【柔道】全日本は男女ともにベスト16、尼崎での雪辱誓う

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全日本学生柔道優勝大会 6月27、28日 東京・日本武道館

ついに今シーズン最初の大一番を迎えた。6月27、28日、全日本学生柔道優勝大会(全日本)が日本武道館で開催された。男女ともに新体制で初めて臨む全国大会。
女子は女子一部(5人制)に出場。1、2回戦を快勝で勝ち上がるも3回戦で龍谷大に0ー2で敗れる。
男子は3回戦から登場。同志社大に3ー1で勝利するも、4回戦で前回覇者の日本大に1ー3で惜敗。男女ともにベスト16となった。

 女子部は1回戦で岡山大と対戦。出場した5選手全員が技で勝ちを収め、圧倒的な強さで快勝した。

 続く2回戦は帝京平成大と対戦。先鋒・鈴木ひらり(スポ2=広島皆実)は引き分けスタート。次鋒では期待の1年生、鈴木ケイ(スポ1=長野・佐久長聖)が出場。全国高校選手権準優勝、国際大会出場経験を持つ鈴木。今大会の出場を決めた東京学生柔道優勝大会(5月24日、日本武道館)では優秀選手にも選ばれた鈴木が、試合終了直前で技ありを決め貴重な一勝をあげると、中堅・木村優花(スポ3=徳島・生光学園)もこれに続き勝利。副将として登場した女子部主将・姥琳子(スポ4=福岡・修猷館)も大内刈で勝利。大将として最後に登場した我妻結凪(スポ2=長野・松商学園)は相手の反則負けとなり、無敗でベスト16へ進出した。

試合に臨む早大女子

 3回戦では強豪・龍谷大と対戦。先鋒・鈴木ひらり、次鋒・鈴木ケイはともに一本負けを喫す。鈴木ケイはこの試合を「全然自分の柔道を出せなかった」と振り返る。続く木村、姥、我妻は全員引き分けとなり0―2で敗退した。主将の姥は敗戦について、「『どうせ負けるだろう』と思っていた部分が表に出た」と敗因を振り返る。

女子部主将・姥琳

 男子は3回戦から登場し同志社大と対戦。先鋒・高本圭輔(商2=東京・早実)は引き分けスタート。次鋒として出場した主将・坂東新(スポ4=静岡・加藤学園)も引き分け。続く望月陸(スポ2=東京・修徳)は相手の反則負けで初の白星をとると、中堅・南出健慎(スポ4=石川・鶴来)が技ありを奪い貴重な2勝目をつかむ。唯一の1年生で出場した福田城太郎(スポ1=滋賀・比叡山)は引き分け。最後に登場した大将・岡田航太郎(社2=愛知・大成)が小外刈で一本勝ちを収め3−1で勝利。

会話を交わす主将・坂東(右)と副将・南出(左)

 続く4回戦では前回覇者の日大と対戦。強敵相手に3試合連続で引き分けに持ちこみ、望月陸が活躍を見せる。序盤に相手に隅落で有効を決められ、指導を相手より先に2つもらう厳しい展開。しかしあきらめなかった。相手の猛攻をしのぎ、ここまで両チームとも勝敗がついていなかっただけに「ここで俺が決める」という思いで立て直しをはかったという望月。試合終了の3秒前に小外刈一本を決める逆転勝利で貴重な白星をあげた。しかし、その後は主将・坂東らが強敵相手に健闘するも、3連敗を喫しベスト16で散った。男子は明治大が25年ぶりに大会優勝を果たした。

日大戦で一本を決めた望月(右)

次の団体戦の全国大会は10月に尼崎で行われる全日本学生柔道体重別団体優勝大会。男女ともに今大会の雪辱を誓う。

 

コメント

 

女子部主将・姥琳子(スポ4=福岡・修猷館)

ーー今大会の結果を振り返ってみていかがですか

2回戦の帝京平成大戦までは、チーム力が高くてよかったと思います。5月の都学生(東京都都学生柔道優勝大会)でチーム力を高められていたので、それを続けられたと感じています。龍谷大戦(3回戦)に関しては、チャレンジャーとして臨みました。部員一人ひとりに「どうせ負けるだろう」という気持ちがあり、それが試合に表れてしまいました。これからの個人戦、団体戦ではこうした点が課題になると思います。

 

ーー今大会に向けてどのような準備をしてきましたか

私が教育実習の期間中(試合時)だったので、体力を落とさずに、柔道の感覚を維持できるように準備してきました。

 

ーー主将としてチームを統率する上で意識していることは何ですか

1、2年生が遠慮せずに意見を出せて、のびのびとできる環境を作ることを意識しています。(鈴木ひらりに対して)実際どうですか?

(2年・鈴木ひらり)はい。(笑)高校の時と違って、上下関係がありながらも自分の意見を言えて、かつ先輩方がそれを実際に取り入れてくれるので良い環境だと感じています。

 

鈴木ひらり(スポ2=広島皆実)

ーー今大会の結果を振り返ってみていかがですか

年2年生となり、先鋒として流れを作らなければならない立場でしたが、まだ「取りきる」ことができなかったのが課題だと感じています。これから上級生になるにあたって、自分が確実に勝ってチームに良い流れをつくれるよう、さらに練習に取り組んでいきたいと思います。

 

鈴木ケイ(スポ1=長野・佐久長聖)

ーー今大会の結果を振り返ってみていかがですか

2回戦では技ありで勝ててよかったが、龍谷大戦(3回戦)では全然自分の柔道を出せずに負けてしまい悔しいです。

 

ーー女子の1年生選手は鈴木選手一人。部全体としても少数精鋭だがチームの雰囲気はどうですか

少人数ではあるが、部員一人ひとりが全国トップレベルで強い選手。練習はきついこともあるが、部員同士とても仲良く楽しいです。

 

ーー個人、チームの今後の目標を教えてください

個人戦では、全日本ジュニアで優勝することが目標です。団体戦では全部勝ってチームに貢献できるように頑張りたいです。

 

主将・坂東新(スポ4=静岡・加藤学園)

ーー今大会の結果を振り返ってみていかがですか

ベスト4を目指していたので、届かなかったというのが正直な感想です。

 

ーー今年から主将に就任されましたが、今大会に向けてチームを統率する立場としてどのようなことに取り組まれていますか

とにかくコミュニケーションをとることは意識しています。上級生が少ないということもあるので、ミーティングを開いて部員全員の意識を共有し統一していくことをやってきました。

 

ーー今後の目標について聞かせてください

今回チームはベスト16という結果で終わってしまったので、尼崎(=全日本学生柔道体重別団体優勝大会)ではベスト4を狙えるように頑張っていきたいと思います。団結力という点でチームの雰囲気は良いと思うので、これからも個々の能力を高めていけるよう意識していきます。

 

望月陸(スポ2=東京・修徳)

ーー今大会の結果を振り返ってみていかがですか

とても悔しいです。チームとしてはベスト4を目指していたので、あと2歩及ばなかったことは悔しいです。

 

ーー4回戦の日本大戦では技ありを決められてから、試合終了直前で一本を決める逆転勝利でした。どのようにして立て直したのですか

相手は高校の同級生で元チームメイトでした。「負けたくない」という思いと、前で早大の1年生2人が日大の強いポイントゲッターを止めてきてくれたので、「ここで俺が決める」という思いで頑張りました。

 

ーー個人、チームの今後の目標を教えてください

個人としては全日本ジュニアへの出場権を獲得することで、チームとしては10月の尼崎での大会でベスト4に入ることです。

 

(記事 上田浩誠 写真 吉田真悠、上田浩誠)

※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ありません。