小室、岡島が今年度初の試合に臨む

フィギュアスケート

 新体制となった早大スケート部フィギュア部門。4月17日に新3年の岡島右京(商3=東京・早大学院)が神奈川県フィギュアスケートフリー選手権大会(リリーカップ)に、5月5日には新主将の小室笑凜(スポ4=東京・開智日本橋学園)が彩の国Springフィギュアスケート競技会(サイニチホールディングス杯)にそれぞれ出場した。

 2月のバレンタインカップ以来の試合出場となった岡島。昨年の同大会では良い演技ができたため、「今年も!」という思いが強かったという。今回はジャンプで精彩を欠き、悔しさの残る演技となった。しかし冷静にミスを分析し、今大会で得た課題を踏まえてステップアップを目指す。小室は、順位、点数よりも、作ったばかりの新しいプログラムを滑り切ることに焦点を当てて演技に臨んだ。大会を振り返って、「ひとまず滑り切れて良かった」と語った小室。課題や伸びしろを発見した大会となった。

(記事 吉本朱里)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

サイニチホールディングス杯 第7回 彩の国Springフィギュアスケート競技会

▽シニア女子


小室笑凜  12位 66・60点

第45回リリーカップカナガワ 神奈川県フィギュアスケートフリー選手権大会

▽ジュニア男子


岡島右京  6位 55・15点

コメント

小室笑凜主将(スポ4=東京・開智日本橋学園)

――今大会に出場した意図を教えてください

大学に入ってから基本的に毎年出ている試合だったので今年も出ました。また、フリーのプログラムを少しでも多くの試合で練習できると思ったのもあります。

――今大会の目標を教えてください

まずは滑りきるということです(笑)新しいプログラムが完成して2週間も経っていなかったので、動き切ってしっかり音に合わせるということを目標にしました。

――演技を振り返ってみていかがですか

ちゃんとスピン、ジャンプを入れた状態でやるのが初めてだったので不安だったのですが、ひとまず滑り切れてよかったという感じです。ただ課題は多くあると感じています。

――点数、順位に関してはどう捉えていますか

点数、順位に関しては今回は意識していなかったです。ただ、コンポーネンツの部分が、ジャンプがはまらなかった割に出ていたので、まだまだ伸ばしていきたいと思いました。

――主将として今年度は部を引っ張っていかれる立場になると思いますが、今後に向けての意気込みをお願いします

先輩たちが作ってくださった温かい部活を受け継いでいくと共に、新しいことも部活の中に取り入れていきたいと思います! また、一人一人の個性を発揮できるような場を作っていくことも私の役割だと思っています。

――次の試合が決まっていたら教えてください

来月の関東学生有志大会に出る予定です! 

岡島右京(商3=東京・早大学院)

――今大会に出場した意図を教えてください

最後に出場した大会が2月のバレンタインカップだったので、試合勘を戻したいという意図で出場しました。また、リリーカップは毎年出ている神奈川の県大会で、個人的にすごく思い入れのあるものです。この大会に出られるのも残り2回なので、気合を入れて頑張って練習しました。

――今大会での目標を教えてください

昨年度のリリーカップでとても良い演技ができ、3位に入ることができたので「今年も!」という思いが強かったです。ジュニアというカテゴリーで年下の選手もたくさん出場していたのですが、大学生でもまだまだできるところを見せたかったです。

――演技を振り返ってみていかがですか

大会前の練習や普段の曲かけ、直前の6分間練習でもほとんどミスの無い状態を保つことができていました。でも本番ではジャンプを全て失敗してしまい…訳が分からなくてさすがに落ち込みました(笑)順位を意識しすぎたのが原因なのかなと自分では分析していますが、昨年のリリーカップ以降の大会であまり良い演技ができていないのがとても悔しいです。

――順位、点数に関してはどう捉えていますか

ボロボロだったわりには意外と点数が出ていたなという印象です。ただ、ステップやスピンで取りこぼしが多く、ジャンプ以外でももったいない部分があったなと反省しています。

――今後に向けての意気込みをお願いします

とにかく練習でできていても本番で失敗してしまっては意味がないので、本番でのパフォーマンスを上げることを今季はテーマにしたいと思います。最終的には日本学生氷上競技選手権(インカレ)で最高の演技をすることが目標なので、それに向けてやるべきことにしっかり取り組んでいきたいです。

――次の試合が決まっていたら教えてください

大学生の有志大会が6月に行われる予定なので、それに出場します。