フィギュア部門新体制特集 【第2回】新入生インタビュー 坂﨑愛介

フィギュアスケート

 今回の新入生インタビューには、坂﨑愛介(基理1=東京・早大学院)が登場。大学入学前のスケート歴や新しい環境での生活、今後の目標、ビジョンについて語っていただいた。

※この取材は6月8日に行われたものです。

笑顔でポーズをする坂﨑

競技について

――スケートを始めた時期ときっかけを教えてください

 始めたのは幼稚園の年中か年少あたりです。小学校3年生くらいのときに初めて級を取って、そこから真面目に競技に取り組んでいくようになりました。中学校3年生のときには1回スケートをやめていて高校3年間は滑っていないので、大学からまた復活という感じです。

――大学でまた始めようと思ったきっかけはありますか

  そうですね、本当は高校生の頃も(スケートを)やろうかなと思っていたのですが、コロナとタイミングが被ってしまって始めるのが難しくて。なかなかきっかけを掴めていなかったところでWASEDA ON ICEやってるよと聞いて、スケート部の活動を見て、(部に)入ってみようかなと思ったのがきっかけです。

――競技の魅力は何だと思いますか

 よくジャンプが注目されると思うのですが、僕はそっちよりも表現とかが魅力だと思っています。もちろんジャンプなどもすごく迫力があっていいと思うのですが、指先まで繊細な動きをしたり、一人一人違った演技をできるという部分が魅力なんじゃないかなと思います。

――ご自身のスケートで得意なところ、気に入っているところなどはありますか

 それが特になくて(笑)。やめてしまって技術が衰えてしまったので。今回新入部員は5人いると思うのですが、他4人と比べて僕は級も下だし、下手なので。そこはもう割り切って、実力でうまくやろうというよりかは、楽しませるような演技をしたいなと思います。

――やってみたいジャンルや、使ってみたい曲などはありますか

 まだプログラムは作っていないのですが、ノリノリの音楽とか、手拍子していただけるような音楽を使いたいなと思います。

――早大学院出身ですが、もともと早稲田の選手と関わりなどはありましたか

 ないんですよね。高校3年生のときに、WASEDA ON ICEのお手伝いをして、そこで初めて(部員の方に)お会いしたという感じです。

――早稲田大学の選手で、憧れの方はいますか

 永井優香さん(令3社卒)ですね。東伏見で中学生まで練習していて、その頃はあまり喋ったことはなかったのですが、やっぱり同じリンクで真近で滑っている姿を見ていたので、憧れというのはあります。

  

――フィギュア部門への印象は

 すごく仲が良さそうで、とにかく楽しむのが一番なのかなという印象です。すごく真面目に競技に打ち込んでいる選手もいると思うのですが、その中でも楽しむところはちゃんと楽しんでいるという印象で、それがいいなと思いました。

大学生活について

――大学生活には慣れましたか

 いやあ(笑)。今中間テストの時期に入って、また辛くなってきていますね。

――どんなことを勉強されていますか

 色々なことをやっています。例えば金曜日は基礎実験をやっていたり。数学もたくさん使います。線形代数や微積分だったり、あとは物理も使いますし、色々やっています。

――印象に残っている授業はありますか

 実験ですね。すごく大学の設備がしっかりしているので。高校のときも実験はしていたのですが、それを超えるような設備が揃っていて、大学はすごいなと思いました。

――大変な授業はありますか

 微積分の授業ですね。初回に担当の教授が私の授業は難しいですよと言い切っていたのですが、実際に難しくて困っています(笑)。

――スケートと学業の両立はいかがですか

 今のところ全く両立できていないです(笑)。学業メインになっています。まあまだいいかなとは思うのですが、もうちょっと余裕ができたらちゃんとスケートの方もできるようになったらなと思っています。今のところは学業の方しかできていないので、頑張りたいと思います。

――スケート以外のことで、大学生活の中でやってみたいことはありますか

 ピアノをやりたいなと思っています。昔やっていたというのもあるのですが、僕の夢の一つが、自分で弾いた曲でスケートを滑ってみるということで。小さい頃にちょっと考えていたことなのですが、それを実現してみたいなと思っています。今はピアノの方もスケートの方も実力がないのですが、大学で頑張っていけたらなと思います。

今後の目標

――今シーズンの目標を教えてください

 まだプログラムすらできていなくて(スケートに)復帰したばかりの状態なので、まずはプログラムを作って試合に出るということが目標です。順位ではなくて、まず(試合に)出るというところです。

――大学4年間を通しての目標やビジョンを教えてください

 そうですね、全盛期が小学校6年生くらいなので全盛期を更新したいなというのと、目標は2回転ジャンプは全て跳んで、アクセルまで跳べたらいいなという感じです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 吉本朱里)

◆坂﨑 愛介(さかざき・あいすけ)

東京・早大学院出身。基幹理工学部1年。所持級はシングル4級。