【ラグビー】雨の中の試合を制す 筑波大Cに完封勝利

ラグビー男子

秋季オープン戦 9月20日 対筑波大C 筑波大・CHUBU UT Field

 雨足が強まる中始まった今試合。筑波大Cとの一戦が筑波大・CHUBU UT Fieldで幕が開けた。試合が開始すると、早大Cは巧みなキックと強固なディフェンスで試合の主導権を握る。前半6分にスクラムから先制すると、鋭いパスと推進力のあるアタックで得点を重ね、21ー0で折り返した。後半は悪天候によるハンドリングエラーで筑波大Cに攻め込まれるも、自陣ゴール前で粘り強く死守。ここから相手の隙を突いた独走やカウンターで怒涛の得点ラッシュを見せ、49ー0で相手を圧倒する完封勝利を収めた。

相手を引きずり前進するSO中川

 雨足が強まりを見せるなか、筑波大Cのキックオフで戦いの火ぶたが切られた。冷静なゲームメイクを見せたのが早大Cの司令塔のSO中川空河(⼈2=福岡・修猷館)だ。巧みなキックで着実にエリアを獲得すると、自らのキックカウンターからビッグゲイン。迎えた6分、敵陣深くのスクラムから中川が隙を突き、そのままインゴールへ飛び込んだ。左隅という難しい角度から放たれたコンバージョンキックも自ら沈め、7ー0と先制を果たす。直後、筑波大Cの反撃に晒されるも、規律ある固いディフェンスで我慢を重ね、ペナルティーを誘発する。ゴールラインは決して割らせなかった。13分、スクラムから中川の鋭いロングパスが外へ通ると、これを受けたWTB佐藤光希(スポ1=早稲⽥佐賀)が圧巻の快速で相手陣を切り裂く。最後はFL荒⽊鷲摩(法2=北海道・函館ラサール)が肉弾戦を制してねじ込み、中川のキックも決まって14ー0。勢いに乗る早大Cは、中川の精度高いキックパスからWTB⼩貫壮太(教4=東京・早⼤学院)が起点を作り、さらに畳みかける。24分にはHO​​丸橋怜央(商4=埼⽟・早⼤本庄)が力強いヒットで敵陣深くまで侵入し、最後はCTB桑⼭和⽣(スポ1=⿅児島実業)が推進力でゴールラインを打ち砕いた。相手を寄せ付けない圧倒的な攻守でスコアを21ー0とし、早大Cが完璧な形で前半を折り返した。

アタックのチャンスを探すWTB小貫

 メンバーを大きく入れ替えた後半は、降りしきる雨の影響でハンドリングに苦しみ、筑波大Cに主導権を握られる時間が続いた。しかし、早大Cは自陣ゴール前で粘り強いディフェンスを見せ、ゴールラインを死守。この耐えの時間が、その後の怒涛の得点劇を呼び込んだ。後半16分に敵陣スクラムからSH平塚英⼀朗(法4=東京・早実)が抜け出して均衡を破ると、19分には相手のミスを逃さずCTB佐藤世那(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が独走トライ。直後の20分にもFB肥後直希(スポ2=早稲⽥佐賀)の巧みなキックカウンターからWTB⾺場敦輝(スポ2=⼤阪桐蔭)が仕留め、一気にリードを広げた。試合終了間際にもFL髙橋松⼤郎(スポ4=愛媛・松⼭東)が泥臭くねじ込み、SO古瀬莊(スポ2=静岡聖光学院)が精度の高いキックでコンバージョンキックを成功。苦しい時間帯を乗り越えた早大Cが、終わってみれば49ー0と筑波大Cを圧倒する完封勝利を収めた。

ギャップを探すFL髙橋松

 雨という難しいコンディションの中での試合で司令塔として見事なゲームメイクを見せた中川や、爆発的な推進力でラインを突破した桑山、肥後などの個々の才能と組織力が噛み合った今試合。苦しい時間帯を耐え抜いてつかんだ完封劇は、チームにとって大きな自信となるはずだ。深まりゆくシーズン、過酷さを増す部内競争の中で歩みを止めない彼らから目が離せない。

(記事:大林祐太 写真:伊藤文音、吉田明日香)

コメント

◆HO丸橋怜央(商4=埼玉・早大本庄)

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください

 ゲームコンセプトとしては制圧というところを掲げていました。アタックにおいてもディフェンスにおいても、目の前のひとつひとつのプレーで相手を圧倒するというところをチーム全員で意識して臨みました。

ーースクラム等のセットプレーで勢いがあったように感じたのですがいかがですか

 セットプレーで優位に進めることはできたんですけど、相手との兼ね合いでもっと圧倒したかったというのが正直なところです。やっぱり自分たちのセットプレーを一貫して発揮することができれば、もっともっと相手を圧倒することができたのかなという風に考えているので、そこは次戦に向けての反省かなと思います。

ーー最後に今後の意気込みをお願いします

 チームとしても個人としても、シーズンが深まってくる中で、自分含めひとりひとりが『荒ぶる』に向かって、全力で努力し続けたいと思います。

◆SH平塚英⼀朗(法4=東京・早実) 

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください

 雨なので、ひとつひとつのプレーを完了させるところを意識して臨みました。

ーー雨が強い展開でしたか、アタックではどんなところを意識していましたか

 晴れの試合に比べてラインの幅を近く調整したことと、パスの数を少なくして強いプレーをチームとして意識して臨みました。

ーー今後の意気込みをお願いします

 シーズンが始まったばかりで、自分自身苦しい時期なので、いつチャンスが来てもいいように日々準備を積み重ねて、日本一を掴み取りたいと思います。

メンバー表