【連載】春季リーグ戦開幕前特集『奪還』

野球

 2020年春。東京オリンピックを目前に控えた日本のスポーツ界は、各競技において大きな盛り上がりを見せているはずだった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によってプロ・アマ問わずほぼすべてのスポーツイベントが中止や延期に追い込まれ、未だ再開のめどが立っていない。もちろん私たち東京六大学野球ファンが心待ちにしていた春季リーグ戦も延期に。現時点では5月下旬に1試合総当たり制での開幕を目指しているが、プロ野球が5月中の開幕を断念するなど先行きに暗雲が垂れ込めている。ただ、どんなに苦しい状況に追い込まれようと変わらないものがある。それは早大ナインの胸にある、賜杯奪還への強い思いだ。過去8季苦杯をなめ続けてきた雪辱を果たすべく、今できる準備を積み重ねている選手たち。彼らは開幕戦が予定されていた4月11日に向け、どのような思いで調整を続けていたのか――。この特集では、3月28日からの活動自粛期間前に取材を行うことができた、5人の選手と小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)のインタビューを掲載する。

 

【第1回】眞子晃拓(4/29)

【第2回】徳山壮磨(4/30)

【第3回】岩本久重(5/1)

【第4回】中川卓也(5/4)

【第5回】瀧澤虎太朗副将(5/5)

【最終回】小宮山悟監督(5/6)