移民110周年を祝して。ブラジル遠征がスタート!

野球

 日本から25時間以上におよぶ長距離フライトを経て、早大野球部がブラジルのサンパウロに到着。日本人のブラジル移住110周年を記念したブラジル遠征がスタートした。

 1908年、日本人781人を乗せた第1回移住船『笠戸丸』がブラジルのサントス港に入港し、日本人のブラジル移住が始まった。それから今年で110年。この日本人ブラジル移民110周年を記念して、ブラジル野球連盟から早大野球部の元に招聘(しょうへい)状が届き、今回の遠征が行われる運びとなった。日本とブラジルの国際野球文化交流は1920年代より始まり、六大学ではこれまでに早大、明大、慶大野球部がブラジルに赴き、文化交流を図ってきた。早大にとっては今回が4度目の訪伯。単独での訪伯は60年ぶり2度目のこととなる。気候や文化が異なる地域での過酷な遠征となるが、高橋朋玄主務(人4=福島・磐城)を中心に入念な準備を進めてきた。上級生を中心に選出された遠征メンバーは、練習や試合を通して現地の人々との交流を深めていく。

現地では、ブラジル稲門会より歓迎を受けた

 慣れない異国でのコンディション調整は非常に難しいものとなるだろう。だが、それ以上に異国の野球文化を吸収できる絶好の機会だ。この遠征を通して日伯の友好を深めるとともに各自が得た経験をチーム全体に還元し、東京六大学秋季リーグ戦での王座奪還への糧としていきたい。

(記事 皆川真仁、写真 野球部提供)

▽遠征の詳細な日程は、野球部ホームページよりご覧ください。

ブラジル遠征について

 

・遠征に参加する選手は以下の通り

◇4年生
小島和哉主将(スポ=埼玉・浦和学院)
熊切達哉(スポ=兵庫・尼崎小田)
増田圭佑(文=茨城・江戸川学園取手)
芦田哲広(基理=東京都市大付)
岸本朋也副将(スポ=大阪・関大北陽)
中林健吾(スポ=三重)
西岡寿祥(教=東京・早実)
山岡仁実(スポ=東京・早実)
安部多聞(商=東京・早実)
黒岩駿副将(スポ=長野日大)
池田賢将(スポ=富山・高岡南)
小太刀緒飛(スポ=新潟・日本文理)
宮崎剛(社=埼玉・早大本庄)
古賀鉄盛(文構=佐賀西)

◇3年生
藤井寛之(法=福岡・東筑)
榎海人(人=長野・佐久長聖)
重田慎太郎(文構=佐賀西)
檜村篤史(スポ=千葉・木更津総合)
福岡高輝(スポ=埼玉・川越東)
加藤雅樹(社=東京・早実)

◇2年生
今西拓弥(スポ=広島・広陵)
柴田迅(社=東京・早大学院)
瀧澤虎太朗(スポ=山梨学院)

◇1年生
西垣雅矢(スポ=兵庫・報徳学園)
丸山壮史(スポ=広島・広陵)
岩本久重(スポ=大阪桐蔭)