奮闘するも開いた点差 悲願の勝利ならず/明大戦

アイスホッケー

 関東大学リーグ戦(秋リーグ)、ファーストリーグ第6戦は明大が相手だ。現4年生にとって、大学生活で一度も勝てていない相手に一矢報いたい早大だったが、2―8で敗戦。先制点を挙げるも、パワープレーのチャンスを生かしきれず、その差を着々と広げられてしまった。

 第1ピリオド、1点目は早大に入った。開始1分41秒、明大のペナルティによるパワープレー。ゴール裏のFW林幹汰(文2=東京・早実)からのパスにFW金井真(スポ3=北海道・苫小牧東)がゴール前で合わせたパックは相手GKの隙間に滑り込み、1点目。貴重な先制点に、会場は大きな盛り上がりを見せた。9分26秒に1点を返されるが、直後、明大の2人に同時にペナルティが出され、5対3の絶好のチャンスが訪れる。流れに乗るためにも得点したい場面だったが、リバウンドを取られ、攻撃が続けられず、2分が過ぎてしまう。その後、明大がスピード感のある攻撃で2点を重ね、1―3で第1ピリオドを終えた。

先制点を喜ぶ金井

 GK飯見拓未(社1=東京・早実)が力強く叫び声をあげる中、第2ピリオドが始まった。何度もゴールを狙う早大だったが、GKの体に当たり、得点とはならない。パワープレーの場面も丁寧にパスを回して得点のチャンスをうかがうが、ものにできず。一方の明大はゴール前のパックを丁寧にさばき、得点のチャンスを1つ1つ手にしていく。第2ピリオドでさらに3点を追加され、1―6で第3ピリオドを迎えることとなった。

 5点差で開始した第3ピリオド、少しでも点差を縮めたい早大だが、連続するパワープレーを得点につなげられない。10分53秒、早大のパワープレーでパックを奪われ、落ち着いたパスで空いたゴールにパックを押し込まれると点差は6点に。早大の2点目は、54分16秒。パワープレーで、共田野安(国教1=カナダ・ジョージエリオットセカンダリースクール)のパスにFW木綿宏太副将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)がしゃがみ込んで合わせ、放たれたパックは相手DFの隙間を撃ち抜き、1点を返した。しかし、試合終了直前に明大がダメ押しの1点を追加。「ちょっとしたミスが失点につながっ」たと堤広利監督(平10人卒=東京・早実)は振り返った。

試合終了後、浮かない表情の選手たち

 春に比べ、チーム力が高まった早大。シュート数では30―35と、圧倒された試合ではなかった。しかしスコアは2-8と差がつけられ、計11回の明大のペナルティも生かしきれなかった。次戦はファーストリーグ最終戦、昨年度優勝校の東洋大との一戦だ。早稲田らしいプレーで食らいつき、多くの収穫を得てセカンドリーグの戦いへのカギとしたいところだ。

(記事 田島璃子 写真 荒井優月、中島咲良)

結果
早大 ピリオド 明大
1(10) 1st

3(11)

0(11) 2nd

3(13)

1(9) 3rd 2(11)
2(30) 計 8(35)
※( )内はシュート数

得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 GS
早大 03:09 金井 林幹 清水 PP1
明大 09:26 石井 井口 中村 PP1
明大 13:07 丸山 井口 三浦 EQ
明大 16:19 中條 大竹 鍛冶 EQ
明大 30:06 亀田 西脇 石井 EQ
明大 32:19 佐々木 花田 - EQ
明大 35:01 石井 井口 丸山 EQ
明大 50:53 井口 石井 - SH1
早大 54:16 木綿 共田 務台 PP1
明大 59:20 唐津 中條 西脇 EQ

早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
1 川本 木綿 平林 棚橋 沼田
2 江島 清水 鎌田 務台 松下
3 林幹 共田 金井真 有賀 金井和
4 仲見 大塚 上山 - -
  田中 林風 - - -
GK 飯見
コメント

堤広利監督(平10人卒=東京・早実)

――試合を終え、いかがですか

 点差は開いてしまったのですが、内容は悪くなかったと思っております。

――中大戦から期間が空きましたが、どのようなことを重点的に練習しましたか

 2週間空くので、基本に立ち返って、シンプルなプレーをやるように練習をしてきました。

――試合前にはどのような声掛けをしましたか

 強い相手(明大)ではあるけれど、全然できる相手だと思っているので、一人一人自信を持ってやるようにと伝えました。

――第1ピリオドを振り返っていかがですか

 立ち上がりで点も取れましたし、第1ピリオドの内容は良かったと思います。

――第2、第3ピリオドは、流れをつかめずに点差が開いてしまいましたが、振り返っていかがですか

 内容は悪くないんですけれども、ちょっとしたミスが失点につながっておりますので、最後の最後でミスが失点につながるというところを、個々人に集中を切らさないようにと伝えています。

――セカンドリーグへの進出は確定し、来週は東洋大との試合です。どのような試合にしたいですか

 進出は決まっていますが、セカンドリーグにつながる試合にしないといけないと思っていますので、(対戦相手の東洋大は)上位校ですがしっかりシンプルなプレーをして相手(東洋大)に足跡を残せるようにしたいと思います。