10月4日 第102回関東大学リーグ戦 早稲田アリーナ
前日の中大戦で惜敗を喫した早大は4日、早稲田アリーナで青学大とのリーグ16戦目に挑んだ。早大は序盤からディフェンスで主導権を握り、余裕のある試合展開。第3Qで試合を決定づけ、88ー69で勝利を収めた。これでリーグ戦は10勝6敗で、2位タイに浮上した。

第1QはG下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一)が躍動。3Pシュートとミドルシュートを高い確率で決め切り、早大が主導権を握った。ディフェンスの強度も高く、G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)とG嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)は連続スティールを記録。速攻からも点差を広げ、25ー12で第1Qを終えた。

第2Qは青学大がペースを上げ、互角の戦い。早大は松本秦(スポ2=京都・洛南)らの3Pシュートで得点を重ねるが、トランジションからの失点も相次いだ。点差は13点差で変わらず、46ー33で試合を折り返す。
第3Qは嘉手川が躍動。力強く、巧みなステップを生かしたドライブで得点を挙げ、しぶといリバウンドでも存在感を放った。早大がリードを20点差に広げると、さらに松本、下山の連続スリーで突き放す。完全に流れをつかんだ早大は城戸主将のバスケットカウント、木村の3Pシュートで試合を決定づけ、ホーム・早稲田アリーナは大歓声に包まれた。73ー46の大量リードで第3Qを終える。

第4Qも早大は手を緩めず、下山、嘉手川、松本らは出場を継続。決して衰えない運動量で盤石の戦いを見せた。残り約5分ではSG遠藤琢磨(商4=山形南)が今季初出場、初得点を記録。G宮本耀(スポ1=福岡第一)とF南川陸斗(文2=京都・東山)もプレータイムを獲得したが、オフェンスが停滞する場面が目立った。やや点差を詰められ、88ー69で試合終了。盤石の戦いで今季10勝目を挙げた。

司令塔の下山は24得点9アシストと躍動。両チームハイテンポのバスケットを繰り広げる中、下山のゲームコントロールが光った。現在リーグ戦は1位東海大が14勝で独走し、2位争いは早大、白鷗大、日体大が10勝で並ぶ混戦模様。本日光ったディフェンスを武器に、勝負の終盤戦を勝ちきりたい。
(記事 石澤直幸、写真 石坂愛夏、行木葵、前田真輝、吉田真悠)
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 25 | 21 | 27 | 15 | 88 |
| 青学大 | 12 | 21 | 13 | 23 | 69 |
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一) |
| G | 3 | 嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 9 | 藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
コメント
G下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一)

ーー1巡目で接戦でオーバータイムで勝った相手に今日は快勝で終われましたが、前回との差は
前回の青学大との比較だけで言うと、前半で自分たちの流れを掴んで、点数を離して自分たちのペースでやり続けることができたところが大きな違いだと思っています。前回は相手にリードされる展開だったと思うのですが、そこを自分たちがリードして前半を折り返してたというところはすごく大きな違いだなと思います。気持ちの持ち方も変わってきます。
ーー昨日と比べ前半の出だしの良かった部分が長続きしたが昨日との差は
昨日は出だし5分は良かったと思いますが、それを今日は1Q丸々しっかり自分たちがやるべきことを続けられたところはすごく良かったと思います。ただ、2Qで相手との攻防がイーブンになってしまって、倉石さんからも言われたのですが、そこで同点になってしまったところは改善すべきだなと思います。
ーーベンチからシューターシューターって声があって、相手の9番、12番がマークつかなきゃいけなかったと思いますが、それに対するディフェンスはどうだったか
1Q目は誰が見てもディフェンスも良かったと思います。ですが2Q目で相手がきて、そこから自分たちがヘルプローテーションが遅れて3ポイントシュートを2連続でいかれてしまったところは、自分たちが警戒してた部分もあったので、そこで相手のオフェンスの流れをつかませてしまったのは、改善すべきところかなと思います。
ーーオフェンスリバウンドが毎試合相手に勝てていない印象です。相手も留学生がいない相手でも少し劣ってしまう点については
パッシング、ファイブアウトの形でオフェンスをしていて、自分たちの武器がアウトサイドシュートなので、ゴール下に相手のビッグマンがヘルプポジションでいたりすると、(藤山)拓翔、野津、(松本)秦であってもなかなか取れない部分が出てきます。自分らが絡んでも少しの身長差で相手がディフェンスリバウンドをしっかりとっていて、もう少し自分たちも全員で絡めればいいのですがそこのコミュニケーションですね。あとはセーフティー、オフェンスリバウンドにいく人のコミュニケーションをもっと明確にして、誰がどの役割をこなすかをもっと明確にできれば、リバウンドも思いっきりいけるだろうし、オフェンスリバウンドを取れればポゼッションも増えると思うので、そこは全員でやっていきたいです。
ーーほとんどフル出場で疲労もあると思うが、その中で 24ポイント。個人の調子は。
ここ2日間はシュートの感覚も自分的にはすごい良かったなと思っていて、内の方も今日も結構入ってたかなと思っています。そこはやりながら今日も入ってるなっていう感覚はあったので、思いっきりシュートを打つことは意識してやりました。
ーー司令塔として全体を見たとき、3ポイントシュートが開催期間が短かったAUBLくらいの爆発力は長い期間の大会になると難しいと思うが、そこはどう見ているのか
AUBLだと自分たちのプレースタイルをなかなか知られてなかったので強みを発揮することができたのですが、(リーグ戦では)去年と同じバスケをしていて、スカウティングもされています。(松本)秦のところを打たせないように、トランジションでも打たせないようについてくるので、なかなかスリーが打てないし、打てても決めきれないってところは、今後も課題になってくると思います。
ーー最後に次回の明大戦に向けて意気込みをお願いします。
昨日今日の出だしを意識して、また次の試合の出だしから早稲田らしさ全開で絶対に勝ちます。
SG遠藤琢磨(商4=山形南)

ーー試合を振り返って
ゲーム全体がグダグダ始まったときに、こちらがディフェンスを引き締めて流れを引き寄せられたことは良かったと思います。最後の第4クオーター、控えの時間帯に点差を詰められてしまったので、課題はあるなと思ったことが感想です。
ーー松本選手や下山選手にプレータイムが偏っていますが、ベンチプレーヤーとして
20試合ほどリーグ戦を戦う中で、主力メンバーもケガを抱えながらやっています。なるべくタイムシェアをしたいですが、できていないのが現状ですね。
ーーその中で今季初出場初得点。喜びは
うれしかったのが素直な感想です。自分はケガもあって、なかなか出れない期間が続いていたのですが、ここまでやってきて良かったと思います。3Pシュートを打つタイミングはありませんでしたが、僕や木村といったシューターには、代わって入って点を取って、ディフェンスもちゃんとやることが求められていると思うので、一番最初の点を取ることができなかったのは反省点です。
ーー春に右足を骨折していましたが、復帰までの苦労は
足や体全体のバランスが崩れてしまいますし、練習で走れない分ウエートトレーニングをして筋肉の付き方が変わりました。実戦でのシュートにはズレがあったのが正直なところですが、すぐに治して活躍するのがシューターだと思ってリハビリしました。
ーーケガ中に取り組んだ点は
早稲田のバスケットに溶け込むための学びです。早稲田って単純そうなことをやっていて、実は複雑で。個々のアイコンタクトや暗黙の了解を一致させてプレーしています。外から見るとその点の学びも多いので、ケガ中は学びを意識していました。
ーー早稲田バスケは個々の判断がより重要
スクリーン一つをとっても、どうかけるか、どう使うかというのを瞬間で判断するので。その判断力はみんなとても高いと思います。
ーー早稲田アリーナでのプレーは
OBの方がとても多かったですが、「遠藤頑張れよ」など声をかけていただいて、とても力になりました。
ーー労力の面では楽になりますか
会場設営がとても大変でした。いつもと違うコートの使い方をして、ラインを全部消してから貼ったりして。前日の練習も2時間くらい短くなりましたね。自分たちも初めて設営を手伝ったのですが、めちゃくちゃ大変だなと思いました。
ーーこれからのリーグ戦で貢献したいことは
みんなが万全じゃない中、最後に勝ち切るためのラストピースになりたいです。誰かがケガしたり、調子を崩したり、そんな時に倉石さんに信じてもらえるプレーヤーになるため、練習を頑張りたいです。
G木村魁斗(スポ2=茨城・下妻第一)

ーー本日の試合を振り返って
前半から出させてもらっていましたが、自分の仕事である3ポイントシュートをなかなか決めることができなかったのは悔しかったです。ですがチームとして勝てたのはすごく良かったと思います。
ーー今日の3Pの確率は1/8。振り返って
普段のシューティングも足りないのかなっていうのはありますが、試合で決められないと普段の練習も意味がなくなってくるので悔しいです。
ーー途中出場で自身の役割を果たすことにどう向き合っていきたいか
高校がそこまで強い高校ではなかったのでスタートから出ていて、途中から出るのに慣れていない部分はあります。ですが、こういう高いレベルでやっていく中で、途中から出て結果を残すことはやらなければならないことだと思うので、もっと日頃から準備していきたいです。
ーーオフボールの動きが試合ごとに向上し、アテンプトも増えてきているようだが
打ててはいますがタフな3ポイントシュートが多いので、もっと走ってディフェンスを下げて、そこから緩急のある動きをしていけたらと思います。
ーーディフェンスで求められている役割は
ディフェンスは個人的に課題がたくさんあって、そこでどれだけチームの穴にならないか、どれだけチームに迷惑をかけないかを意識してやっています。
ーー具体的には
1対1のディエンスもそうですし、チームディエンスをもっと理解して行動に移せるようにしていきたいです。
ーー残りのリーグ戦への意気込みをお願いします
残りのリーグ戦はこれから相手がどんどん強くなっていくので出場時間も限られてくるとは思いますが、少ない時間で結果を残せるように頑張っていきたいと思います。