インカレ直前対談第1回は、速水陽祐(法3=東京・早大学院)、猿山智宥(先理3=東京・早大学院)、安良岡知恩(教3=東京・早大学院)、井上賢伸(教1=東京・早大学院)の4人。高校時代から「早稲田」を背負ってきた4名に、大学水球に対する胸の内や苦楽を共にしてきたお互いのこと、そしてインカレへの思いなどを伺った。
※この対談は、8月18日に行われたものです。
――まずは、自己紹介をお願いします
井上 早稲田大学教育学部教育学科 1年の井上賢伸と申します。ポジションは右サイドです。
速水 早稲田大学水泳部水球部門 3年の速水陽祐です。ポジションはゴールキーパーです。法学部です。
猿山 早稲田大学3年先進理工学部の電気情報生命工学科の猿山智宥です。
安良岡 早稲田大学教育学部教育学科3年の安良岡です。ポジションはセンターです。

対談中の安良岡
お互いのこと
――お互いの良いところと直してほしいところを教えてください
猿山 賢伸は絶対知恩でしょ。
安良岡→井上 賢伸くんの良いところは、泳ぎが早くスイムの練習をいつもとても頑張っている部分です。あとは、全く同じ学科、専修まで同じなのですが、色々聞いてくれたり頼ってくれたりする一面があるので、まあ後輩力(笑)が高い方かなと思っています。一方、その後輩力を使ってよく「ご飯に連れてってください」と言ってくるので、そこはちょっと直してほしいって思います(笑)。あともうちょっと勉強を頑張ってほしいなと思います。以上です。
ーー学科は
安良岡 教育学部教育学科教育学専修というところです。
――教科とかではないのですね
安良岡 教科じゃないです。教育学を学んでいます。
井上→安良岡 えーと僕が思う知恩さんの良いところは、、なんだろ。
安良岡 は。
速水 うわやっば。
猿山 そこはすぐ出せよ。
井上 思いつかないです。
安良岡 思いつかない時点でもうだめです(笑)。
井上 自分はその高校時代からお世話になっているので、人一倍頑張ってる部分が・・・。
安良岡 絞り出してる(笑)。
井上 誰よりも知恩さんは、頑張ってると思っています。自分が練習をきつくてサボりたいなって思った時でも、2、3、4年生の中で、一番にプールに来てストレッチからやっていますし、行動で示してくれる部分があるので、そういった部分は本当に尊敬してます。部屋に行ったら、いつも絶対机に座って勉強してるところとかもやっぱり。
速水 それは嘘だ、一回も見たことないよそれ(笑)。
井上 尊敬してるんですけど、直してほしいところは、別に・・・。
安良岡 ないよな。
井上 ここで言えないこともまあ何個かあるんですけど。
安良岡 おめえ帰ったら覚えとけ(笑)。
井上 もうちょっとご飯連れてってほしいです。
安良岡 は、やばいなこいつ(笑)。
井上 もっと仲良くなりたいので夏休みはもっとご飯連れてってほしいなと思います。
安良岡 はい分かりました。前向きに検討を加速しておきます。
井上 お願いします。
速水→猿山 智宥の良いところは、すごい練習を真面目に頑張ってるところです。勉強も水球も両方とも高い成果を上げているところは、すごいなと思っています。あとよく車で色々なところに連れてってくれます。僕は足に使ってるだけなんですけど(笑)。直してほしいところは、たまに人を出し抜くところかな(笑)。「就活やった?」と聞いた時に「やってない」って言っていて、でも実はめっちゃ進んでるみたいな(笑)。よくあるので、そこは本当のことを言ってほしいなとは思います。
猿山→速水 僕から見て速水の良いところは、すごい熱いところです。それこそ速水がいなかったら、多分大学で水球はやっていなかったです。高校時代から速水が大学でも(水球を)続けたいと話していて、水球に対する熱い思いを彼からずっと聞いていました。僕自身は高校できっぱり辞めるつもりだったのですが、速水の熱い思いに押されて、自分も大学で続けようという気持ちに傾いていったので、その水球に対する熱い部分は、速水の魅力ですし、良いところなのかなと思います。直してほしいところは、僕もこれは同じなのですが、出し抜くところです(笑)。気づけば一人で豚山とかスタラーに行っていて、ラーメンのお店なのですが、行くならぜひ誘ってほしいです。もちろん車出すので(笑)。

対談中の井上(左)、速水
――井上選手から見て速水選手、猿山選手の印象はいかがですか
井上→速水 速水さんの印象は、去年まではゴールキーパーの先輩が3人いて、キーパー同士で切磋琢磨できた部分があったと思うのですが、今は(GKが速水選手)一人で、フィールダーがずっとスイムとか他の練習をしてる時に一人できちんと追い込んでやっているところは、自分なら絶対サボってしまうと思うので、すごく尊敬しています。また、速水さんの声掛けで、自分自身が救われてるところが多いです。速水さんが前向きな発言をしてくれることで、チームも明るくなることも多いので本当に尊敬してます。ともさんは・・・。
井上→猿山 Bチームでもずっと一緒にプレーしているのですが、高校時代はやはり、 1年生と3年生っていうこともあり、全然一緒にプレーできてなかったのですが、大学に入って、一緒にプレー時間が多くなったのは、本当に嬉しいなって思います。日常生活でも車をたくさん出してくれて、ご飯とかにも連れてってくれるのは本当にありがたいと思ってます。
――高校の時から変わったことを教えてください。成長した部分などはありますか
安良岡 うわ難しいね。
速水→井上 賢伸の変わったところは、高校時代までは先輩をいじるということは無かったのですが、大学に入ってから特に、安良岡のこといじっています(笑)。すごい仲良くなったよね。大学入ってから一緒に生活するようになって、距離が近づいたなって思いました。あとなんだろう。すごく高校の時より楽しんでる人生を。笑顔も増えてて、楽しそうだなって思ってます。
井上→速水 速水さんの高校時代と変わったところは、高校時代1年間しか関われてないので、話すことは少なかったのですが、大学入って思ったのは、すごく後輩思いな人だなと感じます。
速水 うれしい。
井上 自分が高校生の時にここのプール(所沢キャンパスアクアアリーナ)で練習してる時も、大学の練習が終わって速水さんが手伝いをしてくれていました。自分が大学生になった時に、練習が終わってヘトヘトですぐ寮帰ろうかなって思ってた時にも、速水さんは今までそういったこと(練習終わりに高校生への指導など)を疲れている中でもやっていたのだと大学生になって実感して、ありがたみをすごく感じました。僕たちが高校時代で結果を残せたのも、速水さんのおかげでも絶対あったと思うので、そこは本当に感謝しています。
猿山→安良岡 キャラ的なところで、高校時代知恩はもう王様みたいな(笑)。多分後輩からしたら多分知恩さん怖いみたいな感じで、陰でラ王って言われて(笑)。そのぐらい知恩は、自分で仕切るリーダーシップがある感じでした。大学に入ったら、気づけばもうみんなからいじられるっていう。
安良岡 僕は思ってないですけど。
猿山 同期の小林(小林稜典、スポ3=岐阜・大垣東)とかに、すごくいじられていて、こういう一面もあったんだと思いましたね。
安良岡→猿山 今もそうですが、高校時代から結構寡黙な男で、あまり自己主張するタイプの選手では無かったのですが、大学では高校よりも練習量や一緒にいる時間も増えたのもありますが、前より全然自分の意見とかをしっかりチームに対しても伝えてくれるようになり、高校から変わったところかなと思います。

対談中の井上
――井上選手は、高校生から大学生になって意識の変化は何かありましたか
井上 寮に入ったことが一番環境の変化としては大きいです。今までは家に帰ったらご飯が勝手に用意されてたり、本当に寝坊しそうになったら親が起こしてくれたり、雨が降っている時は駅まで親が送ってくれたり、全部親に頼ってばかりだったのですが、大学入ってからは自由度も増えた分、自分でやらなければいけないことが増えました。今自分は、体を大きくしているのですが、寮のご飯だけじゃ足りないので、知恩さんにご飯連れてってもらわないといけないんですけど(笑)。毎日寮では、お昼ご飯が出ないのでその時にいかに自分でたくさん食べるかや体を大きくするために、勉強とかもしたり、甘えられる環境の中で、いかに自分を高められるかという部分が大学に入って変わったのかなと思います。
――3人は高学年になって、最初と意識変わったことは何かありますか
猿山 個人的には責任感を強く感じるようになりました。OBさんや色々な人たちが応援してくれる中で、早稲田という看板を背負って、試合に出たり、普段から練習したりと自覚とか責任というのは少し感じるようになりました。
安良岡 僕は、個人的にきつい時に頑張れないサボりがちなタイプなのですが、後輩がいっぱい入ってきてくれたり、あと1ヶ月ぐらいしたら、もう自分たちの代になったりすることを考えるときつい時に頑張れる選手にならなければいけないのかなという自覚や意識が最近ですが芽生えてきました。
速水 自分は、高学年になり、チームに対する影響度がすごく上がったなと思っています。1、2年生の時は発言を求められることが少なかったのですが、3年生になってからチームで発言する機会が多くなりました。また自分たちの姿を見て、後輩の態度だったりも変わってくると思うので、自分が背中で頑張っている姿を見せなければいけないという意識は、出てきました。
――よく一緒に遊ぶ選手や仲の良い選手はいらっしゃいますか
井上 1年生は結構全体的に仲が良くて、特定の人と遊ぶとかはなく、みんなで色々なところに行きます。最近は水浦楽久(スポ1=石川、金沢工)とネットフリックスの作品を一緒に僕の部屋で見たりしています。
速水 僕は基本みんなと仲良くて(笑)。特にやっぱ同期なんかはよくご飯に行くし、先輩だと恒心さん(加納恒心、スポ4=東京・明大中野)さんのことは、いじりまくってたり、最近は旺道さん(加藤旺道、スポ4=静岡・磐田)にちょっかいかけてやられるっていうことが多くて。冬惺さん(永野冬惺、スポ4=東京・明大中野)はちょっと怖くて話しかけなくてっていうのがあります(笑)。
安良岡 大丈夫?あと一か月ちょっとしかないけど(笑)。
猿山 そうですね、恒心さん。やっぱすごい一番なんていうんですかね。尊敬してる。
安良岡 まあそう。そりゃね(笑)。
猿山 一番尊敬してる先輩。やっぱそりゃね、本当高校三冠して世代別の代表にも選ばれるなんて尊敬しかないですよね。
安良岡 いじるわけない(笑)。
猿山 偉大な先輩でもういじれないですよ(笑)。そんな偉大な先輩と一緒にプレーできるのがすごい嬉しいなって思うんで、まあこれからもいっぱいご飯連れて行ってほしいですね(笑)。
安良岡 僕は仲良い、仲いいか。同期の小林稜典くん(スポ3=岐阜・大垣東)です。この人は、僕のことを常にいじってきて、彼は僕のことをしもべだと思っていますね(笑)。僕は全然そんなこと思ってなくて、全然対等な関係だと思っていたのですが、よく喋ることが多いかなと思います。

対談中の猿山
――学業との両立はいかがですか
安良岡 とも(猿山)めっちゃ忙しいよね。
猿山 唯一の理系なのですが、ぶっちゃけて言うと、両立はできないです(笑)。本当どちらかを犠牲に取るしかなくて、勉強はもう最低限の単位を取ることだけ考えてやっています。周りの友達とかは結構勉強頑張っていきたい研究室に行くとか言っていましたが、僕はもう GPAもギリギリで、理系は大変だと感じます。
速水 自分も高校最後までは理系だったのですが、そこから文転して法学部に行きました。法学部は結構テストが難しいって言われるのですが、結構自分の中では余裕かなっていう。
猿山 なわけないやろ。
速水 ま単位もしっかり取れてて。
猿山 再々履やろ。
速水 今回で言ったら、過去問をいっぱい解いたんですけど、まあ 1回も見たことない問題が出ました(笑)。人脈を駆使して頑張ってます。
安良岡 どうですかギリギリの井上くんは。
井上 僕も、ギリギリだと思ってないんですけど。
安良岡 思えよ。
井上 まず1年春学期っていうことで当たり前に学校はちゃんと行ってます。
猿山 嘘つけ。
井上 高校では、割とギリギリで生きてたので、大学生で出鼻くじかれると大学4年間もまたその高校と同じようになってしまうのではないかと思って春学期は結構勉強頑張ったつもりだったんですけど。
速水 つもりね。
井上 過去問がなく、自力で勝負した結果、全然点取ることができなかったので、秋学期からまた勝負かなと思います。なので成績優秀な知恩さんにたくさん聞いて、僕は秋学期から頑張っていきたいなって思ってます。
安良岡 頑張ってください。
――オフの日はどのように過ごしていますか
安良岡 オフの日は、夏休みだと日曜日の夜になんか実家に帰って、月曜日オフで地元の友達と遊んでいます。家にいたくないので、基本どっかに行ってます。何かのイベントとか映画見とか、 1人でも遊びに行きます。
井上 僕空いてます(笑)。
安良岡 お前でもすぐ飯つれてけっていうから。
速水 僕はオフの日はまあ一人で部屋にこもって、芋虫みたいな布団の中で寝っ転がってるか、ご飯食べに行くかみたいな感じです。オフも休まないと疲れちゃうので、基本一人でゆっくりしてます。
井上 僕は授業期間全然朝寝れなかった分、結構遅くまで寝ています。でも寮に1日こもるのもったいないって思うので、毎週月曜遊びに行ったりしてます。
猿山 僕は大したことないんで(笑)。
――皆さんが水球に出会ったきっかけ出会ったきっかけを教えてください
安良岡 小学生の頃からサッカーとあと競泳の方をずっとやっていて、特に競泳の方は中学2年生の終わりぐらいまで選手コースみたいなところに所属して大会に出たりしていました。なので、高校に入ってまた競泳をしようと思っていたのですが、競泳は基本練習がみんなクラブチームで、本格的に部活としてやっていなかったので入部は諦めました。クラスが一緒だったので、速水と一緒にサッカー部の体験にも行きましたが、そこでレベルの高さを知ってサッカー部もやめました。その後に速水が水球部の練習会に誘ってくれて、そこで水球に決めました。もう天職だと思いましたね。球技も水泳もやっていたので。
ーークラス変わらないのですね
安良岡 3年間一緒なんですよ、学院は。僕らはずっとL組でした。 12クラスあって。
――いい出会いでしたね
安良岡 こいつ(速水)がいなかったら僕は水球してなかったです。
猿山 僕だけ E組で違う。水球出会ったきっかけは、父の影響が一番大きいです。僕のお父さんが学院出身で、学院の水球部で今監督をやっています。そもそも水球を知ったきっかけがお父さんで、僕自身高校入ってからなんか新しいスポーツやりたいなと思っていた時に、練習体験行ってみてチームスポーツで楽しそうだなと思って、勢いで始めました。
――その前は何かやっていたのですか
猿山 中学の時卓球でしたね。意外と都大会とかでて、結構ガチです。
井上 僕は知恩さんと似ていて、僕は中学までクラブチームで競泳をやっていて高校でも競泳を続けようと思っていました。部活自体に憧れがあったのですが、学院は部活として競泳をやっていなくて、その時に水球に出会って、ここの3人にも出会いました。高一の時になんかもう新しいスポーツをやろうと考えていて、ラグビー部と水球結構迷っていましたが、その時に速水さんに半ばが強引に「ラグビー辞めとけ、水球一緒にやろうぜ」って言ってくれたおかげで、今の僕があります。水球をやろうと思って始めたわけじゃなくて、気づいたらやっていました。
ーー広報で頑張っていることを教えてください
猿山 僕が主にやってる仕事としては、インスタグラムに投稿する画像の編集をしています。試合結果や試合報告です。僕自身は、空さん(渡邊空、令8スポ卒=新潟産業大附)から受け継ぎました。シンプルだけど、でも伝わりやすいようにというのを意識してて、空さんにも相談しつつ、自分の中で多少試行錯誤しながら、だんだん今自分の中で形ができてきたので、今後は多分1年生とかに引き継いでいくと思うので、自分のノウハウを教えていけたらなって思ってます。

対談中の速水
――他に何か役職とかありますか
速水 僕がブログ係?最近はあまり更新できてないんですけど(笑)。
猿山 全然やってない。
速水 監督とかコーチ陣に書いてもらうっていう新しいトピックを始められたのはすごい良かったなと思っています。次は多分東くん(東航平、社1=東京・武蔵)1年生がやりたいと言っているのを聞いたので、しっかり毎日投稿できるように頑張ろうと思います。
安良岡 毎日投稿(笑)。
――楽しみにしてますね
――皆さんは憧れの選手はいらっしゃるのでしょうか
速水 僕は去年卒業された 3人の、凪人さん(加納凪人、令8スポ卒=三重・四日市工)、浩基さん(渡辺浩基、令8スポ卒=東京・明大中野)、空さん(渡邊空、令8スポ卒=新潟産業大附)を全員合体させたような選手になりたいなと思っています。それぞれ 3人とも違う良さがあって、その部分を全部合わせたような選手になれるように頑張りたいです。
井上 僕は昨年卒業された典也さん(古谷典也、令8スポ卒=東京・明大中野)と今3年生の稜典さん(小林稜典、スポ3=岐阜・大垣東)に憧れています。大学入ってから帽子の番号 を10番つけたのは典也さんに憧れていたからです。去年の早慶戦で典也さんが無双してる姿を見て、自分も典也さんみたいなプレイヤーになりたくて、今10番つけたいと言わせてもらっています。また、稜典さんは自分のペアとして練習後 30分マンツーマンで教えてもらっていて、ポジションも一緒ですし、全然ダメダメな僕を結構 1個ずつ基礎的なところから教えてくれてるので、稜典さんが卒業するまでに一緒に出場できるように頑張りたいなって思っています。
猿山 僕が憧れというか、すごいなと思う選手は冬惺さん(永野冬惺、スポ4=東京・明大中野)です。無尽蔵のスタミナで、ほぼフル出場でチームのためのプレーをしています。自分も個人的にはチームのエース的な立ち位置よりも、下から支えるような、チームのために献身的にプレーする選手になりたいなって思っているので、そういった点で冬惺さんには憧れるなと思います。
安良岡 最近本当にすごいなと思うのは監督の醍醐裕也さん(平22卒=埼玉栄)です。普段はすごい楽しい感じの人なのですが、試合になるともう目つき変わります。一緒に公式戦でプレーする機会は、シーズンの中で多いわけではないですが、あの年齢で、学生と一緒に練習もして、試合もほぼフル出場みたいな。そのバイタリティはどこから来ているのだろうかと日々常々思います。本当に監督としても選手としても尊敬しています。

早慶戦入場時の安良岡
今シーズンについて
―― 4月の早慶戦では、9年ぶりの連覇でした。振り返ってみていかがでしたか
速水 この早慶戦で勝つことを目標に入部したということもあり、高校時代は毎回負けていたので、そのリベンジができて良かったと思います。すごく嬉しかったですし、あんなに大勢の観客の前でプレーすることが人生で初めてだったので、多分一生忘れない試合になると思います。今でも落ち込んだ時とかは、あの試合を見て、もう一回頑張ろうと思えているので、自分の人生に大きな影響を与える試合だったと思います。
安良岡 今年の早慶戦は、去年のシーズン中に大きい怪我をしてしまい、今年の早慶戦も怪我の影響で出場はできなかったのですが、やはり9年ぶりに連覇できたことは純粋にすごく嬉しかったです。去年久しぶりに優勝したのももちろん嬉しかったですが、やはり今年一個上の代の近い先輩たちと優勝を飾れたのはすごい良かったと思います。早慶戦は、他の試合とは違う緊張感や特別感があり、来年も頑張りたいなと思える試合でした。
猿山 今年も、結果的に僕自身は、試合に出場することはできなかったのですが、改めて憧れや来年こそは絶対、あそこでプールに入って、自分もプレーしたいなという思いが強くなりました。あそこまで大勢の人に応援されて、あの熱い雰囲気になる水球の試合は、早慶戦だけじゃないのかなと思うので、改めて来年こそは、試合に絡める選手になりたいと思いました。
井上 入部して2週間くらいでの初めての大学での公式戦でした。去年の試合はスタンドから先輩方が慶大に勝ってる姿を見て、僕も選手として勝ちに貢献できるようになりたいなと思っていました。今年の勝利はベンチから見ていましたが、出場したいという気持ちも同時に強く湧き上がり、僕も速水さんと一緒で、早慶戦で自分がプレイヤーとして出場して勝ちたいという思いで大学での水球を続けた部分もあるので、今年は雰囲気を味わえただけでも本当に良かったですし、来年はこの4人で出場して勝ちに貢献できるように頑張りたいと思います。

早慶戦での速水
――今季で最も印象に残ってる試合は
安良岡 僕印象に残ってるのは、学生リーグの初戦です。筑波だよね?
猿山 うん。
安良岡 初戦の筑波戦ですかね。勝ち切ることはできなかったですが、接戦になった試合です。筑波大学は、毎年上位に食い込んでくる実力のあるチームなのですが、そこに対して、引き分けまで持ち込めたのは、すごく早稲田の持ってる実力を改めて感じた試合だったなと思います。
猿山 自分は公式戦ではないですが、春にあった春季六大学合同練習会が印象に残っています。ダブルヘッダーで1日に2試合ある中で、ほぼフル出場を2週連続行いました。2週目の途中で鼻血出して一旦退場したのですが、関東1部の大学に対して、そこまで自分が試合に出たのは初めての経験だったので、自分の経験的にもすごく印象に残っています。
速水 自分は良い意味で言ったら、早慶戦です。悪い意味で印象に残っているのは今回の日本選手権だと思います。スタメン落ちしてチームに全然貢献できなくて、もう1度自分を見つめ直す、すごい良い機会になりました。この悔しさをばねにここからもう1段階力をつけて強くなりたいと思いました。
井上 僕は学生リーグの順位決定戦の最後の試合の中大戦です。中央大学と5位6位を決める試合だったので、4年生はあまり出ずに新チームを見据えて、1、2、3年生で試合を出ることとなり、初めて大学の公式戦に出場しました。関東1部のレベル感の選手との試合をしたのは初めてでしたし、自分が今後4年間でこのレベルの人たちと試合をして、勝ち切って行かなければいけないと知れたのは本当に良かったなって思いました。
――今のチームの雰囲気は、いかがですか
安良岡 雰囲気は、良いと思います。今は先日の日本選手権でKingfisherというチームにボコボコにされてしまいましたが、それも経験にしようと前向きに捉えています。日本選手権での順位決定戦で当たった専修大学とは、順当に勝ち進めば当たることになるので、そこに向けてみんなでもう一度気を引き締めて頑張ろうと、良い雰囲気は作れてるかなと思います。
――インカレに向けて、ご自身のプレーで特に力を入れていることは
井上 インカレでは試合に出る機会が多分あると思うので、今までは先輩たちに頼りまくって、消極的なプレーばかりしていたのですが、自分から点を取りに行ったり、退水を誘発したり、アグレッシブなプレーが出来たらと思います。
速水 自分を信じて、最後まで自分らしくあの明るく元気にプレーできるように意識しています。
猿山 自分が出場している時に、上から見てる監督やコーチ、自分が一緒に試合出ても、安心して任せられる選手だなって思われるようなプレーを見せれるように頑張っています。
安良岡 特にこのプレーを練習してるとかではないですが、僕は全体的に体の使い方が下手くそなので、先輩の加藤さん(加藤旺道、スポ4=静岡・磐田南)に教えを乞いながら、あとは、パワー負けしちゃうことがまだ多いので、ウエイトもちょっと徐々に重量を増やしながら、今頑張ってます。

対談中の猿山(左)、安良岡
――インカレの注目選手を教えてください
安良岡 同期の斎藤昂泰君(斎藤昂泰、スポ3=神奈川工)を見てほしいです。見てわかる通りチームの絶対的な存在です。彼の調子次第でその日の勝敗が決まってしまうといっても過言ではない重要なプレイヤーだと思います。体がそんなに大きい選手ではないのですが、掴み合いのところの腕の使い方や得点シーンは、小さい頃からやっていただけのすごいプレーをするので、ぜひ注目して見ていただけたらと思います。
猿山 僕は恒心さん(加納恒心、スポ4=東京・明大中野)ですかね。早慶戦や学生リーグの中でのすごく競ってる試合でも恒心さんがすごい点を決めてる試合が多いなって思ってて。多分早慶戦とかも、何点?
速水 6点。
猿山 とか決めていて、 4年生として、キャプテンとして、最後のインカレを最後は恒心さんが輝いて終わってほしいなと思います。
速水 自分で(笑)。
安良岡 自薦ありなの(笑)。
速水 自分の存在は、すごいチームの雰囲気やゲームの内容に大きく関わってくると思っています。やはり日本選手権で悔しい思いをした分、リベンジで燃えてるので、その熱い部分を見てほしいです。
井上 僕は同期の水浦楽久(スポ1=石川・金沢工)です。 1年生の中で唯一ずっと試合に出ていて、日本選手権もほぼフル出場していましたし、大事なところで1本決め切ってくれる力があります。楽久の外国人並みのいかついシュートをインカレでも見せてほしいなって思ってます。
――インカレが最後の4年生との試合になると思いますが
速水 ここまで水球を続けられたのは、本当に 4年生が優しくしてくれたからだと思うので、恩返しをしたいです。4年生のためにしっかりと声かけをしていきたいですし、一緒に水球ができるのが最後かもしれないので、楽しみながら、4年生のために頑張りたいです。
猿山 4年生の3人と一緒に現役としてプレーできる期間も残り少ないので、どんな結果であれ、最後に3人に笑って引退してほしいなっていう風に思っています。
安良岡 3人とも普段は結構不思議な感じの人で、掴めない部分も多いのですが、水球選手としては、3人ともすごいプレイヤーで、悔しい思いで泣いてる姿は特に見たくないので、良い結果で終わらせられるように頑張りたいと思います。
井上 朝ごはんや風呂とかも一緒になったら色々な話をしてくれる人たちでした。過ごしてきた時間は少ないですが、本当に大好きで、尊敬できる人たちなので、納得できるプレーや結果を残してほしいと思います。そのために僕もできることは全部やろうと思います。
――最後に、インカレの目標と意気込みを教えてください
井上 高校ではインターハイなど、全国大会に出たことがなく、初めての水球での全国のレベルになるのですが、自分ができるプレーを全力で出し切りたいです!
速水 メダルを目標にずっと頑張ってきたので、達成できるように最大限チームに貢献し、チームのためにプレーします!
猿山 僕自身としては、インカレで出場するの初めての機会になると思うんで、臆せず自分の良いところを出し切ります!
安良岡 去年までは、インカレなども出場できないシーズンが続いたのですが、今年は 4年生のためにもプレーで貢献できるように、頑張ります!
ーーありがとうございました!
(取材・写真・編集 木田翔子、指出華歩)

安良岡(左)、猿山、速水、井上(右)

インカレへの意気込みを色紙に書いていただきました!
♦︎安良岡知恩(やすらおか・しおん)写真左
2005年(平17年)4月6日生まれ、早稲田大学高等学院出身。4年生が作り上げたこのチームで「一致団結」してメダル獲得を目指します!
♦︎猿山智宥(さるやま・ともひろ)
2006年(平18年)3月22日生まれ、早稲田大学高等学院出身。理系学生として忙しさの中、選手としてだけでなく、広報の仕事もこなす猿山選手。チームを献身的に支えながらも自分の良さを出せるように「挑」戦を続けます!
♦︎速水陽祐(はやみず・ようすけ)
2005年(平17年)6月8日生まれ、早稲田大学高等学院出身。唯一の守護神として早大のゴールを守る速水選手。責任と重圧を背負いながらも「自分を信じ」て戦います!
♦︎井上賢伸(いのうえ・けんしん)写真右
2007年(平19年)8月3日生まれ、早稲田大学高等学院出身。先輩方への熱い思いを語ってくれた井上選手。「ダークホース」としてデータにないプレーで会場を沸かせます!