関東大学対抗戦 9月12日 対日体大 駒沢オリンピック公園総合運動場
勝ちにこだわる勝負の秋。清水組の関東大学対抗戦(対抗戦)が、ついにその幕を開けた。昨年と同じ開幕カードとなった日体大戦。開始わずか3分、スクラムからの電光石火の展開で待望の今季チーム初トライを奪うと、チームの怒涛のラッシュが始まる。夏合宿で磨き上げた真骨頂のモール攻撃、果敢なキックパス、そしてテンポ溢れる連続アタックで相手防衛網を次々と破り、43ー0という圧倒的なスコアで前半を折り返した。早大は後半に入ってもその勢いは留まることを知らない。鮮やかな中央突破、パワーで相手をねじ伏せるスクラム、ミスを見逃さず一瞬でチャンスに変える機敏な展開で得点を重ねていく。最後まで隙を見せず、自陣ゴールラインを死守し続けた鉄壁のディフェンス。69ー0の完全完封勝利で、清水組は最高のスタートを切った。

日体大のキックオフで幕を開けた一戦。開始わずか3分、ファーストスクラムで主導権を握った早大はフリーキックから素早く展開。SO服部亮太(スポ3=佐賀⼯)のパスからWTB⻄浦岳優(社3=東福岡)がライン際を鋭く切り裂き、敵陣深くへ攻め込む。モール形成からCTB島⽥隼成(スポ3=福岡・修猷館)、服部へとつなぎ、最後はルーキーFB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀)がゴールラインへダイブ。今シーズンチーム初トライという価値ある一撃をルーキーがもぎ取ると、服部の確実なコンバージョンで7ー0と先制する。勢いに乗る早大は13分、ラインアウトモールからHO清⽔健伸主将(スポ4=東京・国学院久我⼭)が相手ディフェンスを持ち前のパワーで叩き割って追加点。続く15分にはキックオフレシーブからWTB鈴⽊寛⼤(スポ4=岡⼭・倉敷)のビッグゲイン、清水の体を張ったメイクから、服部が絶妙なキックパスを供給。最後はFL久我真之介(⽂構3=東京・早実)がグラウンディングし、17ー0とリードを広げた。その後も攻撃の手を緩めない早大は、21分にテンポ溢れる連続攻撃から服部のリターンパスを受けたPR新井がトライ。29分にはNO・8城央祐(スポ3=神奈川・桐蔭学園)、さらに32分と前半終了間際にも服部が鮮やかにトライラインを駆け抜け、43ー0と相手を圧倒して前半を折り返した。

後半に入っても早大の怒涛のアタックは止まらない。5分、島田が相手ディフェンスを中央から鋭く切り裂き、後半ファーストトライを奪取。PR前⽥麟太朗(スポ3=神奈川・桐蔭学園)の投入後はスクラムでも相手を圧倒する。17分には服部の鮮やかなロングパスから、大外の西浦がゴール隅へ飛び込んだ。20分にはスタジアムを大歓声で包むスーパートライが生まれる。相手のミスボールに素早く反応した島田が敵陣裏へボールを転がし、自ら猛追して巧みなドリブルを披露。最後はチェイスしたCTB森⽥倫太朗(スポ4=兵庫・報徳)の手にボールが収まり追加点、62ー0とリードを広げる。その後も交代出場のSO⽵⼭史⼈(スポ1=神奈川・桐蔭学園)がアタックのテンポをさらに加速させると、FL平野仁(スポ3=神奈川・法政⼆)が巧みなステップでディフェンスを翻弄しビッグゲイン。最後はAチーム復帰戦となったWTB池本晴⼈(社4=東京・早実)が鮮やかにグラウンディングを決める。早大は最後まで集中を切らさず自陣ゴールラインを守り抜き、69ー0の完全勝利でノーサイドの笛を迎えた。

『赤黒』の重みを噛み締め、対抗戦デビューを飾った若き才能たちが躍動した一戦。試合の主導権を終始握り続けた早大は、後半に入ってもその手綱を緩めることはなかった。なかでも異彩を放ったのが、服部を中心に描く早大伝統のアタッキングラグビーだ。すぐさまアタックラインを形成し、空いたスペースへと一瞬でボールを展開。そして電光石火の速さで攻め込む。さらに、得点源として威力を発揮するラインアウトモールや、前田を筆頭とした強固なスクラムなど、セットプレーの圧倒的な安定感も光る。初戦の圧勝劇を口切りに、いよいよ開幕した激闘の対抗戦。勝利を重ねるごとに成長していく清水組の進化から、今季も目が離せない。
(記事:大林祐太 写真:髙木颯人、吉田明日香)
コメント
◆HO清⽔健伸主将(スポ4=東京・国学院久我⼭)

ーー試合を振り返っていかがですか
前半取り切る部分と取り切れなかった部分で、課題っていうのが見つかったと思うので、球際や人際の部分をしっかりと改善したいなっていう風に思いました。後半セットプレーの部分、修正力が垣間見えたと思うので、それをもっと早い時間からできるようにやっていきたいと思います。
◆PR新井瑛大(教4=大阪桐蔭)

ーー今試合のゲームコンセプトを教えてください
コンセプトはファーストパンチという点をチームであげてて、最初の入りであったり、そのようなところを意識して試合に臨みました。
ーー個人としてのテーマとその出来栄えはいかがでしたか
個人として今日の試合のテーマは、ボールキャリーであったり、ブレイクダウンであったりを、激しくいくことをテーマに挙げてたんですけど、その部分に関しては今日はいいキャリーも何個かあったのでよかったかなと思います。
ーーフィールドプレイでの存在感を発揮されてたと思うのですが、ご自身で振り返ってみていかがですか
さっきも言ったのですが、ボールキャリーを意識して臨んで、そこがしっかり成果として出たので、そこは結構良かったかなと思います。
ーー今後の意気込みをお願いします
まだ始まったばっかりなので、今日見つかった課題を修正しながら、自分の持ち味であるボールキャリーのとこだったり、スクラムのところをしっかりレベル高く追い求めて、いい結果を残せるように頑張っていきたいと思います。
◆PR遠藤直輝(教3=東京・早実)

ーー初めての対抗戦でしたが、チームにどのように貢献できたと思いますか
自分が思ってた通りのプレーはできなくて、あまり良くなかったと思います。
ーー今試合のゲームコンセプトを教えてください
優位にスクラムを組むっていうことと、個人的にはラインアウトモールが課題だったので、克服できるようにと思っていました。
ーーモールの手応えはいかがでしたか、課題はありますか
組めなかったです。思ったよりも上手くできない部分があったので、課題として持ち帰りたいと思います。
ーー赤黒を確かなものにするために、自分には何が必要だと思いますか
安定したスクラムを組むということと、フィールドでもっと走るというところです。
ーー今後の意気込みをお願いします
これからシーズン深まっていきますが、これからも対抗戦出て選手権優勝できるように頑張りたいと思います。
◆SO服部亮太(スポ3=佐賀⼯)

ーー今試合のゲームコンセプトを教えてください
自分たちフォーカスで、準備してきたことを全部出すという気持ちで挑みました。
ーー個人としてのテーマと、その出来栄えはいかがでしたか
やっぱりミスが多かったことが一番悪いと思っていて、ミスしたあとの修正力っていうのが一番大事なのかなと思います。
ーー今日はランが光っていましたが、ご自身で振り返ってみていかがですか
やっぱりスペースがしっかり見えていないので、ランというオプションを一つ使えたのはかなり良かったと思います。
ーー今後の意気込みをお願いします
これからシーズンも深まっていくので準備してやっていければなと思います。
◆CTB森⽥倫太朗(スポ4=兵庫・報徳)

ーー初めての対抗戦、初スタメンでしたが、どのような気持ちで試合に臨まれましたか
ずっと憧れて目標にしていた舞台だったので、嬉しいという気持ちと早稲田の代表として出るという責任感を感じながら臨みました。
ーー今試合のゲームコンセプトを教えてください
チームとしてはファーストパンチで常に先手を取ること、個人でもしっかりコンタクトで相手より早く先手を取り、体を当て続けることを意識していました。
ーー個人としてのテーマと、その出来栄えはいかがでしたか
個人としてはディフェンスでもアタックでも常に体を張り続けることです。出来た部分もありましたが、こちらがミスを犯してからのボールへの反応で後手に踏んでいる場面があったので修正していきたいです。
ーー今後もスタメンで出場するために、どこに磨きをかけていきたいですか
一つ一つのプレーの精度に拘ってやっていきたいです。
ーー今後の意気込みをお願いします
初戦勝つことが出来たのは良かったですが、これからレベルアップをしないと荒ぶるには届かないので一試合一試合高みを目指してやっていきます。
◆FB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀)

ーー初めての対抗戦でしたが、どのようなお気持ちですか
怪我なく終われたので嬉しいです。
ーー今試合のゲームコンセプトを教えてください
気負わずに大きくプレーすることです。
ーースキルとしてのテーマと、その出来栄えはいかがでしたか
ランでしっかり倒れないでボールを活かすというところで、自分としては外側に出るなどのミスが無かったので悪くなかったと思います。
ーーAチームとしての出場機会が増えていますが、チームにどのような形で貢献してると思いますか
1年生らしくダイナミックなランやハイボールなどで少しずつ形として出てきている分、もっと頑張っていきたいです。
ーー今後の意気込みをお願いします
まだチームで競争がある中でしっかり自分も絡んでいけるように頑張りたいと思います。
メンバー表

星取表
