箱根に、競走部に、エールを届ける!

応援

 東京箱根間往復大学駅伝競走を10日前に控えた競走部のエントリーメンバーを前に激励会を実施、エールを送った。応援部にとっても、この日が新体制となってから初めての応援。現地での応援が二年連続で叶わない中、令和四年度の応援部は、これまでと変わらず熱い応援を届けた。

『紺碧の空』のテクを振る木部

 新型コロナウイルス感染症の影響により、今大会も現地応援が中止となったため、競走部員へのエールを直接送る唯一の機会となった今回の激励会は『紺碧の空』で幕を開けた。木部昌平応援企画責任者(教3=埼玉・昌平)がセンターリーダーを務め、吹奏楽団、チアリーダーズと共に迫力ある一曲目となった。続く応援歌メドレー、冒頭の学生注目(学注)では、江渕太朗代表委員主務(文3=東京・海城)が、「共に走っていく」意味を込めて、競走部を「共走部」と擬え、競走部への愛を叫んだ。学注の後には、『ダイナマイトマーチ』を交えた応援曲メドレーを披露。競走部員も手拍子で盛り上がり、エールを受け取った。「箱根にとどろく風となれ」の文字切りでメドレーを締めくくった。

江渕の学注に沸く競走部員

  齋藤巽代表委員主将(教3=青森)による『早稲田大学校歌』一番の後には齋藤から日本酒、横田奈々応援企画責任者(教3=東京・明大附属明治)からは、早大生からの応援メッセージが書かれた襷が贈答された。その後の木部からの挨拶の中では、激励会開催への感謝、箱根駅伝総合優勝への祈願を口にした。競走部の半澤黎斗副将(スポ4=学法石川)による代表挨拶も続いて行われ、箱根駅伝での躍動を誓った。最後の記念撮影では、応援部員、競走部員の笑顔も見られ、和やかな雰囲気で激励会は終了した。直接応援に行くことが叶わない中で、応援企画部門を中心に3パート一体となり激励会を全力で盛り上げた。どんな状況になっても、選手にエールを届けるという応援部の80年以上変わらない姿を新体制初日にみた。新たな歴史を刻むこの一年に大いに期待したい。

(記事 横山勝興 写真 市原健 取材 堀内まさみ)

コメント

江渕太朗代表委員主務(文3=東京・海城)

――学注で競走部の方への思いを叫ばれていました。普段から競走部の活動は追っているのでしょうか

そうですね、競走部のことはテレビなどでもずっと見ています。ここ数年なのですが、ずっと応援させていただいています。

――直接選手に対面しての応援でした

やはり気持ちが乗りますし、代交代一発目ということで、ここからスタートしていく、まだまだだな、という気持ちでいます。

――選手の方へ一言お願いします

出雲、全日本となかなか悔しい思いが続いたかと思いますがなんとか箱根ではいい結果で終えて欲しいなと思います。

木部昌平応援企画責任者(教3=埼玉・昌平)

――対面で直接選手を応援できる機会でした

新体制一発目を現地で応援できない中で直接応援できて、素直に嬉しいという気持ちがあります。昨年度はリーダーとチアリーダーズの2パートで行ったのですが、今年度は3パートで行けて、我々の3パートの強み、良さをお見せすることができて、一緒に盛り上げることができてよかったなと思います。

――新体制になって初日でした、雰囲気はいかがでしたか

役職に就いて、責任感というか。それを全うしないといけないなという気持ちが強いです。

――メドレーの中に『ダイナマイトマーチ』を組み込まれていました。箱根を意識してのことですか

そうですね。1年生のセンターリーダーデビューの曲を、実際に振ったのは4年生ですが、メドレーには入れたいなという思いで、入れました。

――箱根駅伝の応援動画をこれから撮影して、選手に応援を届けるかと思います

応援企画部門として補佐のみんなと作り上げるものなので、新体制初ですが応援企画補佐のみんなにも頑張ってもらって、我々4年生もそれに姿で応えたいなと思います

――選手の方へ一言お願いします

まずは激励会を開催させてくれてありがとうという気持ちで。3パートで激励会をできて、選手の方々もたくさん来てくださって本当に今日はありがとうございました。出雲と全日本でいい記録とは言えなかったかもしれませんが、そのような空気感を全く気にせず、全てぶつけて優勝してほしいなと思っております。