馬場、エキシビションで新プログラムを披露!

フィギュアスケート

 6月17日に開催された第68回早慶アイスホッケー定期戦。熱き戦いが繰り広げられる中、ピリオド間にはフィギュア部門の選手によるエキシビションが行われた。第1ピリオド後には慶大の中島葵が演技を披露。そして第2ピリオド後には早大フィギュア部門の馬場はるあ(社4=東京・駒場学園)が登場し、今シーズンの新しいショートプログラムを演じた。


※掲載が遅くなり、申し訳ありません



スポットライトを浴び、演技をする馬場

 エキシビションは、第2ピリオドの熱戦の余韻冷めやらぬ中行われた。暗転した会場でただ一人リンクに立った馬場。観客の視線を一身に集め、演技を行った。
 今回馬場が披露したのは、優しく切なげな歌声が印象的な『My Blood』。「とてもお気に入りで、演技をしていて楽しい曲」と語る、新しいプログラムだ。きれいな和音で曲が始まるとゆっくりと滑り出し、丁寧でメリハリのあるスケートで会場を引き込んでいった。冒頭の3回転トーループを華麗に決めると、観客席からは大きな拍手と声援が響いた。その後もやや乱れはあったものの、合計3つのジャンプを着氷。スピンでは音に合わせた繊細な腕の動きなどで魅せ、美しいボーカル曲を見事に表現した。曲が盛り上がる終盤にはリンクを大きく使って躍動感のあるステップを披露。はにかむような笑顔で演技を終えると、観客や選手の大歓声と拍手を全身に浴びた。



演技後、観客にあいさつをする馬場

 しっとりとした演技で、熱い盛り上がりを見せた試合に華を添えた馬場。「フィギュアの試合ではなかなかない感覚を味わえた」、「熱戦が繰り広げられている会場で演技ができて幸せだった」と、普段の試合とは異なる舞台での演技を振り返った。
 今年は部の最高学年としてスケートに励む馬場。今シーズンはどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる。新シーズンの開幕はもうすぐそこだ。

(記事 吉本朱里、写真 吉本朱里)

コメント

馬場はるあ(社4=東京・駒場学園)

――伝統ある早慶戦での演技でしたが、どのような気持ちで演技に臨みましたか

 早慶戦で演技をすることができ、とても嬉しく、光栄に思っていました。少しでも早慶戦を盛り上げられるよう精一杯滑らせていただき、私も早稲田生の一員として誇りを持って臨みました。

――今回披露したプログラムについて教えてください

 今シーズンの新しいショートプログラムだったのでドキドキでした。とてもお気に入りで、演技をしていて楽しい曲です。

――会場がとても盛り上がっていましたが、その中で滑った感想は

 温かい声援が聞こえて、とても嬉しかったです!フィギュアの試合ではなかなかない感覚を味わえました。熱戦が繰り広げられている会場で演技ができて幸せでした。貴重な経験をさせていただき、スケートをやってきて本当に良かったと思いました。ありがとうございました。