第102回関東大学リーグ戦(リーグ戦) 東京・日体大世田谷キャンパス
昨年度のリーグ戦トップ2対決が早くも実現した本試合。アップテンポで始まった試合は早大のペースかと思われたが、東海大はそのスピードに乱されることなく確実に得点を重ねていく。第2Qから逆転を許した早大は以降、追う展開を覆すことができず92-104で敗戦。リーグ戦初黒星となった。

第1Qは、エース・F三浦健一(スポ4=京都・洛南)、F松本秦(スポ2=京都・洛南)の連続3Pシュートで幕を開けた。「ディフェンス面も強化したい」と話していた松本は、アウトサイドディフェンスの面でも進化を見せた。東海大のハーフコートオフェンスを14秒間守り切った早大は勢いを増していく。東海大のオールコートディフェンスによる点数の停滞が懸念材料であったが、7本の3Pシュートを沈めた早大はアップテンポな滑り出しを演出し、28-24で第1Qを終えた。
続く第2Qでも速い展開でポイントを重ねたいところだったが、早大の3Pシュートが落ち始めた。一方、東海大はインサイドから確実に点数をもぎ取り、開始1分で同点に追いつかれる。さらにF藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)がムスタファ・ンバアイ(211cm、東海大3年)にパスコースを塞がれて奪われると、そのまま速攻から逆転を許した。なんとか喰らいついて行くが、前半終了間際にはルーニー慧(東海大4年)に3Pシュートのブザービーターを浴び、スコア46-51で終了。第1Qとは対照的に3Pシュートを1本に抑えられた早大は後半から5点を追う形となった。

第3Qは両チーム合わせて9本の3Pシュートが沈められるハイレベルな戦いとなった。序盤はG嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)がパスカット、ディフェンスリバウンドと守りで魅せる。互いに速いトランジションでの攻撃が続き点を取り合う中でインサイドの攻撃が目立っていた中川知定真(東海大4年)が3Pシュートに成功。対する早大も一切劣ることなく松本、嘉手川、下山、G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)の4人が3Pシュートを決め切り逆転を試みるが、セカンドチャンスから確実に得点に繋げる東海大の背中を掴めず、69-76で第3Qは終了。逆転の望みは最終Qにかけられた。
第4Qも得点の取り合いを見せた早大と東海大。早大の守備を内側に寄せた隙をつき轟がフリーの状態から3Pシュートを沈めると、即座に松本が外角から3点を取り返す。早大の攻撃が決して滞っていたわけではなかったが、勝敗を分けたのは「インサイド攻撃に対応できるディフェンス力の差」だった。この日はルーニー、中川ら前半の時間帯で3Pシュートも見せていたため、外への意識も強かった早大。強いプレッシャーをかけることができなかった早大はインサイドからの得点を許す一方で、強固な東海ディフェンスを突破する攻撃を演出できなかった。そのまま点差を縮めることができず、92-104で試合終了となった。

堅いディフェンスで相手校の得点を最小限にとどめる東海大に対し、92得点を叩き出している早大は完全に攻撃を封じ込められたわけではなかった。しかし、本試合を含め、昨年のインカレ決勝(対白鷗大)やAUBL準決勝(国立政治大戦・台湾)のようなインサイドゲームを展開されると勝ちきれない傾向にある。開幕2戦を見ると3Pシュートに頼りすぎないクリエイトをみせていた早大だったが、ペイントエリア内あるいは付近までの侵入に成功した際の得点率の向上と、ファウルを最小限に抑えたディフェンスのレベルアップが今後期待できるポイントとなりそうだ。
次戦の相手は日体大を撃破した中央大だ。中央大は東海大に敗戦したものの、その差は4点差と互角の戦いを見せている。身長差がないからこそリバウンドで優位に立ち、持ち前の得点力を発揮できるかがとなりそうだ。「早稲田旋風2.0」はまだまだ続く。
(記事 北郷美結 写真 大塚梨湖、岸本咲彩、行木葵)
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一) |
| G | 3 | 嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 28 | 18 | 23 | 23 | 92 |
| 東海大 | 24 | 27 | 25 | 28 | 104 |
コメント
G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)

ーー今日の試合を振り返って
90点台にのせているのでオフェンスのはよかったんですけど100点ゲームされたという点でディフェンスには課題が見えたと思います。
ーー具体的にはどんな課題が見えましたか
ディフェンスリバウンドと相手に連続失点されたところです。
ーーディフェンスリバウンドは身長差で勝てない部分があると思いますがそれも踏まえてどう対策していきたいですか
1人1人がもっとボックスアウトするのと、ガードが取りきるっていうところをしっかりやりていです。
ーー本日3ポイントを5本決めました
AUBLを通して高い相手に対して中までいってしまうとブロックされたりするんで、最初に引き出して3Pがあることを見せて、選択肢を増やせるようにと思って積極的に打っていきました。
ーー三浦選手が下がった時間帯、点数が伸び悩んでいました。そこの改善点は
藤山や野津が出てる時間帯に、もっと彼らの良さをもう少し出してあげたらなっていう風に4年生として思いました。やっぱ相手が高い分、僕らは機動力で相手を倒していくバスケットを目指してるので、彼らがもう少しそういう機動力を出していけると交代もできてチームが楽になると思います。
ーーリーグ戦最終日に東海大と再度戦います。そこに向けて
やっぱりリバウンドと、相手に絶対流れを渡さずに自分たちのバスケットをやり続けるっていうとこを意識して、絶対にやり返したいです。
ーー次の試合(中大戦)に向けて意気込みをお願いします。
リーグ戦なんで、トーナメントと違って負けてもまた次があるんで、すぐにこの2日間で修正して、ヘッドダウンせずにまた自分たちのバスケットができるように頑張っていきたいです。
F松本秦(スポ2=京都・洛南)

ーー今日の試合振り返っていかがですか
最初はスリーポイント立て続けに入って、いい流れでスタートはできました。オフェンスは全体的に見て90点超えてたので、そこは良かったかなと思うんですけど、ディフェンスのところでやっぱ100点越されると、やっぱもうどうやっても勝てないですし、その相手にスリーポイント結構高確率で決められてしまったっていうところが反省点かなと思います。
ーー3Pを決められてしまった背景は
一言で言ったら緩かったのが原因だと思います。ピックのカバレッジのとこもそうですし、あとはやっぱ1対1であけすぎて(スペースを)ハイポスト付近のジャンパー打たれたりっていうところになります。
ーーインサイドゲームを展開する相手が苦手な印象を受けましたがそういう相手にこのチームでやっていきたいことは
まずはガードのとこでプレッシャーかけて
インサイドに入れないようにしないと身長差でどうしようもないところがあるので、1つはガードのところが大事だと思います。あとはファイトするとこは僕らでもできると思うんで、そこはしっかりしていかないとなと思います。
ーー東海大へのイメージとしてオールコートディフェンスで相手をロースコアに抑える印象がありましたが今日はハイテンポな展開でした
自分たちがやっぱ攻撃回数増やすためにペースを上げてるので、必然的に相手も勝手に上がってると思います。そこでシュートを前半決められてしまって、後半落とさせる(シュート確率を)ことができなかったのも自分たちの敗因ですし。
相手が結構高確率で決めてきたので、上回られました。
ーー個人的にはディフェンスを強化していきたいと話されていましたが振り返って
ガードをスイッチしたところで止めれたとこもあったんですけど、あけすぎて中にパス入れられてしまったりとか、プレッシャーかけることがあまりできなかったので、もっともっとやっていくようにしたいです。
ーーリーグ戦最終日の相手も東海大となります。そこに向けての意気込みをお願いします。
まずは倉石さんも言ってたんですけど、負けた後の次のゲームがとても大事になってくるので、やっぱそこで引きずらないように。
リーグ戦になるとどんどんどん試合来るのでまだ始まって3試合ですし。しっかりと水曜日の中大戦からいい流れで再スタートして、その最後の東海戦まで頑張っていきたいなと思います。