法大3回戦で内野安打を放ち、笑顔を見せる塚脇
中村康祐(教3=早稲田佐賀)
――優勝した今のお気持ちをお願いします
きのう負けて、みんなで言っていたのが、今まで追い込まれて勝ってきたチームだから自信を持ってやろうという。自分たちの野球をしようと、ここで負けたら4年生とする最後の野球になるので、気負うことなく楽しんでできたらいいなと思っていた中で勝つことができたので、最高のかたちになったと思います。
――ご自身の打撃を振り返っていかがですか
最後の明治戦、法政戦と調子を上げることができました。最初はチームに迷惑をかけてしまったと思いますが、最終的にいいかたちで貢献出来てよかったです。
――きのうの敗戦からチームの雰囲気はなにかありましたか
きのうは優勝しなきゃ、という少し気負った雰囲気でした。でもきのうの敗戦はすぱっと切り替えることができたと思うので、きょうは楽しんでいこうという最高の雰囲気だったのではないかなと思います。
――苦しい状況からの優勝となりましたが、振り返っていかがですか
全日(全日本大学選手権)で優勝して、勝たないととどこかで思っていたのかなと。やっぱり少し縮こまって野球をしていたのですが、慶応に負けたあたりで龍平さん(吉田龍平主将、スポ4=東京・小山台)が「楽しんでやろう」と言ってくれたので、そこからチームが良い方向に転んで、優勝につながったのかなと思います。全部このチームのお陰です。
――関東地区大学・社会人王座決定戦(関東王座)に向けて意気込みをお願いします
トーナメントなので、負けると終わりになってしまうので、4年生と決勝まで一緒に野球をできたらいいなと思います。
塚脇太陽(人3=千葉・市川)
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください
苦しかったのですが何とか優勝することができてうれしいです。
――東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)の初戦で東大に敗北し、立大に勝ち点を奪われたりと、序盤から苦しい状況になりました
初めから苦しかったですし、立教戦や慶應戦は出られない試合があったり打てなかったりとチームに貢献できない状況でした。その中で4年生を中心に引っ張ってもらったり声を出してもらって、その結果優勝につながったと思うので感謝しています。
――塚脇選手自身、秋季リーグ戦を振り返っていかがですか
全日のときは個人としては調子が良かったのですが、リーグ戦に入ってからはバッティングや持ち味の守備でチームに迷惑をかけることがあって、正直リーグ戦はうまくいきませんでした。でも4年生に助けられた部分は大きかったなと思います。
――関東王座に向けて一言お願いします
4年生と野球ができるのも最後なので、春リーグ、全日、秋リーグに続いて関東王座も優勝して4冠を達成できるように頑張りたいと思います。
今季終盤から第2先発を務めた田中爽
田中爽稀(法2=神奈川・柏陽)
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください
率直に連覇できたことがうれしいです。新チーム発足時の春先の苦しい雰囲気の中からここまで勝ち続けられたことは、本当にすごいことですし、チームの底力を感じました。
――今シーズンは途中から第2先発を任されました。ご自身のプレーを振り返っていかがですか
及第点にもいかないようなピッチングでした。明大戦はあの一球に悔いが残りますし、きのうの法大戦ももう少し投げられたと思うので、来季以降はもっと長いイニングを任されるような投球をしたいです。
――関東王座や木村杯秋季新人戦(新人戦)への意気込みをお願いします
そこでももちろん優勝を目指します。投げることでチームに貢献できるように頑張ります。
篠原大成(教2=大阪・早稲田摂陵)
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください
うれしいです。
――大田スタジアムで何があったのですか
僕いつも練習後に二塁からホームまで帰ってくる練習をしていて、あの日のあの時のためにやってきたんです。やのに、「あそこでこけるか自分」と思いました。ベンチに帰ったあとには誰の顔も見ることができなくて、一番端っこでタオルを頭にかけてうずくまっていました。
――悲しいですね
めっちゃ悲しかったです。
――新人戦に向けて意気込みをお願いします
春は負けているので、優勝を目指して頑張ります。
須能浩太郎(商2=東京・早実)
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください
この代が始まった時の関東大会で立大にコールド負けをして、2年生ながら今年のチームはどうなるのだろうと思っていました。でも思い返してみると春リーグ、全日、秋リーグで優勝できたので、有終の美を飾れて良かったと思います。
――きょうのご自身のプレーを振り返っていかがですか
久しぶりの2番でした。負けたら終わりで4年生との最後の試合かもしれないと思ったので、後悔しないようにプレーしようと思っていました。バントとかしっかりできて良かったですね。
――最後の守備は焦りがありましたか
ヒットだと思ったので、ボールを捕球した瞬間に自分でもびっくりしました。やばいと思ったんですけど、その時にはもう悪送球してましたね。(笑)
――その後には味方のファインプレーがありましたね
あのボールを落とされてたら今俺ここにいないですよ(笑)。絶対もう帰ってます。
――今シーズン全体を振り返っていかがですか
日本一のチームと言われる中で優勝しなきゃいけないプレッシャーがあったので、重苦しい雰囲気になった時もありました。でも最後は優勝というかたちで終われたので、1シーズン通して楽しかったです。
――東大との初戦を落として秋季リーグが始まりましたが、優勝ができると感じ始めたのはいつ頃ですか
明治に連勝した時です。明治も全日ベスト4で、優勝候補だと言われていました。明治に2勝できた時に、もしかしたら優勝できるかもしれないと思い始めました。
――関東王座や新人戦への意気込みをお願いします
ここまでやって来たので関東王座も全力で挑みたいと思います。新人戦は自分たちの代でできる最後の大会なので、自分はチームを引っ張っていかなきゃいけない立場だと思うのですが、気負わず楽しんでプレーできるようにしたいです。
優勝を決め、握手を交わす関(左)と渡部
渡部椋雅(商2=神奈川・桐蔭学園)
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください
途中からチームに合流したのですが、ここまで優勝を目標に戦ってきたので、勝ててうれしいです。
――きょうのご自身のプレーを振り返っていかがですか
守備機会がそんなになかったので、なんとも言えないですね。でも最近バッティングの調子が上がってきています。イニングの先頭打者として出ることが多かったので、そこでもっと出塁できれば良かったなと思いました。
――今シーズンを振り返っていかがですか
全日でみんなと一緒に優勝したかったのですが、けがをして出場できなかったので、本当に悔しい思いをしました。もう一回秋に優勝してみんなで喜びたいと思っていたので、その優勝に貢献できてうれしいです。
――4年生と一緒にプレーする機会もあと少しになりましたね
下級生ながらこうやって試合に出させてもらって、けがから復帰してもすぐスタメンで使ってもらえていることに感謝しかないです。関東王座でも自分ができることを精一杯やって4年生に喜んでもらいたいなと思います。
――最後に今後の試合の意気込みをお願いします
バッティングの調子が上がってきているので、しっかり打ちたいです。守備では小さなミスもなくしていきます。
関大輝(基理2=茨城・江戸川取手)
――優勝した今の気持ちをお願いします
うれしいしかでてこないですね。きのうの時点で、自分のことは置いておいて、とりあえず優勝しようと思ってきょう臨んだので、チームが優勝できて本当にうれしいです。
――ご自身の打撃を振り返っていかがですか
きょうはとにかく思い切っていこうというのは思っていました。きのうは少し固くなっていたのか、あまり振り切れていなかったので、きょうは来た球を思いっきり打つことだけを考えました。その結果がいいかたちでヒットになって良かったです。
――きのうからチームの雰囲気が変わったところはありましたか
きのう負けてしまって、きょう勝つしかないので、後ろ向きの言葉は全く出ず、「切り替えて」という言葉が多く出ました。それが、僅差ではありましたが、きょう勝つことができたきっかけになったんじゃないかなと思います。
――苦しい状況からの優勝となりましたが、振り返っていかがですか
本当に苦しいシーズンでしたね。簡単には勝たせてくれなかった。きのうの法政戦も勝てば優勝というところで落としてしまって、勝つのって難しいなというか。「自分たちの野球をすれば勝てる」と言いますが、させてくれないので。結果だけ見れば勝ちっぱなしですが、内容を見ると本当に苦しいシーズンだったなと思います。
――秋季新人戦や関東王座に向けて意気込みをお願いします
自分たちの代でできる最後の新人戦ですし、今までも優勝してきているので、自分たちの代だけ優勝できないというのはなと。リーグ戦の嬉しかったこととダメだったところを反省して、自分とか須能、渡部は今週末も試合が控えているので、1、2年生としてのチームを自分たちで作っていけたらなと思います。
鷲田拓未(スポ1=神奈川・日本大学)
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください
全日とは違った感じというか、ただただうれしいです。
――30年ぶりの3連覇となりました
全日とこの秋、ずっとベンチに入れさせてもらって試合にも出させてもらって、打てないときも支えられながらやってきました。特に4年生の外野の方には感謝しかないですね。
――秋季リーグ戦の初戦で東大に敗北し、立大に勝ち点を奪われたりと、序盤から苦しい状況になりました
確かにきつかったのですが、4年生は最後のリーグ戦ですし楽しんでやろうという雰囲気でやっていました。誰かが言ったというわけではありませんが、全日で優勝して自分たちは日本一になっているからという自信はありました。ちょっと焦りはありましたけど。どっしりできたかなと思います。
――鷲田選手自身の秋季リーグ戦の振り返りをしていただきますか
最初は全然打てなくて途中で変えられたりとかありました。秋リーグ通してだと悔しいシーズンになったなと思います。初めてのリーグ戦で明治の高島(泰都、2年)さん、前田(剛志、2年)さん、法政のいいピッチャーたちと対戦してどこもレベルが高いなと痛感しました。自分の課題も見つかったのでこれから冬に向けてつなげられるいいシーズンになったなと思います。
――きょうの試合では犠牲フライを一本打ち、9回には守備でファインプレーが出ました
犠牲フライはちょっと浅いなと思ったのですが、康祐さん(中村)がよく走ってくれたので、康祐さんじゃなかったら点は入ってなかったかなと思います。他でもうちょっと打っていればもっと楽に勝てたと思います。そこは自分自身成長できる部分だとは思うので、頑張りたいです。(9回の守備の)フライももうちょっとちゃんと捕れるように練習します(笑)。
――新人戦に向けて一言お願いします
現状では練習時間は取れていませんが、2年生でも出るチームに今ベンチ入りしている自分も新井(健太、商1=東京・早大学院)も安在(悠真、人1=早稲田佐賀)も服部(峻也、社1=東京・早実)も入っていますし。試合をやってどうなるのかを見ていきたいですね。1、2年生で試合をしてみてどうなるかを知ることが大事なので。そこに向けて一日一日の練習を大事にしたいと思います。
(写真 小山亜美、新井万里奈)
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