【ラグビー】筑波大Bに大勝 後半から豪雨もトライを量産

ラグビー男子

関東大学ジュニア選手権 9月20日 対筑波大B 筑波大・CHUBU UT Field

 早大Bは関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)初戦で東海大Bに快勝。続く今節でも二連覇へ向けてさらなる一勝が欲しいところだ。試合が始まると、ラインアウトモールを連続して組まれ、ついに防ぎきれずに先制得点を奪われてしまった。それでも、15分にWTB池本晴人(社4=東京・早実)、19分にはHO堂薗尚悟(スポ1=神奈川・桐蔭学園)のトライが生まれ、筑波大Bに逆転。その後も安定したアタックで得点を重ねてリードを広げた早大Bは、31ー5のスコアで試合を折り返した。後半が始まると、筑波大Bのミスからのチャンスを活かして連続トライ。しかし、次第に雨の勢いが強まると、両チームノックフォワードが増えていく。そんな過酷な状況でも、しっかりとパスを繋いだ早大B。試合終了までさらに点差を引き離し、66ー5でジュニア選手権2連勝となった。

今試合2トライをあげ、活躍をみせたWTB池本

 試合開始してすぐにCTB藤井雄士(社3=北海道・札幌山の手)の力強いゲインがペナルティーを誘うと、池本が相手の隙を突き、タップキックで再開。そこからゴールライン前で攻撃を展開しようとするが、その後のパスが繋がらず惜しくもチャンスを失ってしまった。流れが悪くなってしまった早大Bは、キック処理でミスを犯し、徐々にエリアを戻される。相手の50:22となるキックで自陣に侵入を許すと、ラインアウトモールを連続して組まれてしまった。その中でペナルティーを何度も犯し、ピンチを脱出することができない。すると、ついにラインアウトモールを防ぐことができず、先制得点を奪われてしまった。それでも13分に敵陣深くで堂薗の渾身のチャージが決まると、マイボールスクラムとなり好機を迎える。何度かラックサイドでフェーズを重ね、最後はSO寺田結(スポ3=広島・尾道)の冷静な判断により外で待っていた池本にパスし、そのままトライラインを割った。これにより早大Bが追いつき、試合は振り出しに戻る。さらに19分にはラインアウトモールからサイドに仕掛けた堂薗がインゴールに飛び込んで、筑波大Bのスコアを上回る10ー5となった。次第に相手のセットプレーも攻略していった早大Bは、ラインアウトモールをFL龍康之助(文構3・東京=早大学院)のスティールで切り抜ける。そして、FB髙野恵次郎(スポ1=福岡・小倉)のロングゲインで敵陣に迫った。そこからテンポのよいアタックを継続し、池本がステップで相手をかわしてグラウンディングに成功した。31分にもCTB東佑太(スポ1=東海大大阪仰星)のランやパスが起点となり髙野のトライが生まれると、続く39分にはラインアウトから直接ボールをもらった堂薗が得点を追加。寺田も回数を重ねるごとにコンバージョンキックの精度を上げていき、早大Bのリードを広げていく。31ー5のスコアで前半を終えた。

豪快にグラウンディングを決めたNO・8平野

 後半が始まると筑波大Bのダイレクトタッチで、早速攻撃の機会を得た早大B。徐々にトライラインに迫り、走り込んできたLO宮川侑大(スポ2=富山・砺波)がトライをマークした。さらに、相手のキックオフでのノット10メートルにより、再びアタックを継続。9分にスクラムから直接飛び出したNO・8平野仁(スポ3=神奈川・法政二)が豪快にトライラインを割り、点差を引き離した。しかし、次第に雨の勢いが増していくと、ゲームの流れも変わっていく。ボールが手につかず、前半のように上手く攻め込むことができない場面が増える。自陣22メートルライン近くでラインアウトモールを与えてしまうも、強いプレッシャーをかけてなんとか抑えた。すると、筑波大Bのノックフォワードも増えていき、両チーム無得点の時間が長く続く。均衡を破ったのは早大Bの気迫のスクラム。ここで押し込んでペナルティーを奪いとると、敵陣でラインアウトを獲得する。その後の攻撃で、髙野が圧倒的なスピードを見せながら外側のスペースを駆け抜け、グラウンディングに成功した。勢いに乗り始めた早大Bは、35分に池本の素早く正確なショートパスを受け取った平野が走ってトライ。グラウンドのコンディションがいくら悪くとも、チャレンジする姿勢を維持し、諦めずに雨の中で攻め続ける。なんとか繋いだボールを全員で前へ前へと運んだ。39分に藤井の追加得点が生まれた瞬間、試合終了のホイッスルが吹かれた。先制点こそ許したものの、最終的に早大Bは66ー5と筑波大Bに大勝した。

力強いキャリーをみせたHO堂薗

 今節ではルーキー・堂薗がフィールドプレーにおいて力強いキャリーで躍動。高校時代からの輝かしい経歴を持ちながら入部した才能の原石はやはり伊達ではない。それでも、早大Bは先制得点を奪われたシーンや豪雨の影響で少し苦しむ時間もあった。ただし、そのような困難な壁をこれまで乗り越えてきた猛者たちが今の早大には揃っている。そのため心配はいらないだろう。あとは栄光の舞台へと進み続けるのみだ。

(記事:池田健晟 写真:飯塚咲、吉田さとみ)

コメント

◆WTB池本晴人(社4=東京・早実)

ーー今試合の個人的なコンセプトを教えてください
 80分間通して自分の役割を遂行し続けることをコンセプトにしていました。またゲームキャプテンとして、チームの方向性を決める声掛けと、トランジションとルーズボールの反応は負けないようにしていました。
ーーBKのラインアタックを振り返っていかがですか
 雨という難しいコンディションの中で、一人一人が接点で勝負し続けられたのが良かったと思います。
ーーバックスリーの連携はいかがですか
 攻撃面では外から要求して、自分たちのアタックを遂行していくことができたと思います。キック処理に関してはもう少し早めのコミュニケーションをして対応できたら良かったのかなと思います。
ーー最後に今後の意気込みをお願いします
 試合は上井草でやってきたことしか出ないと思っています。だからこそ日常の質にこだわり続けながら、毎日が勝負だと思って生活していこうと思います。


◆HO堂薗尚吾(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

ーー今試合の個人的なコンセプトを教えてください
 今日は雨になるという想定で、自分の特意なプレーのボールキャリーのところで、まずは当たるとだったりとか基本的なプレーを徹底しようと思い臨みました。
ーーセットプレーを振り返ってみていかがでしたか
 やっぱりムーブのところでまだタイミングが合ってないところだったりとかありました。スクラムはよくて安定したのですが、ラインアウトのところで自分のミスがあって、敵陣で攻め込まれてしまったので、晴れの日でも雨の日の想定をしながらスローの練習だったりとか、改善していきたいと思います。
ーー力強いランがたくさん見られたと思うんですがいかがでしたか
 そこが自分の得意なところでもありますし、自信があるので、その強みを発揮することができてよかったです。最後のフィニッシュのところで、トライを取り切れないところがいくつかあったので、来週の立教大戦に出られるかはわからないのですが、メンバーに入れたら、最後のフィニッシュを丁寧にやるところだったりとか、もっとしっかり詰めていこうと思ってます。
ーー今後の意気込みをお願いします  
 自分が今できることをまず明確にして、それを80分徹底して頑張っていこうと思います。


◆SO寺田結(スポ3=広島・尾道)

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください
 今日の試合は天候も悪かったので、遂行を意識してプレーをしました。

ーー雨の日の試合でしたが、どんなところに意識してゲームメイクしましたか
 ミスが増える展開を予想していたので、個人としてはエリアを取るこまず第一に考えていました。

ーージュニア選手権では初の先発出場でしたが、いかがですか
 公式戦ということで負けられないですし、これから公式戦が続いていく中で、上に上がるために練習でやったことをどれだけ出せるかということが鍵になると思うので、これを意識しました。

ーー今後の意気込みをお願いします
 対抗戦に出ることが目標になってくるので、試合に出られるようにもっと頑張ろうと思います。

写真ギャラリー

スペースに駆け込みキャリーするLO駒井

力いっぱい押し込むFL多田

好アシストが多くみられたCTB藤井

ディフェンスを見据えながら前進を図るWTB松本

着実にカテゴリーを上げ、存在感を見せるSO中川

メンバー表

星取表