エース・加藤孝太郎がプロ志望届を提出!

野球

 全日本大学野球連盟は19日、2023年度の「プロ野球志望届」提出者一覧を更新。加藤孝太郎(人4=茨城・下妻一)がプロ志望届を提出したことが分かった。早大からは熊田任洋副将(スポ4=愛知・東邦)に続き二人目のプロ志望届提出者となる。

 小学1年生から野球を始めた加藤。当時ヤクルトを応援していたこともあり、本拠地である神宮球場に憧れを抱いた。高校では学力と野球に取り組む環境の双方を重んじて、茨城県の進学校である下妻一高に進学。大学は六大学の中でも雰囲気とユニホームを気に入った早大を選び、夢の神宮球場へ足を踏み入れた。

 早大入学後は二つ上の先輩である徳山壮磨(令4スポ卒=現DeNA)、西垣雅矢(令4スポ卒=現楽天)らと共に練習し、3年時には先発に定着。秋には防御率1.41を記録し、見事最優秀防御率にも輝いた。4年生となった現在は、早大の右投げエースの証である背番号「11」を任されている。

 そんな加藤の武器は、伸びのある直球とその制球力にある。自身でも「走者を出してからも崩れることなく淡々と投げられるのが長所」と語るように、今春の法大1回戦では7回2/3を被安打5、1失点に抑える粘投を見せた。なお直球に関しては岸孝之(楽天)、投球スタイルに関しては東浜巨(ソフトバンク)や涌井秀章(中日)らを参考にしているそうだ。

 
試合
回数
奪三振
自責点
防御率
昨季
49 2/3
30
14
2.54
通算
24
139
88
31
2.02

 今年の4月頭には必ずしも大卒でプロを狙うわけではないとしていた加藤だが、社会人の舞台で野球を続けるOBらに話を聞いた末に、プロ志望届の提出に至ったという。憧れを追い続ける加藤の決断を応援したい。

(記事 荒井結月)