東海大戦展望

ラグビー男子

 大学ラグビーがますます熱くなる季節だ。大学日本一を懸けた戦い、全国大学選手権(大学選手権)。関東大学対抗戦(対抗戦)4位扱いとなった早大は、16日の3回戦から参戦することとなった。相対するは関東大学リーグ戦(リーグ戦)2位の東海大だ。関東大学春季大会では29-67、夏季オープン戦でも5-52で敗北しており、ここで何としてでもリベンジを果たしたい。

 東海大は、FW・BK共にタレントぞろいのチームだ。FWはプロップ三浦昌悟(4年)、NO・8テビタ・タタフ(3年)らを中心に、セットプレーでの強さを発揮。「FW勝負になると思う」とプロップ鶴川達彦(文構4=神奈川・桐蔭学園中教校)が語るように、東海大の強力FWには早大FWも闘志を燃やす。一方のBKは、攻守にバランスの取れたメンバーとなっている。WTBアタアタ・モエアキオラ(3年)、CTB池田悠希(4年)はサイズを生かした突破力が売りだ。また、日本代表キャップを持つFB野口竜司主将(4年)、タックルに定評のあるCTB鹿尾貫太(4年)もおり、守備力も申し分がない。東海大は第8週の大東大戦で敗れてリーグ戦優勝を逃したものの、最終戦の流通経大戦では激しいディフェンスから流れを作り快勝。敗戦を糧にステップアップし、チームの仕上がりは上々だ。

東海大は強力なFW陣を有する

 そんな東海大に対して、早大は強固なディフェンスを形成できるかがカギとなる。早明戦ではラックサイドを突かれてゲインを許す場面が目立ったため、東海大もラックサイドやスクラム近辺を狙ってくるだろう。NO・8には、WTBでの出場も多く、スピードとパワーを兼ね備えたアタアタが起用されている。FW陣はブレイクダウンでファイトし続けると共に、ラックサイドのケアにも注力したい。また、CTB黒木健人副将(教4=宮崎・高鍋)、WTB野口祐樹(人4=群馬・太田)らを核としてディフェンスで粘り、前述の攻撃力のあるBK陣にビッグゲインを許さないことも必須だ。失点とペナルティーを最小限に留めれば、勝機はある。早慶戦のようにSH齋藤直人(スポ2=神奈川・桐蔭学園)を起点としてハイテンポなアタックを継続できれば、点が取れるだけの力はある。「自分たちがやることはもうぶらさないので、徹底して精度を上げて、良いアタックをしたい」(ロック加藤広人主将、スポ4=秋田工)。ディフェンスとハードワークから、早大のテンポを作りたい。

1年間チームを率いてきた加藤広。まずは初戦を突破したい

 大学選手権はトーナメント方式で行われる、負ければ終わりの厳しい戦いだ。早大は、東海大、天理大、そして帝京大と優勝候補の強豪がひしめくトーナメントのヤマに入った。しかしどのチームも、日本一を取るためには遅かれ早かれ必ず倒さなければならない相手。悲願の『荒ぶる』に向けて、チーム加藤の最後の戦いが始まる。

(記事 本田理奈、写真 大庭開、栗村智弘)

 

早大登録メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
1 鶴川 達彦 文構4 神奈川・桐蔭学園中教校
2 宮里 侑樹 スポ3 沖縄・名護商工
3 久保 優 スポ1 福岡・筑紫
4 ◎加藤 広人 スポ4 秋田工
5 三浦 駿平 スポ2 秋田中央
6 佐藤 真吾 スポ3 東京・本郷
7 幸重 天 文構2 大分舞鶴
8 下川 甲嗣 スポ1 福岡・修猷館
9 齋藤 直人 スポ2 神奈川・桐蔭学園
10 岸岡 智樹 教2 大阪・東海大仰星
11 野口 祐樹 人4 群馬・太田
12 中野 将伍 スポ2 福岡・東筑
13 黒木 健人 教4 宮崎・高鍋
14 中野 厳 社4 東京・早大学院
15 佐々木 尚 社3 神奈川・桐蔭学園
リザーブ
16 千野 健斗 人3 東京・成蹊
17 鷲野 孝成 基理3 神奈川・桐蔭学園
18 柴田 雄基 文4 愛知・千種
19 中山 匠 教2 東京・成城学園
20 西田 強平 スポ3 神奈川・桐蔭学園
21 吉岡 航太郎 スポ4 国学院栃木
22 加藤 皓己 創理2 北海道・函館ラサール
23 桑山 聖生 スポ3 鹿児島実
※◎は主将、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)