早大打線爆発!千葉工大に圧勝

野球
TEAM
早 大 13
千葉工大

 東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)の開幕まで1カ月を切り、連日夏季2軍オープン戦(2軍オープン戦)を行っている早大は千葉工大と対戦した。この日は、ここ2試合で3得点と沈黙していた早大打線が爆発。猛打賞の江間拳人(教3=東京・早実)を中心に序盤から主導権を握り、17安打13得点と打ち込んだ。投手陣も失点を最小限にとどめ13-2と圧勝。早大ベンチがようやく笑顔を取り戻した。

 ここ数試合の貧打がうそのような猛攻だった。1-1の同点で迎えた3回、1死三塁から吉見健太郎(教2=東京・早実)が甘く入った球を見逃さず左中間へ勝ち越しの適時二塁打を放つと、その後も打線がつながり3点を追加。さらに4回以降は毎回安打を放つなど、攻撃の手を緩めることはなかった。9回にも代打・野田奈津郎(政経2=埼玉・早大本庄)がダメ押しとなる豪快な一発を放ち、終わってみれば17安打13得点と文句なしの内容であった。

猛打賞の活躍を見せた江間

 一方の守りも4投手のリレーで相手打線を2点に抑えた。先発を任された黒岩佑丞(スポ2=早稲田佐賀)は毎回のように走者を背負ったものの、粘りの投球で5回を最少失点で切り抜ける。そして後を受けた救援陣も、要所を締める投球で早大の勝利を呼び込んだ。中でも8回にマウンドへ上がった岩松俊樹(政経2=東京・早大学院)は、連続三振を奪うなど圧巻の投球を披露。三者残塁で終了した攻撃からの悪い流れを断ち切った。

 ここのところ湿りきっていた打線がこの試合で再び火を吹き、大勝した早大。秋季リーグ戦まで残り1カ月を切り、メンバー争いがより激化する中で、2軍からの選手層の底上げがチームにとって大きなプラスとなる。この試合を足掛かりとしてより一層首脳陣へのアピールをすると共に、残りのオープン戦も勝利へ向かって突き進みたい。

(記事 田原遼、写真 大浦帆乃佳)

※リーグ戦開幕前の記事は都合により試合当日に公開することができないことがございます。読者の皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご了承頂きたく存じます。リーグ戦は従来通り、即日公開致します。