熱いエールを受験生に!令和5年度オープンキャンパスステージ

応援

 
 早稲田大学によるオープンキャンパスが8月5,6日に開催され多くの受験生が早稲田キャンパスに集まった。応援部は大隈講堂、また西早稲田キャンパスにて受験生に向けた特別ステージを行い、多くの受験生を迎え入れた。数々のパフォーマンスを披露し、受験生を鼓舞した。

 ステージの冒頭、司会のリーダー3年生によりセンターリーダー紹介や学注(学生注目)で入れる合いの手。そして、来場者に配布されたハリセンの使い方を説明して応援の楽しみ方を受験生に伝える。早稲田大学応援部が使用する「慶應倒せ」のコールに対し、慶應義塾大学も志望する生徒も一緒に盛り上がるよう受験生に呼びかけ、笑いを誘う場面もステージの冒頭で見られた。ステージは早稲田大学の校旗掲揚で幕を開けた。今回掲揚されたのは平成15年、早慶戦100周年を記念して作成された第二古茶旗。その翻す校旗の紅は8本の校旗の中で最も勇壮で最も迫力があるといわれる第二古茶旗が『早稲田の栄光』に合わせて、入場していく様子に多くの受験生が目を奪われた。旗手を務めた間垣皓介旗手兼新人監督(スポ4=宮城・仙台一)も「華の旗手」として、『昇り竜』と呼ばれる左右に大きく振りながらの校旗掲揚を豪快に披露する。

『昇り竜』を披露する旗手の間垣

 始めに披露されたのは早稲田を代表する一曲。第一応援歌『紺碧の空』だ。「円周率を1000桁覚えている」とオープンキャンパスならではの紹介が司会によって行われ、永田新代表委員主将(教4=静岡・掛川西)が堂々と壇上に姿を現す。学注では、令和2年秋季リーグ戦(東京六大学野球秋季リーグ戦)で宿敵慶應義塾大学を倒し、逆転優勝を果たした感激の場面を例にとり、「諦めない心」の重要性を熱く語り、「お前ら絶対受かるぞ」と受験生を鼓舞した。早稲田を象徴するこの曲に合わせ、受験生もハリセンを叩きながら拍手を取る。「頑張れ、頑張れ受験生」の文字切りと共に受験生の健闘を心から祈った。

受験生に熱い言葉を送る永田

 続いて、チアリーダーズが演技を披露。受験生の努力にエールを送る『ヒカレ』の楽曲に合わせ、次々とキレのあるスタンツやトスを披露し、観客席から感嘆の声が漏れる。ポンポンで作られた、笑顔を表現する顔文字や記号で受験生を元気づける。

ボンボンで笑顔を表現するチアリーダーズ

 会場の興奮が冷めやらぬまま、応援曲メドレーを披露。丸尾隆三郎リーダー庶務(商4=広島・尾道北)がセンターリーダーを務め、メドレー中の学注では、自身の高校時代の思い出や、自信を持って受験に臨むことの重要性を受験生に熱い言葉で届ける。『大進撃』『スパークリングマーチ』『コンバットマーチ』をはじめとして、『ダイナマイトマーチ』や『SUNRISE』など日頃、体育各部の応援にて使用される数々の応援曲を惜しみなく披露。次々とリーダー4年生が舞台中央で堂々とテクを披露し、リーダー下級生による迫真の屛風拍手、吹奏楽団による迫力ある演奏、チアリーダーズのメリハリあるダンスで一体となって、早稲田の応援を作り上げる。受験生の合格を心から願う応援部のパフォーマンスに会場は熱気にあふれていた。「いいぞ、いいぞ受験生」の文字切りで締めくくると会場は万雷の拍手に包まれた。

『コンバットマーチ』で突きを披露する丸尾

 ステージも佳境を迎え、最後には『早稲田大学校歌』を斉唱。観客に起立と脱帽を促し、永田主将が中心でテクを披露。観客もステージで半月状に拳を振り上げる応援部員と共に、拳を振り上げる。「フレフレ受験生」の文字切りでステージを締めくくり、受験生にエールを送った。

 パフォーマンスの終了後は受験生と記念撮影に応じるなど、受験生と直接話す場面も見られた。「自身が受験生時代、応援部のステージが印象的であった」と永田が当時を振り返ったように、応援部のステージは天王山を迎える受験生や、早稲田の志望を検討する高校生にとって、受験勉強の励みになったに違いない。真夏の大隈講堂で腕を振り上げた早稲田大学を志望する受験生が一人でも多く、早稲田の地で来春以降、校歌に合わせ、腕を振り上げる様子が再び見られることを祈るばかりだ。

(記事・写真 橋本聖)

コメント

永田新代表委員主将(教4=静岡・掛川西)

――ステージを終えての率直な感想をお願いします

 自分は受験生時代に早稲田大学のオープンキャンパスに行って、ステージを実際に見て早稲田大学ってすごくいい大学だなって思ったのでいざ、早稲田大学の4年生になって、自分が受験生に対してステージを披露することができるということが感慨深かったです。

――受験生にエールを送る点で工夫されたことはありますか

 学生注目(学注)のコンセプトとして、「君たちは絶対に合格できる!」ということを伝えたかったので、諦めずに頑張れば合格できるといった内容を伝えられることを意識して応援を行いました。

――受験生時代、オープンキャンパスに参加されたというお話がありましたが、オープンキャンパスで永田主将が感じた早稲田の良さはどこでしょうか

 スタッフの学生さんが非常に多く、学生主体で早稲田を盛り上げているイメージを持つことができますし、応援部の話でしたら、実際に、早稲田独特の熱い雰囲気を持った応援を直接感じることができたので、色々充実している大学だなと受験生ながら思いました。

――早稲田大学を志望する受験生にメッセージをお願いします

 受験生は諦めない心を持っていれば絶対に受かると思っているので、どんな事があっても諦めずに頑張って合格しましょう。応援しています!