先月30日の法大戦をもって東京六大学秋季リーグ戦の全日程が終了し、新井世代は引退となりました。この記事では、引退を迎えた選手・スタッフたちに、準硬式野球部で過ごした日々や印象に残っているできごとなどを伺ったものをコメント集としてご紹介します。
新井健太主将(商4=東京・早大学院)
――準硬式野球部での4年間を振り返っていかがですか
自分は1年生の時の全日予選(全日本出場校選出予選会)から試合に出させてもらって、全日本(全日本大学選手権)の優勝も、その後のリーグ戦(東京六大学秋季リーグ戦)での優勝も経験して、というところから準硬でのキャリアがスタートして。正直、調子に乗っていたわけではないのですが「そこそこできるのかな」というのが1年生の時です。だったのですが、1年生の秋になかなか結果を残せず、2年生の1年間はずっと控え選手で悔しい思いをして、3年生から主力になって、それからの2年間は、それまでの悔しい思いというのが全部帳消しになるくらい楽しい2年間でした。今年1年間も、キャプテンをやりながらでしたが、本当に野球をやるのが楽しかったと思うので、トータルとして準硬での4年間を振り返ったら、野球をすごく楽しめた4年間だったのかな、と思います。
――新井主将の代はどういった学年でしたか
本当に野球が好きで集まっている学年です。同じ、そういう気持ちを持っているのでまとまりもありますし、普段から仲が良い、そんな学年でした。
――ここまでの4年間で特に印象に残っている出来事、試合は
4年春のリーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)の法政3回戦です。勝てばほぼリーグ優勝(決定)、負ければリーグ優勝が消える、という状況でしたが、そういった大事な試合で、初めてリーグ戦で先発として投げて、結局負けてしまいましたが、すごくいい経験だったと、一番印象深く残っています。
――最後に、4年間一緒にやってきた同期へのメッセージをお願いします
4年間本当に楽しい準硬生活を送れたのは4年生の、同期のおかげだと思うので本当に感謝しています。これからも長い付き合いになると思うので、バラバラになっても頑張っていきましょう。
安在悠真副将(人4=早稲田佐賀)
――準硬生活を振り返って
長かったなという(笑)。コロナなどいろいろなことがあって、思うように活動できなかった期間もあったのですが、長かったなというのがあります。
――印象に残っている試合は
1年時の全日での大阪経大との試合が印象に残っています。他にもいろいろな良い試合がありましたが、下級生の側で見ていて一番印象的でした。
――同期へのメッセージを
試合に出ていた人、ベンチの中で調節してくれたり、外から応援してくれたり、いろいろな人がいましたが、一致団結して清瀬杯(清瀬杯全日本大学選抜大会)で優勝することができましたし、特にサポートしてくれた4年生に関しては感謝の気持ちでいっぱいです。
鳥越康介副将(文構4=東京・早実)
――準硬式野球部での4年間を振り返ってください
やはり辛いこととか苦しいこととかもたくさんあったのですが、全日優勝できたり清瀬杯優勝できたりと、楽しく充実した4年間だったなと思います。
――印象に残っている試合や出来事はありますか
いっぱいありすぎて分からないのですが、一番は清瀬杯の準決勝で名城大相手に、最終回2点負けてるところで同点に追いついて勝ち越して決勝に進出できた試合が印象的です。
――4年間一緒にやってきた仲間へのメッセージをお願いします
このメンバーじゃないと清瀬杯優勝やこの成績は残せなかったと思いますし、日々の練習もこのメンバーのおかげで楽しく充実した日々を過ごすことができたので、本当に感謝しています。これからも長い付き合いになると思うので、これからもよろしくお願いしますと伝えたいです。
鷲田拓未副将(スポ4=神奈川・日大高)
――準硬式野球部での4年間を振り返って
僕自身高校野球で最後の3年生の夏の大会出られなくて、不完全燃焼というか、そういう気持ちで残ったまま準硬式野球部に入ってきて、幸い1年時から試合に出させていただいたり、ベンチに入れていただいたりして、全日本、清瀬、リーグ戦等も優勝して。優勝という経験を小、中、高でしていなかったので、そういった勝った喜びを知れて良かったなと思います。
――4年間で印象に残っている試合、出来事は
僕の話をさせていただくと、やはり今年の春季リーグ戦の慶大戦です。初戦は自分の打点でチームが勝つことができて、2戦目も僕が本塁打を打てて勝てて、あそこで勝てたことで最終的に2位に滑り込むことができて。その後清瀬杯優勝できたので、準硬の4年間とは言わず、僕の人生の中でも間違いなくハイライトの一つだと思います。あそこで活躍できたというのは非常に印象に残っています。
――同期へのメッセージを
今年は特に幹部が、新井健太(新井健太主将、商4=東京・早大学院)とか僕も鳥越(鳥越康介副将、文構4=東京・早実)も安在(安在悠真副将、人4=早稲田佐賀)も、いろいろなことを変えたので、大変なこととか、「何やっているんだ、あいつら」と思うこともあったと思うのですが、そういうことを表に出さずに付いてきてくれたことが実になっていると思います。本当に感謝しかないです。ありがとうと伝えたいです。
今村光(基理4=富山・砺波)
――準硬式野球部での4年間を振り返って心境を教えてください
とても充実した4年間ちょっとだったと思います。準硬は結構学年問わずフレンドリーというか、何でも言い合える環境で、学年を越えて仲がいいですし、特に僕たちの代は代の中で誰とでも仲が良くて、野球している間だけではなく、オフとかプライベートでも結構仲良くさせてもらっていい時間を過ごせたなと思います。
――4年間で最も印象に残っていることを教えてください
やっぱり清瀬大会(清瀬杯)で優勝したことですかね。僕はベンチに入るとかではなく、応援だったんですけど、幾度となく勝てるかというところで逆転して最後見事優勝できたということに感動がありました。
――同期へのメッセージをお願いします
このチーム、このメンバーで野球ができて良かったです。今後も付き合いがあると思うので、よろしくお願いします。
大松崎智也(商4=茨城・土浦一)
――準硬式野球部での4年間を振り返って心境を教えてください
ケガで試合に中心メンバーとして出ることはなかったのですが、本当に恵まれた仲間と出会うことができて、いい時間だったなと思います。
――4年間で最も印象に残っていることを教えてください
やはり一番大きいのは清瀬杯の優勝で、自分たちが1年生の時に全国大会(全日本大学選手権)で優勝して、その時に部の一体感というものを感じて、それをまた久しぶりに経験できたので、貴重な経験だったかなと思います。
――同期へのメッセージをお願いします
特に仲の良い代だったのかなと思いますけど、これからも長い付き合いになると思うので、野球に関わらずこれからも仲良く遊んだり話すことができたらいいなと思います。
尾坂伸太朗(社4=東京・早実)
――準硬式野球部での4年間を振り返って
充実していた4年間だったと思います。楽しくて、4年生がみんな仲良く問題なく過ごせたので、それが一番かなと思います。
――今までで印象に残っている試合は
清瀬杯の優勝がうれしかった瞬間の一つですかね。
――同期へのメッセージを
仲良くやれて、清瀬杯優勝という結果も残すことができて、最後まで全員で戦えたことがうれしかったので、「ありがとう」という感じです。
ファンジンボム(スポ4=韓国・京畿外国語)
――準硬式野球部での活動を振り返って心境を教えてください
大学から野球を始めたというのもあって、訳あって6年目になるんですけど、2回同期がいて、2回とも恵まれた同期たちに出会って、先輩や後輩たちに出会えたことが今まで準硬式野球部に入って一番良かったことだと思っていまして、自分が野球初心者として入ってどんどん成長していく姿、新チームが優勝を目指して努力している姿を見て応援したり、その成果で清瀬や全国で優勝できた時は本当に心からうれしかったんですけど、今6年目にしてやっと引退するということになって、今後どういう生き方をすればいいか分からないというのと、うれしさ半々というふうになっています。
――4年間で最も印象に残っていることを教えてください
印象に残っていることが多すぎて、1つには絞れないんですけど、6年間という異例な人だったので、元の代の4年前の全国大会を徴兵中で海外から応援していたことが1つ目、2つ目は前の同期たちが横浜スタジアムでみんなで引退試合をしたこと、最後は今年4年生として清瀬で優勝したこと、この3つになります。
――同期へのメッセージをお願いします
2年の終わりに入ってきたので、みんなとは遅く入ったので、その時の4年生が自分の元後輩だったりして、本当に接しづらい人だったと思いますけど、それでもみんな優しく接してくれたし、前の同期以上に良い思い出を作ってくれと思われて、そこには本当に感謝をしております。本当に1つのチームとして今年の清瀬を優勝できたことと、最終的なリーグ戦は3位という悔しい結果ですけど、みんなでやり遂げたという気持ちがあったので、そういう雰囲気を作ってくれた4年生には本当に感謝の気持ちを抱いています。
堀内陽平(社4=東京・早実)
――4年間を振り返って
4年間楽しかったです。意外と大学生活の4年間はあっという間だったなと思います。準硬式野球部でかけがえのない仲間と一生仲良くできる人との出会いがあったし、かけがえのない時間だったなと思います。4年生には清瀬杯での優勝を経験させてもらって、すごく感謝しています。
――4年間で印象に残っていることは
4年の春の、リーグ戦初登板の明大戦はすごく記憶に残っています。すごく打たれてしまったのですが、僕自身にとってはいい経験だったのかなと思います。あとは清瀬杯の名城大戦ですごい逆転勝ちを見せてもらって、あれはスタンドで応援していたのですが、一体感があってありがたい経験をさせてもらったと思います。
――同期へのメッセージを
これから卒業までやらかさないように、たくさん遊びましょう。
服部峻也(社4=東京・早実)
――準硬式野球部での4年間を振り返ってください
やり切ったというのが率直に出てくる言葉です。準硬式野球部に僕は元々内野手として入ったのですが、キャッチャーに転向して3年生からレギュラーとして出させてもらって、このリーグ戦も最後まで出させてもらって終えられたので野球が楽しかったですし、すごく満足しています。
――4年間で印象に残っている試合や出来事はありましたか
初めてリーグ戦にスタメンで出させてもらった試合は印象に残っていて、キャッチャーに転向してから初めてのリーグ戦で、チームが負け続けている中、初めて勝てた試合だったので印象に残っています。
――同期へのメッセージをお願いします
野球生活最後の4年間をこのメンバーで過ごして、清瀬杯も優勝できて素晴らしい思い出を残せて本当に良かったです。ありがとうございました。
浅野崇太郎(スポ4=茨城・緑岡)
――4年間の準硬式野球部での生活を振り返ってください
一言で楽しかったです。
――ここまでの4年間で印象的な試合や出来事はありましたか
野球だと春の法大戦(法大1回戦)です。僕の決勝打で勝てた試合は印象に残っています。
――ここまで一緒にやってきた同期へのメッセージをお願いします
今日で引退ですけど、ここから東京に残る人もいて定期的に会ったりする関係だと思うので、これからもお互い頑張りましょう。
奥垣士門(文構4=東京・早実)
――4年間を振り返って
笑いあり、涙ありという感じでした。個人的なこととしては、Bチームのキャプテンをやってきて、一度Aチームのベンチに入って、代打で出て併殺打を打ったという苦い思い出もあるのですが、Bチームのキャプテンとしてかわいがってきた後輩が試合で活躍すると、うれしいですし、頑張ってきて良かったなと思います。
――印象に残っていることは
1年時の全日予選で新井(新井健太主将、商4=東京・早大学院)と鷲田(鷲田拓未副将、スポ4=神奈川・日大高)が弾丸本塁打を打ったことです。「あ、こいつら何か違うんだな」ということが一発で分かって、それがすごく衝撃的でした。
――Bチームの主将ということで後輩へのメッセージを
準硬の環境は誘惑とか、就活とか勉強とかアルバイトとか、たくさんやることがあると思うのですが、その中でも学年で団結して焦らずに続けることが大事だと思うので、ひたむきに、愚直に頑張ってほしいなと思います。
――同期へのメッセージ
この代で良かったなという気持ちが一番にあって、「楽しかった」の一言です。ありがとうございます。
川原崚(商4=東京・早実)
――準硬式野球部での4年間を振り返って心境を教えてください
一番はあっという間だったなというのと、2年生からずっと試合に出させていただいていて、ずっと2年、3年と試合に勝てない時間が続いて、最後清瀬(清瀬杯)で優勝できたというのが一番印象に残っています。
――清瀬杯が一番印象に残っているということでしたが、他に印象に残っている出来事があれば教えてください
本当にこの4年間仲間とプライベートで遊びにいくことも結構多くて、そういったところでも仲の良い学年だったので、本当に良かったなと思います。
――同期へのメッセージをお願いします
4年間頑張ってきたので、これから暇な時間が増えると思うので、たくさん遊びたいです。
山浦秀斗(スポ4=埼玉・早大本庄)
――準硬式野球部での4年間を振り返って心境を教えてください
僕は入学した当初は硬式にいて、いろいろあって辞めて、辞めて正解だったなと強く思います。
――4年間で最も印象に残っていることを教えてください
やっぱりある程度自由な環境の中で自分たちで考えながらやっていく、チームのこともそうですし、技術のこともしっかり自分たちで根拠を持ちながらやっていくというふうに4年間を送り続けられたことが、僕にとって一番収穫だったかなと思います。
――同期へのメッセージをお願いします
本当にこの代で良かったというのが一番で、シンプルですけど、4年間ありがとうというのを伝えたいです。
吉松武竜(スポ4=早稲田佐賀)
――4年間の準硬式野球部生活を振り返って
やっと終わったというのと終わってしまったという両方の気持ちがあります。長いし短い4年間でした。
――4年間で印象に残っていることを教えてください
最後の代で優勝した清瀬杯は印象に残っています。
――同期の皆さんへメッセージをお願いします
4年生はみんな仲が良いと思うので、それが最後形となって法政戦2連勝につながったと思います。これからの人生もいろんな経験を一緒に積んでいけたらなと思います。
池田竜馬(文4=大阪・天王寺)
――準硬式野球部での4年間を振り返ってください
すごく良い仲間に恵まれて楽しかったなと思います。
――4年間で印象に残っている試合や出来事はありましたか
一番は清瀬杯での優勝です。他にも春季リーグの法大戦で一戦目を取れた時だったり、接った中で勝ちを取れた試合は印象に残っています。
――4年間一緒にやってきた同期へのメッセージをお願いします
これからもよろしくお願いします。引退してからもぜひ会いたいと思っています。
川添伊吹(法4=愛知・刈谷)
――4年間の準硬式野球部生活を振り返って
楽しかったというのに尽きるなと思います。
――4年間で印象に残っていることを教えてください
試合もそうなのですが、プライベートのことが印象に残っていることが多いです。4年生は結構仲が良くて、オフの日に遊ぶことも多かったので、試合に勝った思い出はもちろんなのですが、そういったことが印象に残っています。
――同期の皆さんへメッセージをお願いします
野球は引退ということになるのですが、また遊ぶ機会とかもあると思うので、これからの人生でも仲良くしてもらえればなと思います。
吉田昴平(法4=埼玉・早大本庄)
――準硬式野球部での4年間を振り返ってください
準硬での生活を振り返って、非常に充実した日々を過ごせたのかなと思います。最後にエラーしちゃってそれだけは悔いが残りますけど、それ以外は良い4年間だったかなと思います。
――印象に残っている試合や出来事はありましたか
それこそ今日の試合です。エラーしてしまいましたが、仲間カバーしてくれて0点に抑えてくれて印象に残っています。
――4年間一緒に野球をやってきた同期へのメッセージをお願いします
自分は迷惑しかかけていなかったので本当にありがとうと伝えたいです。
山下諒主務(スポ4=和歌山・海南)
――準硬式野球部での4年間を振り返って心境を教えてください
楽しかったです。僕はマネジャーをやっているのですが、本当に入って良かったなと思います。
――4年間で最も印象に残っていることを教えてください
やっぱり4年生になって清瀬優勝とかあったんですけど、何回も言っているように、春のリーグ戦の駒沢球場でやった法政1回戦がすごい印象的です。
――同期へのメッセージをお願いします
みんな仲良くて、僕は選手ではないんですけど、同じように熱くもなれて本当に楽しかったなと思います。ありがとうございました。これからも離れ離れになる人もいると思うのですが、またみんなで遊びましょう。
高田樹里マネジャー(文構4=東京・早実)
――4年間を振り返って
先輩、同期、後輩、全ての仲間に恵まれた4年間でした。自分としても成長したところが多いなと思います。
――印象に残っている試合は
清瀬杯の全試合ですね。ベンチスコアが一人しか入れなかったので、私だけ4試合とも入れてもらったのですが、試合に出ている選手だけではなくて、スタンドにいる選手たちの『紺碧の空』を聞いて本当に涙が出そうになって、試合中も選手たちの闘志あふれるプレーに感動したので一生忘れません。
――同期へのメッセージを
優佳(諏訪優佳マネジャー、政経4=東京・早実)を始め、この代でなかったら私は辞めていたと思います。頑張っている同期のおかげでここまで頑張ってこられたので、本当に感謝しかないです。
諏訪優佳マネジャー(政経4=東京・早実)
――準硬式野球部での生活を振り返って
入って良かったなと純粋に思いますね。この4年のマネジャーで良かったなというのは本当に思います。
――印象に残っている試合は
今日の法大戦はベンチスコアに入らせてもらって、印象に残っています。4年生が最後ということもあって、ベンチのみんなが楽しそうで、しみじみかみしめている感じもして、監督も4年に声をかけながらいつもとは違うような雰囲気で試合に臨んでいました。ベンチに入れて良かったなと思います。これから先に振り返った時に、この試合でベンチスコアラーに入れたというのが、印象に残る試合になったと思います。
――同期へのメッセージを
ここまでみんなが野球が大好きで、一生懸命やっている姿を見てきたからこそ、私もここまで本気で頑張ることができたので、本気で頑張る楽しさを教えてくれた同期には本当に「ありがとう」と伝えたいです。
(編集、写真 渡邊悠太)