ここまで1敗を守り、首位をキープしてきた早大。第13節では中大と対戦した。前半から早大が優位に試合を進め、第2クオーター(Q)途中には19点差を付け圧勝かと思われた。しかし後半、中大のオフェンスが火を噴く。外角のシュートが次々に当たり差がみるみる縮まっていく。第4Q残り4分で点差が5点まで詰められる。だが早大も粘り、追いすがる中大をG木澤義揶(人4=京都・洛南)の得点などで辛うじて逃げ切った。80―69で12勝目を挙げた。
前半は早大ペースだった。C宮脇隼人(スポ3=京都・洛南)がインサイドで力強くねじ込みバスケットカウント。さらには得意のかたちである速攻をSF新川敬大(スポ2=東京・京北)が沈めるなど得点を積み上げる。ディフェンスでもプレッシャーを掛け第1Qの失点は9と最高の立ち上がりを見せた。第2QもベンチメンバーのF國枝健太(社4=東京・早大学院)やG森井健太(スポ2=京都・洛南)の活躍などもあり41―27と大きなリードを得て前半を終えた。
パスで流れを生むG森井健太(スポ2=京都・洛南)
このまま試合は推移していくかに思われた。しかし中大もここから反撃に打って出る。第3Q開始直後に2本のスリーポイントシュートを沈め流れに乗ると、
SF澁田貴大(スポ3=東京・京北)の華麗なハンドリングからのレイアップなどで加点していく。第3Q終わって62―49とリードを保っていた。だが、相手の勢いは止まらない。精度の高いシュートを次々に沈めるとその差が5点まで縮まる。流れは完全に中大だったが、木澤が執念でレイアップを決めて流れを食い止めた。ディフェンスでもシュートをしっかりとチェックし簡単に打たせず失点を最小限に抑える。粘ってしのいだ早大が で勝利をつかんだ。
勝負どころでゴールへアタックし続けた木澤
粘りの勝利と言えるだろう。後半の中大の流れの中でも我慢し続け、相手の猛攻をしのぎ切った。昨季からの成長した点として選手が口を揃えて言う「我慢できるようになった」というのがうなずける展開を見せての勝利。次節は首位の日大との対戦だ。「自分たちのバスケをやれば絶対勝てる自信はある」(木澤)と語るように、自分たちのプレーをコートで披露し、首位攻防戦を制したい。
(記事 東哲也、写真 後藤あやめ)
※掲載が遅くなり、申し訳ありません。
第91回関東大学2部リーグ戦 10月17日(vs中大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
24 | 17 | 21 | 18 | 80 |
中大 | 9 | 18 | 22 | 23 | 72 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#34 池田慶次郎主将(社4=東京・京北) G#7 石原卓(スポ2=東京・京北) SF#36 澁田貴大(スポ3=東京・京北) SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北) C#38 宮脇隼人(スポ3=京都・洛南) |
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◇主なスコアリーダー◇ | |||||
得点 木澤義揶:13得点 リバウンド 新川敬大、宮脇隼人:8リバウンド アシスト 森井健太:4アシスト |
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コメント
G木澤義揶副将(人4=京都・洛南)
――この試合を振り返っていかがですか
出だしは自分たちのバスケができてよかったんですけど、後半は相手の流れと言いますかリズムがすごく良くて、シュートをめちゃくちゃ決められたんですけど、そこは我慢して粘ってディフェンスができてそこを点につなげられたのできょうは粘り勝ちだったと思います。
――後半中大に流れがいってしまったのはディフェンスが甘かったのか、それとも中大のシュートが予想以上に入ってしまったのかどちらでしょうか
結果的に決められてしまっているので結論で言うと自分たちのディフェンスが悪かったということになるので、もうちょっとプレッシャー掛けて少しでもシュートをずらすためにしっかりチェックを心がけて、ドライブが向こうは少なかったと思うので、しっかりチェックにいってドライブさせていたら相手の得点も減ったのかなと思いますね。やっぱりあの時間帯のディフェンスは自分たちの課題であると思います。
――終盤はゴールに向かってアタックしている場面が多くありましたが
自分はもうスタッフ陣、監督からも言われているんですけど「お前はアタックしろ」と言われているので、自分は外よりもアタックが得意なのでもっともっとアタックしようと、そういった気持ちが表れた結果がああいったシュートにが入ったんだと思います。
――次の日大戦に向けて対策していることは
今週日大戦に向けての対策をしていくのですが、向こうはインサイドが大きいので、まずインサイドでペイントでやられないようなディフェンスをやってきたのでそれをあしたしっかりコートで表現できるように、やっぱりうちはディフェンスが大事なのでディフェンスから自分たちのリズムをつくっていきたいなと思います。
――日大戦に向けて意気込みは
勝てば勢いもっと乗ると思うので自分たちのバスケをやれば絶対勝てる自信はあるので、自分たちのバスケを、100パーセントの力を出したいと思います。