【特集】早稲田ボランティア・アカデミー 講師インタビュー 第1回・伊藤数子氏

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ユニバーサル・コミュニケーションで共生社会を目指す
株式会社STAND代表理事 伊藤数子氏

伊藤数子氏

※取材は2025年10月14日に行われたものです。

 2010年から現在まで185回、パラスポーツの魅力を伝えるウェブサイト「挑戦者たち」のコラム連載を続けている。「全ての人が自分のやりたいことにチャレンジできる社会になってほしい」。発信とコミュニケーションを軸に、共生社会の未来を描く。

 大学卒業後、金沢市の映像制作会社に入社。企業からの依頼でCMを作り、よりよい発信方法を考えるうちにパッケージデザインやイベントを用いた宣伝にも関心を持った。1991年に独立して企画会社パステルラボを設立。「コミュニケーション・プランナー」として踏み出した。

 パラスポーツと出会ったのは02年。全国障害者スポーツ大会の競技結果と選手インタビューを、テキスト速報で配信した。転機はデフバレーボール選手へのインタビュー。手話に交わることができず落ち込んたが、「話すって、音を出すだけじゃない」。手話もひとつの言語に過ぎないこと、情報伝達には多様な手段があることに気付いた。

 05年にはSTANDを設立。掲げたのは障害の有無や国籍、年齢などの違いによらず、誰もが情報をやり取りできる「ユニバーサル・コミュニケーション」の普及だ。14年からは、障害者やパラスポーツ支援について学ぶ「ボランティア・アカデミー」の講師を務める。

 今後の目標は、子どもたちに「社会にはいろいろな人がいると伝えること」。根幹にある「始めるより、続けるより、辞める方が難しい」という考えこそが、幅広く続く活動の原動力だ。

※掲載が遅くなり、申し訳ございません。