきたいと思います。

木村理沙(スポ3=徳島・脇町)・平久保安純(社3=和歌山信愛)

――どんぐり北広島との対戦は雰囲気的にやりづらさはなかったですか

平久保 応援が地元の勢いだったので、やりにくさはありました。

――相手のカットサーブはどうでしたか

平久保 カットサーブ自体は返しにくい訳ではなかったです。珍しいダブル前衛の対策ができてなかったので、焦って自分たちからミスしてしまったのかなと思います。

――途中、巻き返す場面もありましたが

木村 反撃しているという感じはなく、気づけば追いついていました。逆に、どうやって点数を取ったのかはっきりしなかったので、最後まで攻略できずに訳の分からないまま終わってしまいました。

平久保 相手がミスってくれていたので、ラッキーが続いて取れただけでした。

――平久保さんはアジア選手権に出場されますが、意気込みをお願いします

平久保 六大学リーグの時よりも調子は上がってきているので、このままあげていった状態で臨みたいなと思ってます。今日のどんぐり北広島の応援もすごかったですけど、当日は自分たちにも同じぐらいの声援があるので、それを力に変えて頑張りたいです。

――新体制になって最高学年になりましたが、どういうチームを作りたいですか

木村 4年生がチームの良いところを残していってくれました。それを引き継ぎつつ、自分たちのカラーを早く確立していきたいです。その中で、自分は声を出したりして試合でもそれ以外の部分でもチームを盛り上げたいです。

平久保 この学年は人数が多いですけど、仲が良いので横のつながりはしっかりあると思います。それをチームにも生かして、縦のつながりもよくしていけばいいかなと感じます。

小山舞(スポ1=和歌山信愛)・草野絵美菜(教3=群馬・高崎健康福祉大高崎)

――今回の目標をどのように設定されていましたか

草野 3日目に残ってベスト8に進出しようと二人で話し合っていました。

――3回戦振り返っていかがでしたか

草野 相手もそこまでガンガン攻めてくるタイプではありませんでした。自分たちから攻めることができた時はうまくいったので良い勝ち方だったかなと思います。

小山 後衛の方(澤本、トヨタ自動車)が高校の先輩で、その時からライバルとして意識し合う相手だったので、自分から強気に攻めていこうと思ってプレーしました。

――4回戦では強敵と熱戦を繰り広げましたが、手ごたえは感じられましたか

草野 あのペアとやるのはもうことしに入ってから実は3回目で(笑)。関東一般と東日本一般で当たった時には簡単に負けてしまって、今回は失うものはないし、絶対に自分たちから攻めていこうと話し合って入りました。過去2試合よりは形になっていたし、今回は勝てた試合だったなと思います…悔しいです。

小山 3回目ということで自信を持ってプレーできたし、相手がどのような相手なのかも分かっていたので、積極的に攻めていけたとは思います。最後でミスが出てしまい、負けてしまってやはり悔しいという気持ちです。

草野 相当悔しいです。

――これからその悔しさをどのように糧にしていきたいですか

草野 まだ小山草野で組んで1年も経ってないのですが、それでも大会を経るごとに二人でレベルアップしているのを感じるので、ここからは最大の目標であるらいねんのインカレ(全日本大学対抗選手権)に向けて、さらにステップアップしていきたいです。

小山 私もどんどんレベルアップできていると感じています。これから団体戦でもレギュラーとして出ることも多くなると思うので、自分たちがチームを引っ張っていくイメージでやっていきたいと思います。

山本沙奈(社1=和歌山信愛)・花園優帆(スポ1=東京・国本女)

――今大会の結果を振り返っていかがですか

山本 最近ペアとして安定してきて、少しずつ結果を出せるようになりました。けど、いつもベスト8やベスト16など賞状をもらうまでには至らず、今回も勝てるブロックにいたのに残れなかったので悔しいです。

花園 三日目まで行きたかったので、悔しいなという結果ですかね。

――ペアとしてお二人は何カ月か組んできたと思うのですが、お互いどんな印象ですか

山本 私は今まで雁行陣しかやってこなかったので、大学で平行陣できるかなと思っていました。でも、花園がいろんなことができるタイプの後衛なので、あまりがっちりした平行陣というよりは器用に前に出たり、相手を動かしたりしてくれるから自分は今まで通りシュートと中ロブで花園を生かしていきたいです。最近やっと噛み合ってきているので、ここからさらによくしていきたいです。

花園 最初の時はプレースタイルとか悩んでいました。今は攻撃系のダブル後衛で割り切っていこうと思っています。この大会が終わって一区切りついたので攻撃だけじゃなく、守備も覚えていっていろんな形で勝てるようになりたいです。

――お二人が今大会で良かったところと悪かったところを教えてください

山本 良かった点は、緊張する場面でも今まで変えずにやってきたことは通用するということです。悪かった点は、花園も言ったように守備の力が足りないところです。落ち着いて守備できるようになったら、攻撃のプレーが生きてくると思います。ダブル後衛でメダルを目指していきたいです。

花園 良かった点は自分たちがやってきたことは通用するし、みんな勝てない相手ではないとわかったことです。悪かった点は、負ける時に自分たちのプレーを出し切れないで負けることです。どういう状況でも自分たちのベストプレーを出せるようにこれからメンタルの強化をしていきたいなと思います。

――これからの抱負をお願いします

山本 今までは自分が自分がというプレースタイルだったのですが、花園を自由にプレーさせてあげられるように、技術を向上させていきたいです。

花園 まだ賞状をもらってないので、規模はどうであれ賞状をもらいたいです。どの大会でもやるからには優勝を目指してやっていきたいです。