【女子バスケ】注目は「桜花3大エース」 早稲田の黄金世代が9年ぶり栄冠へ/関東大学女子選手権展望

女子バスケットボール

 4月28日に早大が初戦を迎える関東大学女子選手権(スプリングトーナメント)。前回大会は5位に終わった早大だったが、今年は充実の布陣で関東の頂点に挑む。本記事では早大のメンバーを中心に、今大会の展望をお届けする。

 昨年の早大は関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)こそ下位に沈んだものの、全日本大学選手権(インカレ)ではベスト4に進出。怪我人が続出する苦しい1年となったが、トーナメントでの勝負強さを見せつけた。

 対する今年は2年前に全日本大学新人戦(新人インカレ)を制した「黄金世代」が最上級生となるシーズンだ。下級生の頃から主力として活躍したメンバーが揃っており、昨年からの大きな戦力ダウンは西ファトゥマ七南(令8スポ卒=現トヨタ紡織)ほど。充実の戦力を擁し、目標には「全タイトル獲得」を掲げた。

 チームの中心は「桜花3本柱」だ。その中でもエースはF菊地実蘭(スポ4=愛知・桜花学園)。今年の大学女子バスケ界を代表するスコアラーである。3Pシュートを武器とし、昨年のスプリングトーナメントでは3P王を獲得。1試合20得点以上の活躍が最低限とされる絶対的エースに注目だ。

 インサイドの要はC福王伶奈(スポ3=愛知・桜花学園)。身長193センチのビッグマンだ。留学生がいない早大にとって、ゴール下のディフェンスとリバウンドは大きな課題だ。福王の献身的な活躍はチームにとって欠かせないだろう。

 さらに阿部心愛(スポ2=愛知・桜花学園)の存在も大きい。阿部はオールラウンドなスコアラー。身長は175センチながら、技術が光るリバウンド能力でもチームに貢献する。また、勝負強さも持ち味。先日の3x3全日本大学選手権では優勝を決める逆転3Pシュートを沈めた。

菊池の高い決定力は勝利に不可欠だ

 その他にもフィジカルに長けた司令塔・P山宮好葉(スポ4=東京成徳大)と、リーグ有数のスコアラーながらセカンドハンドラーとしての仕事もこなすF衣川璃来(スポ4=埼玉栄)。そして怪我からの復活が期待されるF松本加恋(スポ3=愛知・桜花学園)やF清水瑠莉(人3=茨城・下妻第一)など選手個々のレベルの高さが際立つ。

 そして今年の最大の特徴は、優秀なガードの多さだ。G中村真都(教4=長崎西)は攻守に安定感のあるプレーを見せる司令塔。主将を務めるG池田朱李(スポ4=埼玉・久喜)は抜群のクイックネスを誇るファンタジスタだ。

 さらに今年から新入生としてG岸希(スポ1=熊本・慶誠)が加入。一昨年の全国高等学校選手権(ウィンターカップ)で優秀選手賞に輝いたトップガードだ。1年の空白期間を経て早大の門を叩いた期待のルーキーは、抜群のパスセンスでアシストを量産する。

池田主将の持ち味であるスピードで、流れを引き寄せる

 今年の早大は司令塔の層の厚さと、選手個々の能力の高さが強み。チームオフェンスとインサイドの課題を乗り越えれば、関東王座への道も見えてくるだろう。早大にとっては2017年以来となる春の栄冠へ。4月28日から最大5試合を戦い抜く。

(記事 石澤直幸)