勝利と共に課題見つかる

米式蹴球
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 24
明大 GRIFFINS

 関東大学秋季リーグ戦の開幕節で中大を完封し、今節でも勝利し日本一に弾みをつけたい早大BIG BEARS。連日残暑にも負けない戦いが行われているアミノバイタルフィールドで明大と激突した。早大は前半、相手のパスプレーに苦しめられる時間が続くが、オフェンスがなんとか2TDを挙げる。後半は、最初の明大の攻撃で自陣まで攻め込まれるも、DL4小宮山泰隆(教4=東京・早大学院)のインターセプトで勢いに乗り得点。第4クオーター(Q)に失点するも追撃を許さず、24-6で勝利を収めた。

 先発は秋季初出場のQB政本悠紀(創理4=東京都市大付)。早大の最初のシリーズは、ファーストプレーで反則、そしてインターセプトで攻守交替という悪い流れで始まった。ディフェンスは明大のドローやパスに苦戦を強いられ自陣まで攻め込まれるが、LB塚田紳太郎(商4=東京・早実)がブリッツからロスタックルを決め、この悪い流れを止める。続く早大の攻撃はランとパスをテンポ良く決め、ゴール前までボールを進めると最後はWR諸口貴則(政経4=東京・早大学院)がTD。TFPも成功し得点を7-0とする。その後は、明大の攻撃に失点は許さなかったが両チーム反則を連発。そんなディフェンスの悪い空気を打ち砕いたのがLB加藤樹(商3=東京・早大学院)だった。相手のハンドオフミスを見逃さずボールをリカバーしチームを活気づける。そして、自陣から始まった前半最後の攻撃は、ランとWR竹村大和(人4=東京・九段)の連続キャッチでゴール前7ヤードに迫る。最後はRB須貝和弘(創理3=東京・早大学院)がエンドゾーンに飛び込み、14-0で前半を折り返す。

この試合でスターターを務めたQB政本

 迎えた第3Q、先手を取ったのは早大だった。DL小宮山のインターセプトで敵陣深くから攻撃権を得ると、TDにはつながらなかったもののFGを決め、相手を突き放す。ディフェンスでもリズムが出てくると、いままで出されていたドローにも対応していく。徐々に流れをつかみ、粘りのディフェンスで相手に得点を与えない。その間に早大オフェンスはWR鈴木隆貴(法3=東京・早大学院)に29ヤードTDパスをヒットさせ得点を追加する。しかし、第4Q中盤に連続でパスを通され初失点してしまう。その後も追い上げを見せる明大の攻撃に、1年生ながらスターターで起用されたDB渡辺文太(法1=東京・早大学院)が素早く反応しシャットアウト。そのまま時計が進み、24―6で早大の勝利となった。

RB須貝はランでチャンスを演出した

 試合に勝ちはしたものの、濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)から「勝ったところ以外に良いところがなかった」というげきが飛んだように、防げるミスも多くあった。しかし、DB渡辺の活躍があったように、フレッシュな力も台頭し始めている。次節の相手は得点力のある日体大。この試合で見つかった反省点を生かし成長することで、チームに再び勢いが戻ってくるだろう。悲願の『日本一』へ向け、早大BIG BEARSがこれまで積み上げたフットボールを見せる時が来た。

(記事 高橋団、写真 辻本紗支子、近藤廉一郎)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 PASS #10政本→#11諸口 #16佐藤敏 7-0
早大 RUN #28須貝 #16佐藤敏 14-0
早大 FG #16佐藤敏 17-0
早大 PASS #10政本→#85鈴木隆 #16佐藤敏 24-0
明大 PASS #18南→#11阪本 RUN #18南 NG 24-6
個人記録(※一部のみ掲載)
ラン 回数 ヤード TD 最長
#28 須貝和弘 67 18
#10 政本悠紀 25 17
#6  北條淳士 24 12
#22 藤井光成 14
レシーブ 回数 ヤード TD 最長
#87 田島広大 41 20
#15 竹村大和 38 15
#85 鈴木隆貴 34 25
#11 諸口貴則
パス 回数(試投) ヤード TD 最長
#10 政本悠紀 11(16) 113 25
インターセプト 回数 ヤード TD 最長
#45 小宮山泰隆 58 58
星取表(9月20日現在)
日大 法大 慶大 早大 中大 明大 日体大 専大
日大 11/22 11/9 10/25 10/11 9/26 49○20 66○7
法大 横浜 10/24 11/8 9/27 10/10 38○9 55○13
慶大 横浜 川崎 11/22 39○20 34○10 10/12 9/28
早大 川崎 横浜 横浜 30○0 24○6 9/26 11/10
中大 アミノ 川崎 20●39 0●30 11/22 11/8 10/24
明大 アミノ アミノ 10●34 6●24 横浜 10/25 11/21
日体大 20●49 9●38 アミノ アミノ 横浜 川崎 11/21
専大 7●66 13●55 川崎 アミノ 川崎 アミノ アミノ
コメント

濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)

――ミスや反則が多かった試合ですが

勝ったこと以外に良いところがなかった試合ですね。

――今節はQBに政本悠紀選手(創理4=東京都市大付)を起用しましたが

政本自身の調子が良くなってきているのと、最終学年として頑張ろうという気持ちが出ていたのでその点に関しては良かったです。

――オフェンス、ディフェンス共に、いい流れをつくれなかったと思いますが

やはり、十分練習をしてきても、考えられないミスが起こり得るので、それがチームの面白いところかもしれませんが、ここから先、相手が強くなっていく中では一つもミスが勝敗を分けてくるので、そういう意味では非常にいい勉強になったのかなと思います。前節で中大にディフェンスでいい形で勝って、やはりおごりがあったのかなと思います。その辺自身で緒を締めていたつもりですが、少し力量を見誤ったのかなと思います。

――ディフェンスは特にミスが多く出てしまいましたが

ディフェンスは前節の中大にこの試合のようにやられるのかなと思っていて、意外とディフェンスが良かったので、選手自身もかなり油断した部分があったと思います。早大はいいディフェンスだと思いますが、どんどんドライブをされたりすることは今後も容易に考えられるので、その中のポイント、ポイントでこのようなミスをしているとどんどん自分たちを苦しい状況に追い込んでしまうので、練習からもう一度見直して次に向けて取り組んでいくしかないかなと思います。僕らはこの二週間成長してここに戻って来ようと思ってやってきましたが、それでもまだまだ甘かったし、この期間を戻してやり直すことはできないので、次の日体大戦へ向け、あすから前を向いて取り組んでいくしかないと思います。

――次節へ向けての取り組みは

日体大もとてもフィジカルのあるチームで、見方によれば明大とタイプが似ているタイプなので、ディフェンスがしっかり準備してやらないといけないですね。日大、法大戦があって、このまま駄目なフットボールをしていると足元をすくわれるので、そうならないようにしていきたいです。

――最後に今後の意気込みをお願いします

まだ伸びしろがあるチームなので、選手たちの力をもっと引き出せるように取り組んでいかなければいけないと思います。

DL村橋洋祐主将(スポ4=大阪・豊中)

――試合全体を通して率直な感想は

勝てましたけど、オフェンスもディフェンスも全然良くなかったです。この試合を通して、日本一になるチームにはまだまだ到達していないと感じました。

――この試合のスローガンは

『PLAY HARD』というスローガンを掲げました。

――その意味は

明大はハードなプレーをしてくるチームなので、そんな明大よりもハードなプレーで毎プレー圧倒しようという意味がありました。

――ディフェンス全体としてはミスや反則が多かったりしましたが

反則だったり、ドライブも結構されたりしたので、ディフェンスは良いと言われていますが、この試合で駄目な部分が露呈していまいまいた。

――前節からの課題というのはつぶし切れていましたか

タックリングミスやボールへの寄りといった部分はまだまだ課題で、この試合甘かったので詰めていく必要はありますね。

――いい流れをつくれない中で、ハーフタイムではどのような話をされていましたか

本当に気迫が足りていないということで、まだまだいけるだろうと気持ちを前面に出して泥臭くやっていこうということ話しました。

――次節の日体大戦が一週間後ということですが、どのように調整をしていきますか

本当にここからどれだけやれるかだと思いますし、日大戦も1カ月もないくらいなので、一日一日を大切にやっていけたらと思います。

――主将としてチーム全体の抱負をお願いします。

日本一になりたいですがこの試合で全然駄目だと実感したので、チームをもう一度締め直して、チーム全員で戦っていきたいと思います。

LBコグラン・ケビン副将(商4=東京・早大学院)

――個人として試合を振り返ってどうでしたか

反省は多いですね。動きすぎたと思います。プレーに反応しすぎて裏をやられることが多く、もう少し直線的にいった方が良かったです。

――ディフェンス全体として、何度もドローでゲインされた原因は何だと思いますか

理想はDLだけで止めたいのですが、なかなかそううまくもいきません。ドローにLBが反応すると裏プレーのパスが通ってしまうので、LBがその両方を見ようとして結果的に中途半端な動きになってしまいました。もう少し思いっ切り刺すような動きがあった方が止まったと思います。

――ドローに後半は対応できていましたが、ハーフタイムに何か話しなどはされましたか?

特別なアジャストとかはしてないですけど、さっき言ったように割りきってタックルしにいきました

――全体のパスカバーについて反省をお願いします

コールで止めにいこうとしすぎたと思います。カードの切り合いみたいにしようとしてしまって、狙ってないところを通されてしまうことが多く、それでやられました。後半は、コールではなく自分たちのやることをやり止めようとしました。前半は駆け引きしすぎたと思います。

――QBスクランブルも多く出されていましたが、原因は何でしたか

これも理想はDLだけで止めて欲しいですけど、なかなか難しいです。DLでスクランブルとドローを見てくれたらLBもすごく動きやすくて理想的なんですけど、DLがOLにがっつりとられてしまって走られることが多かったです。フロントのレベルをもう一段階上げないといけないと思いました。

――ギャンブルを多く決められたことについてはどうですか

仕方ないところもあったので、切り替えるしかなかったです。

――オフサイドなどのイエローが続いた場面がありましたが

昨年の日大戦でもオフサイドで反則をとられてしまったり、オフサイドはずっと課題でした。スタートで勝たなくてはいけないのですがオフサイドは絶対にしてはいけないので、すごく難しいです。これからは絶対セカンドサウンドとかが交ざってくるので、練習中に集中して直していこうと思います

――次の試合に向けて一言お願いします

日体大も個人が強くて全く侮れるチームではないですし、きょうみたいに何が起こるか分からないので、目標の日本一を見据えてしっかり練習していきます。

DB寺中健悟副将(教4=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

ディフェンスとしてはかなりやられてしまったのが不甲斐ないっていうのと、シーズンを通して完封することを目標にしていたのでそれが達成できなかったのがすごく残念かなと思っています。

――普段はFSですが、きょうはSSもされていましたが何を意識されましたか

もともと高校の時からSSやっていてことしは本当にストロングメインでやっていたので、とにかく前のプレーに対してはアグレッシブにいってミスっても攻めて行くことと後ろを持った時はとにかくスペシャルから後ろから見ていくことを意識しています。

――DB渡辺文太選手(法1=東京・早大学院)とのコンビネーションはいかがでしたか

1年生にしては結構落ち着いてできていたのでコミュニケーション的な部分では大丈夫だったと思います。

――きょうはパスも多かったと思いますがパスへの対処はどうしましたか

パスと言うよりは特にランとかが厳しかった試合だと思っていて、LBが良い分すれ違いとかLBの裏のパスをかなり狙われてしまったのでその辺LBを助けることができなかったのはしんどかったのと、あとはCBのパスカバーがまだまだ甘いのかなっていうことは感じています。

――ディフェンス全体の仕上がりはいかがでしたか

きょうの試合荒れてしまったのでまだまだです。

――最後に一本取られてしまいましたか悔しさはありますか

自分の逆サイドでどうしようもできなかった部分も多かったのですが、シーズン通して完封を本気で目標にしてきたのでかなり悔しいです。

――次の試合への意気込みを聞かせてください

日体大のQBはパスがうまくて今日より多分ばんばんパスを投げてくると思うので、いまのところDBでのインターセプトが一回もないので試合を通してしっかり二本以上は頑張りたいと思います。

QB政本悠紀(創理4=東京都市大付)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうは正直に良くなかったというのが一番大きなところです。きょうはすごく悪かったです。

――オフェンス全体としての出来はいかがでしたか

全体としてもそんなに良くはなくて、決めるべきところで決まったのはいいんですけど、そもそも自分たちのプレーができてなかったのでまだまだ勝負どころではすかなり弱いなと思いました

――どういったところが課題として挙げられますか

ラインズであれば接点、スキルであれば細かいヤードとか、投げどころ、キャッチ、球際といった細かいところが全然突き詰められてなくて、練習のそういう雰囲気と出来がそのまま試合に表れてしまったという印象です。

――きょうはスターターを任されましたがどういった心境で試合に臨まれましたか

といあえず緊張することなく、なるべくリラックスしていつも通りというのを意識してプレーしました。

――ショートパスが多かったような印象を受けたのですがいかがでしたか

ショートゾーンを狙うかたちだったのでそういう意味ではプレーコールとオフェンスの展開の仕方を予定通りにしたという形です。

――序盤インターセプトされるなど流れが悪くなりましたがどうやって修正しましたか

投げ込むということを意識したことが一番大きいと思います。

――次節に向けて意気込みをお願いします

オフェンス全体としてもQBの自分自身としても良くなかったので、もう一度一から見直して、次節そして日大戦、法大戦に向けてブラッシュアップして、いいオフェンスを絶対つくっていきたいと思います。

WR諸口貴則(政経4=東京・早大学院)

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

きょう、オフェンスで二本インターセプトがあったんですけどその二本とも僕が絡んでいて、ボールを取られてしまったので、僕自身としては反省すべき試合だったと思います。

――TDを取っていましたがご自身のプレーで先制したことについてどう思われますか

TDはドライブの過程で誰が取るかわからなくて、偶然僕だったんで、TDを取ったのは嬉しいんですけど、結果としては2本のミスが響いてしまったのでそこは今後に生かしたいです。

――QBが政本悠紀(創理4=東京都市大付)選手になりましたが、コンビネーションはいかがですか

僕の中では日本一を目指す上でスターターは政本だとずっと思っていて、コンビネーションも練習していてだいぶうまくなってきましたし、その点ではいつも通りですごく良かったと思います。

――オフェンスのミスが多かったですが、前節からの課題は解決できていますか

前節の課題としては、ボールを失ってしまって、自分たちの実務を怠ってしまったというのが前回挙げられて、もう一つはその中でもボールを僕やいろいろなミスで失ってしまっているのでまだ解決はできていないです。

――最後に試合の総括をお願いします

まだオフェンスはボールを失っていたり、ファーストシリーズでボールを失ったり、自分たちで乗れずに取り返せないままずるずるいってしまったのでオフェンスとしても反省点が多いんですけど、ディフェンスもキッキングも悪いところばかりで、今回の試合は前回に引き続き良くない内容だったので自分たちの力がまだまだ足りないと実感させられた試合でした。

DL庭田和幸(創理4=東京・早大学院)

――試合の総括をお願いします

自分たちのやりたい事ができていなくて相手の良いようにコントロールされました。ベンチでもコミュニケーションがあまりなくてなぜ出たのかがディフェンス全体で共有されていなくて、アジャスト能力の低さとフロント陣のスタートの無さが 露呈した試合だったと思います。

――フロント陣がスタートできなかった理由は何ですか

明大は伝統的にガツガツ来るチームなのですが、今季はショットガンにしてパスを混ぜながらのチームに切り替えてきていたので、そこで自分たちが相手のオフェンスの様子を伺うという感じで相手のオフェンススタイルにやられてしまいました。

――QBドローでゲインを許すシーンが目立ちました

あれは、中の二枚のDLがしっかりスタートできていなくて相手も縦ではなくて横に押してきて、その分ギャップが開いていたので出されてしまいました。横にブロックされているというのは感じていたのですがその時にしっかりスタートして顔を出せていればあのような状況にはなっていなかったので自分たちがやってきた低いスタートが前半はできていなかったです。

――ドライブは許しましたが、第4Q(クオーター)までは最悪FGを蹴らせるといった所で粘りました

でも結局一本取られて、層も薄いしトップのレベルもまだまだ低いので明大のオフェンスは止めなければいかなかったし、オフェンスもテンポが良いとは言えなかったのでとても課題の残る試合でした。明大の良いようにやられました。

――チームとして第4Qに失点を許すケースが多いように思います

そうですね。昨年は一本目がずっと出ていてスタミナ切れだったかもしれませんが、ことしは序盤からメンバーを回しています。下級生に秋の雰囲気を味わってもらって成長して欲しいという思いがあるからです。ことしは下級生がスタメンとして出ているので、下級生のレベルアップと、スタメンももっと実力を付けなければと思います。

――下級生が頑張っていると言えますか

はい。エンドでは武上雅将史(社2=神奈川・法政二)と仲田遼(政経2=東京・早大学院)、中では佐野泰弘(スポ3=愛知千種)とかも頑張っています。

――反則も多かったですね

あれはいらない反則でした。正直かなりドライブされていて、自分も二枚のブロックを受け続けていて小宮山泰隆(教4=東京・早大学院)が最初オフサイドして、FGで自分がやってしまいました。良いようにやられてしまったという部分が強いですし、自分たちのフットボールができていませんでした。

――夏合宿からのチームの雰囲気はいかがですか

今週の取り組みが甘かったです。自分の中ではやりたい事はできているし、やっている事も間違っていないのですが、レベルをもっと上げなければいけないと感じています。

――次戦はどのように戦いたいですか

やる事は変えずに、全体としてはボールへの意識とギャザーをし続けたいです。フロントとしては、低くスタートし続けるという事を練習でやって自信を持って今まで一貫してやってきたボールとギャザー、ステイローという事を意識してやっていきたいです。

――日大、法大戦に向けても一言お願いします

日大、法大には時間を割いて準備しているので、でも大事にしている事はファンダで変わらないので、そこをもっと洗練してレベルを高めてぶつけていきたいと思います。

WR竹村大和(人4=東京・九段)

――試合の結果をどう捉えていますか

日本一を目指していく中で明大戦のこの結果は満足できない結果でした。

――ご自身あるいはチームでの目標はありましたか

個人としては特に設けていなくてチームとしてはあったのですが、達成できなかったことが反省点です。

――その目標とは何ですか

オフェンスは35得点という目標があったのですが、達成できませんでした。

――ナイスキャッチもありましたがご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

自分がもらえたチャンスを生かすことを考えて一つのプレーに全力に取り組んだ結果だと思います。パスを投げてくれたQBと、OLに感謝しています。

――この試合で見つかった課題はありますか

プレーの精度が低かったので、しっかりと東伏見で練習を厳しくしていく必要があるなと思いました。

――プレーの精度が低くなった要因はありますか

普段の練習で甘かったということが試合で出ていると思うので、もっと厳しく一つのプレーのこだわりを強くしていくことで精度は上がると思います。

――今後の意気込みをお願いします

自分はまだ確実に一本目ではないので、一本目を取ることが個人的な目標で、チームには日本一という目標があるのでそれに対して自分で何ができるか考えていきたいです。

RB須貝和弘(創理3=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

細かいところで多くミスが目立っていて、オフェンスでターニングポイントになるところはあったと思うんですけど、TDを決めきれずオフェンスのせいで結構全体の流れを止めてしまったので反省しています。

――ご自身の調子の方はいかがでしたか

別に悪くはなかったんですけど、一発でTDに持っていけるシチュエーションもあった中で、ただのミドルゲインで終わってしまったというシーンがあって、自分では重く受け止めています。

――タックルで捕まってから粘るシーンも見られましたがそれについてはいかがですか

とりあえずボールだけ守るっているのは意識しているんですけど、チームも悪い流れにあって、できるだけロスゲインは避けたいなと思っていたのでできるだけボールを守りつつ最大限のパフォーマンスができたらなと思って走っていました。

――夏合宿ではどのようなことを意識して練習されていましたか

とりあえず対戦校の相手をビデオでしっかりスカウティングした上で、特徴を自分でもイメージしながら毎日の練習をやっていました。あとは、RBは層が厚いので一人一人意識しながらライバル関係で切磋琢磨(せっさたくま)できたのではないかと思います。

――今後への意気込みを一言お願いします

このままだと日大、法大に勝って日本一になるには相応しくない出来だと思うので、要所要所での細かい精度を上げて、まずオフェンスで勝てるチームを目指してやっていきたいです

TE田島広大(法2=東京・早大学院)

――2戦連続の勝利となりましたが今のお気持ちはいかかですか

2戦連続勝利とはなりましたが、チームとしてはまだまだ完成度が低いと思います。中大、明大と勝てたのは良かったですが、日大、法政とやっていくためにはオフェンスの完成度が足りないので、これからも練習に精進していきたいです。

――ライン側からみて、今日のオフェンスは全体的にいかがでしたか

ランはちょくちょく出ていて、4~5ヤードいけていました。パスが勝負どころで決まらなかったので、自分を含めレシーバーはパスに関して精度を上げられる部分があったと思います。

――田島選手ご自身はキャッチがうまくいっていた印象でしたが

自分は今日4回パスをもらって3回キャッチでした。タイトヤードという勝負どころでショートヤードなどを投げてもらうポジションなので、一球落としたということは全然ダメだと思っています。100パーセントを維持していかないとTE的にはダメですね。

――ランオフェンスでのランブロックはいかがでしたか

きょうは全然できていなくて、何度か僕のせいでランが止まってしまった部分があったので、練習からしっかりパスだけでなく、ランにもフォーカスしてやっていきたいです。

――次戦への意気込みをお願いします

もっと相手を研究して不甲斐ないオフェンスをしないようにもっと詰めてやっていきたいです。

DB渡辺文太(法1=東京・早大学院)

――本日の試合の総括をお願いします

全体的に早大らしさを出し切れない部分があって、そういうところが甘いので 日大、法大に向けて修正しなければならないと思います。

――甘さとは具体的に何ですか

パスカバーですね。個人的にはパスカバーを頑張りたいです。

――スタメンになった経緯は

そうですね。ケガ人がいたというのはあります。初めての試合が明大戦で緊張はありましたが、何とかプレーできたと思います。

――寺中健悟(教4=東京・早大学院)選手とのコンビはいかがでしたか

寺中さんに頼りっぱなしで言われたことをやっていただけです。

――良かったところはどこですか

タックルミスがあまりなかった所です。先輩の指導でタックルは改善されてきたと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

個人的にはパスカバーの課題が出たので、それを修正して完璧にシャットアウトして、無失点で試合を終えられるようにしたいと思います。