投打ともに振るわず完敗/三菱重工East戦

野球
TEAM
三菱重工East 11
早大

 

 社会人チームの三菱重工Eastを迎えたこの試合。2週間後に東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)開幕を控える中、連勝で進みたいところだったが、投手陣が11失点と大崩れ。打線も蛭間拓哉(スポ3=埼玉・浦和学院)の適時打の1点にとどまり、投打ともに課題を残す結果となった。

 

 この日の先発は徳山壮磨(スポ4=大阪桐蔭)だったが、本調子とはいえない投球となった。初回、先頭打者にいきなり三塁打を献上すると、続く打者にも安打を許し失点。その後もリズムを取り戻せないまま降板となった。

 

 反撃の糸口をつかみたい打線は2回、蛭間が左安打で出塁すると盗塁で好機を演出。2死二塁として生沼弥真人(教2=東京・早実)が左安打を放つ。この安打で蛭間は本塁を狙うが、タッチアウト。しかし4回には、岩本久重副将(スポ4=大阪桐蔭)が二塁手と右翼手の間に落ちる安打で二塁まで進むと、蛭間の右線への適時二塁打で1点を返した。

4回に適時打を放つ蛭間

 

 逆転するためにもチームに流れをもたらしたい救援陣だったが、悪い流れを断ち切れない。ここまでのオープン戦で好調さを見せていたが、この日はテンポが悪く、打線も沈黙。1-11と大敗を喫した。

失点を喫し、うなだれる加藤

 

 ここにきて投手陣が大量失点。打線もわずか1得点と、これから迎えるリーグ戦に暗雲が立ち込める結果となった。特に先頭打者への四球や守備の乱れは失点につながりやすく、競った試合で勝つためには欠かすことのできない課題となる。こうした失点に直結するプレー、そしてつながりを欠く打線の立て直しは今後のオープン戦を戦っていく上で急務となるだろう。

(記事、写真 足立優大)

コメント

森田直哉(スポ4=早稲田佐賀)

――本日の投球を振り返って

試合の流れが悪い中で、自分が変えようと思いマウンドに上がりましたが、先頭打者に簡単に四球を出してしまい、反省点の多い内容でした。

――今日はリリーフでの登板となりました。ご自身の役割はどのように考えていますか

先発させてもらうこともありましたが、やはりリーグ戦を考えると中継ぎの1イニングであったり先発が崩れた時のロングリリーフになったりすると思うので、任されたイニングをゼロに抑えることを意識したいと思います。

――現在のコンディションは

今日は内容は良くありませんでしたが、真っすぐの勢い自体は悪くなかったので、そこは続けていきたいと思います。

――リーグ戦開幕まであと2週間になりました

ラストイヤーとなり、優勝したいという思いももちろんありますし、自分自身昨年の秋に打たれて優勝の輪に入れなかったという悔しさが強くあるので、とにかくこのチームの優勝に貢献できるように頑張りたいです。