春季オープン戦 5月9日 対慶大C戦 慶大・日吉グラウンド

初夏の光がまぶしく降り注ぐ慶大・日吉グラウンドで、新人早慶戦を前に行われた今試合。前半、早大Cは幾度も好機をつくりながら得点に結びつけられない時間が続いたが、折り返しに差しかかる頃、慶大Cのラインアウトでのオーバーボールに瞬時に反応し、WTB肥後直希(スポ2=早稲田佐賀)が先制トライを奪う。この一撃を機にプレーは安定し、テンポよく得点を重ねて38ー0で前半を終える。後半もグラウンドを大きく使った展開やアタックの精度が冴えわたり、終盤に一度トライを許した。完封こそ逃したものの、BKラインの躍動も光り、最終的に69ー5と大勝を収めた。

鋭く切り込むWTB肥後
澄み切った青空のもと、試合はスタート。なかなかチャンスをものにできない早大Cだったが、11分にFL浅沼大智(文構3=埼玉・早大本庄)がゲインし、NO・8龍康之助(文構3=東京・早大学院)が先制トライに成功。FWの接点での力強さでじわじわ敵陣に攻めていき、トライライン際まで持ち込むもグラウディングできず、慶大Cのドロップアウトとなってしまう。その後もPR池田恭盛(商3=早稲田佐賀)がよいチャージを見せるもスティールされ、またもチャンスを逃す。変わらず慶大Cの流れを断ち切れない。だが24分、HO丸橋怜央(商4=埼玉・早大本庄)からLO原田恒耀(スポ4=福岡・修悠館)がオフロードパスを受けゲイン。SH渡邊晃樹(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がラックからロングパスを出し、肥後が敵3人に囲まれながらも力で押し切りトライを取りきった。12-0とし、ここからアタックのテンポが安定し、早大Cが勢いづいていく。慶大Cのアタックに早大Cがよいプレッシャーをかけ、慶大Cのミスを誘うなどして、得点へとつなぎ、17ー0。
34分には、FL狭間大介(スポ4=福岡)がよいゲインを見せ、そのままよい角度と速さで丸橋がグラウディング。コンバージョンキックも決まり、24ー0とする。36分、丸橋からFB佐藤世那(スポ2=神奈川・桐蔭学園)へボールを繋ぎ、外で余っていた肥後が大きくゲインし、佐藤がトライライン中央に飛び込んだ。SO寺田結(スポ3=広島・尾道)のコンバージョンキックも成功し31-0とし、得点差を広げていく。前半終了間際には、狭間が敵のタックルをかわしながら、うまくボールをつなぎ肥後が得点。前半を38-0で折り返した。

スペースを走るFL浅沼
後半2分、自陣から左右にグラウンドを広く使い、アタックのテンポもよく、BKラインのチームプレーが光ってWTB馬場敦輝(スポ2=大阪桐蔭)が得点し、43-0と後半も攻撃の手を止めない早大C。4分には佐藤が自陣から敵陣ゴールライン手前まで力強いランを見せてチャンスを作る。その後、HO野村怜央(商2=兵庫・報徳学園)が押し込みグラウディング。キックも決まり、50ー0。11分、慶大Cのミスボールに反応し、早大Cが一気に自陣から敵陣へ攻め込む。更に慶大Cのノットロールアウェイで早大Cはペナルティーを獲得。狭間から受けたパスを佐藤がゴールライン真ん中を叩き割り57-0とした。続く20分には、慶大Cにゴールライン際まで攻め込まれるも、慶大Cのノックオンを誘い出し、粘る早大C。23分、CTB松本桂太(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が裏でパスをもらい、攻め込む。その後アドバンテージを獲得し、早大Cボールでラインアウトからモールを形成、そして野村がトライ。SO古瀬荘(スポ2=静岡聖光学園)のキックも決まり、64-0とする。その後はしばらく慶大Cアタックが続き、後半38分には慶大Cに得点を許してしまう。完封勝利は逃したものの、後半終了間際には意地を見せた早大C。SH安岡叶夢(社3=大阪桐蔭)がトライを決め、69-5でノーサイド。

ボールを受け取るHO野村
大きな点差をつけ勝利した早大C。徐々にチームとしてアタックのテンポをつかみ得点に結びついた。今試合は、肥後、佐藤をはじめとした2年生の活躍が印象的だった。直接得点に結びつくプレーをした選手が多いことはもちろん、各所のアタックの場面で幾度もよい連携プレーを見せた。さらに、ゲームキャプテンを務めた丸橋や、狭間といったその他の上級生の情熱的なプレーもチームによい影響を与えたのだろう。とはいえ、相手ミスからの得点も多く、自分たちから好機を作り出していく積極性と、技術の更なる研鑽は必要となってくる。常に一つ上の階級、そして『赤黒』を目指し、日々鍛錬を重ねる早大Cのメンバーたちの今後に期待したい。
(記事:吉田さとみ 写真:高木颯人、伊藤文音)
コメント
◆HO丸橋怜央(商4=埼玉・早大本庄)ゲームキャプテン

ーーゲームキャプテンとして、今日の試合のコンセプトを教えてください
チームとしてはガッツセット、倒れた後の立ち上がりから次のプレーまでの移動のスピードのところを意識して取り組んでいました。
ーーチームとしてアタックの手応えはいかがでしたか
ブレイクダウンのところでボールをクリーンアウト、素早く綺麗に出せなかったので、そういったところで課題が残る試合だったかなという風に思っています。
ーー個人のパフォーマンスについて振り返ってみていかがですか
もうとにかく自分が置かれた立ち位置を意識して、上のチームに食い込んでやろうという気持ちを出して取り組んだんですけど、気持ちが行き過ぎてうまくいったところもあれば、そうでなかったところもあったので、そこをうまく練習か草で取り組んでいるものをしっかり試合で発揮するというところをもっと意識できたかなと思っています。
ーー最後に今後の意気込みをお願いします
いち早くAチームに食い込んで、赤黒を着て日本一に貢献できるようなプレーヤーになります。
◆FL狭間大介(スポ4=福岡)
ーー今日の試合のコンセプトを教えてください
僕の個人のテーマとしては闘争で、ボードには殺し合いと書いたのですが、相手とのバトルのところで闘志をむきだしにしてやるというところで、チームとしてのコンセプトはガッツ、起き上がりの部分だったので、やっぱり慶應という自分たちのことを意識してる相手に対して、相手がやってくる前に自分たちから叩き直 のめすという意識を持つことを大切にやっていました。
ーー今日の個人の目標とその出来栄えはいかがでしたか
自分がボール持った時に必ずブレイクして結果を出すっていうところを目標にしていて、その目標については達成できたかなという風に思います。ただ、もっとボールタッチを増やしていければ他の選手を見せれるので、そこはまだ修正できると思っています。
ーーディフェンスの手応えについて教えてください
ディフェンスはやっぱり自分の課題の部分で、やっぱり外に立つことが多い中で、内側をコントロールしながら自分でタックルに行かなきゃいけなく、そこでもっと自分からコンタクトできれば評価も自ずとついてくると思うので、コンタクトの部分は課題かなと考えています。
ーー今後の意気込みをお願いします
まず春の北九州の早明戦、絶対出るって自分自身にも家族が誓ってるんで、そこをターゲットに絞っていくってところと、早明戦に出て、そこから飛躍していって早稲田のフランカーとして認識されるようになるために、本当に愚直に目の前のことをやり続けて、納得いかないことも結構多いのですが、自分自身にベクトル当てて最後まで走り抜けたいです。
◆WTB肥後直希(スポ2=早稲田佐賀)
ーー今試合のゲームコンセプトを教えてください
チームとしてはコリジョンのところで、アタックの面だったらフロントラインバトルで前に出てアタックすることだったんで、自分のテーマとしてもゲインを掲げて、ボール持ったら前に出ることを意識して試合しました。
ーー個人のコンセプトとその出来栄えはいかがでしたか
最初いいゲイン取れて、その後にちょっとオフフロードのミスが出ちゃったんで、コーチに切り替えろと言われたので、自分がボール持ったらいいゲイン、いいランをして、いいボールサイクルすることに集中しました。
ーートライゲッターとして活躍していたようでしたが、いかがでしたか
自分としてもトライを取るのがやっぱ1番目に見える形だと思うので、外側からいい形でボールを呼び込めたかなと思うのですが、やっぱ最後、寝方だったり当たり方のところでちょっと課題が出たので、そこを修正していきたいです。
ーー今後の意気込みをお願いします
今日いいラン出来たんですが、やっぱ自分たちは帝京だったり東海相手にゲームすることが目標なので、そこでいいパフォーマンスして、少しでも上のチームに絡めるようにしていきたいです。
◆FB佐藤世那(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください
自分の強みというのが、体当ててコンタクトで勝つことなので、しっかり今週1週間やってきた前に出ながらというところと、自分の縦の強さをうまく意識しながらやりました。
ーーチームとしてアタックの出来栄えはいかがでしたか
自分含めて少しミスが多かったんですけど、全体的にいい場面もあったりとか、外で取れた部分もあったんで、そういう面では成果は出てきて思うのですが、まだまだできるかなとは思います。
ーーアタックにおいて力で押し込む場面なども多かったと思うのですが、個人のアタックについてはいかがですか
個人のアタックとしては縦に行く場面とか、さっきも言った自分の強さところは出したんですけど、やっぱ最後のフィニッシュの部分でロストが多かったんで、そこはもっと練習すべきかなと思います。
ーー今後の意気込みをお願いします
まずは1個でもグレードあげてまだCチームシニア、Bチームの試合に絡むなど、そこが自分の目標になるかなと思っています。
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