第1回は、早大水泳部を牽引する新開誠也男子主将(スポ4=鹿児島情報)と内田さくら女子主将(スポ4=和歌山・向陽)が登場。競技力はもちろん、日々の姿勢でもチームを引っ張る主将の本音に迫る。4年間の集大成となる日本学生選手権(インカレ)に懸ける、今の思いを語ってもらった。
※この対談は8月13日に行われたものです。
お互いについて
ーー他己紹介ということでお互いの紹介からお願いしても良いでしょうか
新開 同期の内田です。女子主将をやっていて普段はみんなをすごい盛り上げてくれるというか、冗談を言ったりもしますし笑、彼女は関西出身なんですけど、関西人っぽいなと思っています。普段とは違って水の中に入ると力強い泳ぎですし、男子に顔負けしない、とにかくスプリントが強いというイメージです。
ーーこれを受けていかがですか
内田 そんなに驚くこともないですけど笑、その通りだなと思います。
ーー続いて内田さん、新開さんの紹介をお願いします
内田 同期の新開せいやです。普段は私はすごい喋るタイプですけど新開はすごい喋るかと言われたらそういうタイプではないんですけど、たまにぼそっと面白いことをいうタイプです。主将としても背中で引っ張って言ってくれているなと感じていて、彼はバタフライ専門なんですけど、どんなレースの時も安定して結果を残してくれるし、特に大きい大会の時には結果でチームを引っ張っていてくれていて私にはないものを持っていて、ありがたい存在だなと思っています。
ーーありがとうございます。最近ハマっていることを教えてください
新開 これは被ると思う笑。僕はキングダムを見るのに今めちゃくちゃハマっていて、めちゃくちゃ見ているんですけど。それこそ今映画やっているじゃないですか。昨日の午後ちょうどシーズン5を見に行って。今まで見たことなかったんですけど、初めて見たのがほんと2週間くらい前で、1から全部全部見て、昨日やっと5を見にいきました。

対談中の新開
内田 私も今週の月曜からキングダムを見始めて 、みんな見ていて感化されて 何回か冒頭までは見たことあったんですけど 飽きて辞めちゃってたのをちゃんと見るようにして 今本当に30分前まで 映画の4の 今王騎が戦っているところを見ていました。見終わったら同期の女子と5の映画見に行こうって話をしています。
ーー続きまして後輩とのエピソードがありましたら教えてください
新開 特別どこかへ行ったというわけではないんですけど、みんなで男子全員で寮生活の中でご飯行ったりとか、お風呂入ったりとかそういった時間は大切にしています。4年間しかない中でたまたまタイミングよく巡り合ったみんなと一緒にいろんなことできるっていうのは大切な時間なんじゃないかなと思っています。
内田 私はこの前の合宿で5人部屋で寝泊まりをしていたんですけど、その部屋でみんなで「はぁっていうゲーム」っていうボードゲームをしたのがすごい印象に残っていて。次の日の朝練がちょっと軽かったこともあって、ちょっとだけ夜遅くまでやっちゃって、そのままテンション上がっちゃって私だけ寝れなくなりました。でもすごい楽しくて 別に寝なくてもいいかなとか思っちゃうぐらい 盛り上がってもう一回もう一回ってやっちゃったので すごい楽しかったです。普段そこまでみんな夜更かしとかはしないので すごい良い思い出になりました 。
今シーズンについて
ーー主将から見て今年の早稲田水泳部の特徴はなんですか
新開 僕自身あんまりみんなに対して何か言うタイプではないんですけど、 その中でも僕が時々ズバッという時とかに対しては、すごい真剣な顔をして、自分のことのように全員が向き合って考えてくれますし、 みんな競技に対しては真摯に考えているなというふうに思っています。他の大学に比べて人数は少ないですけど、 一人一人が自覚を持って全員で戦うぞという意識はあるチームなんじゃないかなと思っています。
内田 私も結構新開とも似ていますし、 今年に限らずという話ではあると思うんですけど、 やっぱり少数精鋭っていうところが 早稲田の代名詞みたいなところであるのかなと思っていて 人数が少ない分コミュニケーションも密に取れますし、代わりがいないからこそ一人一人 結果出さなきゃいけない頑張らなきゃいけないっていう意識はすごく根付いているのかなと感じています。

対談中の内田
ーー1年間主将としてチームを引っ張っていく中で こういうチームにしていきたいという理想や目指すところはありますか
新開 早稲田という人数少ない中で戦う中で 一人一人の競技力っていうのはどうしても必要になってくると思うので そういった意味では僕は普段はあんまり生活面とかであんまり言うタイプではないんですけど 競技に対しては僕自身厳しく言ってきた部分もありましたし 本当に競技に対してはすごい真剣に向き合ってた1年だったんじゃないかなという風には思ってます。その中でもインカレの得点という部分では 本当に全員が点を取らないと他の大学とは戦えないという部分があるので、全員が自覚を持つことができた1年ではあったんじゃないかなと思っています。
内田 やっぱり結果を求めてやっているので主将としても普通に最上級生としても チーム全員に選手には絶対結果を出してほしいと思ってやっていて、私自身が全然結果を出していない時もあったんですけど、最上級生が結果を出さないと下もついてこないよという風に 監督に言われたこともあったので、下級生がどう思っているかは分からないですけど主将としては結果を出さなきゃいけないという意識で取り組んできました。
ーーそれではご自身の今の目標と目標に対しての今の達成度の印象に残っているレースから教えてください
新開 僕は今シーズン主将としてもそうですし、自分の目標を大きな目標に向かってトレーニングしていく中で、大学日本一っていうのは絶対に必要不可欠なものなんじゃないかなっていうふうに思っているので、 まずはこのインカレで優勝するっていうのを本当に1年間目標にやってきています。その中でこの3月の日本選手権だったり6月の日本選手権という中で、 シニアの舞台でもしっかりと決勝に残って、レベルの高いレースができたっていうのは自分の中でも自信になってますし、 このインカレに向けてつながるいいレースだったんじゃないかなっていうふうには思っています。本当に大学日本一という目標を立てている中で明治大学だったり東洋大学という僕のすごい強敵がたくさんいるんですけど 本当にレベルの高い種目なので そこは自分にしっかりとプライドを持って 200mバタフライでまずは日本一になるということを一番の目標にやってきています。達成度という面ではインカレでやってみないと分からないことですけど、現時点で僕より早い選手が5人もいるのでまずはしっかりと全員倒して優勝するために残り少ないですけど コンディションをしっかりと調整して達成できたらいいんじゃないかなという風に思っています。印象に残っているレースは僕の中では3月の日本選手権が キーポイントというか自分の中でより日本代表を意識することができたレースになったんですけど 200メートルバタフライの方で予選で自己ベストを大幅に更新して決勝を挑んだんですけど、日本代表を狙う選手と一緒に戦った時に、決勝の2本目の行き方っていうのはすごい勉強になった部分もあったので、来年以降日本代表を狙う中で2本目でしっかりと結果を出すっていうのはより重要視してこれからも取り組んでいけたらなと思っています。

6月の日本選手権での新開
内田 目標としてはチームの女子総合優勝というのがあるので、そこに対して個人でできる限り多くの得点を取りたいと思っていて 目標としては個人50でメダル、100でA決勝というのを目標にしていて 達成度としては今のタイムじゃ届かないと思っているんですけど 去年よりは絶対に近くなっているし まだ伸びしろもあると思っているので、この残りの20何日で詰めていきたいなと思っています。印象に残ったレースとしては つい最近の関東学生選手権の100の決勝なんですけど 去年のインカレぶりにチーム対抗戦で入場でハイタッチのあるレースで 入場の時の私の顔がすごい力んでたらしくて、そこのハイタッチのブースにいたみんなが すごい力むなみたいな すごい見たことない感じのハイタッチの仕方だったんですけどそれがすごい自分の中でもうまく力が抜けてすぐ近くに応援を感じられて、チームの力を改めて実感できたレースだったので インカレも今度は自分が力をもらいながらも与える側にもなれたらなと思います。
インカレについて
ーーご自身の強みと見てほしいところは
新開 僕の強みは、バタフライという種目の中で100と200というどちらもすごいレベルの高いタイムで上げてるんじゃないかなというふうに思っています。 特に僕が専門の200の方では持久力とスピードという面でどちらも必要なものになってくるんですけど 全体を見た時に僕はどちらかというとスピードの方が強みなんじゃないかなというふうに思っているので インカルではスピードを生かして前半から積極的に行くレースを見てほしいなというふうに思っています。
内田 私の強みはスタートの抜け出しとテンポだと思っています。特に50ではテンポで勝負していると言っても過言じゃないくらい腕を回しているんですけど 課題としてはそのスピードの維持になっていて 実はインカレに向けての特策があるので まだやったことないんですけど 監督と話して、ちょっと新しい試みを、特策をやってみようと思っているので、 そのスピードの維持を注目してほしいです。

カンカレ決勝で入場する内田
ーー合宿でチームとしての高まりみたいなはありましたか
新開 すごい見てて全員がすごい笑顔になってたっていうのは印象的だったので 僕たち最上級生4年生が主となって計画した会がすごいあったなっていうふうには実感してて、 僕たちもやってよかったなっていうふうに思ってます。
内田 みんな表情が明るかった合宿だったなっていうのと、 やっぱり過酷な環境、いつもと違う環境だったからこそ、 全員で盛り上げてなんとか乗り切ろうっていう意識がすごい強かったんじゃないかなと思うので、 その点ではすごいチーム力も向上させることができたかなと思います。
ーー注目をしている選手がいたら教えてください
内田 3年女子の水野ゆずきです。普段はゆずきちゃんは学外で練習をしていて、合宿から一緒に練習をして、今も今週いっぱいは学内で練習しているんですけど、 すごい調子が上がってきているなというのは練習を見ていても感じるところもあって、 実際そのカンカレでも今シーズンの中だとすごくいいタイムで泳いでいたので、 本会に向けてもう一段階、二段階上げていってほしいなという気持ちがありますし、 彼女自身も去年はすごく悔しい思いをしたと思うので、 今年は何としてもリベンジしてほしいなと思って期待しています。 ありがとうございます。
新開 僕は1年の塩田直哉にしようかなと思います。彼は高校の時から世代のトップで活躍していて、 今シーズンも大学生に入学して僕自身もそうだったんですけど、 1年目すごい難しい状況の中でもしっかりと自己ベストを更新していて期待のスーパールーキーといってもいいんじゃないかなと思っています 本当に1年生ですけど、いい意味で1年生らしくないというか すごい先輩にもガツガツきますし 練習になったら本当に僕は水の中で先輩とは関係ないと思っているので、後輩からもいい刺激をもらいながらも、僕自身も彼に勇気づけられることもありますし、彼が1年目からしっかりと活躍していけば、この先の早稲田も彼に安心して任せられるなという風に思っているので、まずは1年目本当に彼にはすごく楽しんでほしいなという思いでいっぱいです。
ーー水泳を始めたきっかけとか ジュニア時代の一番のものと思ったそうですね
新開 僕が始めたきっかけは、3歳だったんですけど、3歳の頃に、北京オリンピックをテレビで見てて その時にすごい活躍してたのが 汽車島康介さんで、それを見て僕も覚えてないんですけど、両親に始めたいって言った見たいです。僕の本から気づいたらずっと水泳やってたっていう感じです。とにかくまず水が好きだったっていうのは僕はあって、すごく幼い頃からお風呂もたくさん、ずっと長い時間入ってたので、 本当に水が好きでやってて、そしたらもう気づいたら、水泳一筋になってたっていう感じですね。
内田 水泳を始めたきっかけは、私自身両親がすごいアウトドアで、 海も川もすっごいよく行く家族だったんですけどなんか 5歳に始めたんですけどそれまでもう何回も言ってて 溺れて死にたくないって思って、水泳習わせてほしいって言ったのがきっかけです。
ーー2人とも自身からやりたいって言ったんですね
ーー最後に インカレの意気込みをお願いします
新開 まずは主将として1年間今日掲げた男子総合6位というのを絶対に達成できるように 僕自身が先頭に立って引っ張って全員で達成できたらなというふうに思っています。本当に他の大学も強い大学ばかりですし、簡単に協力できると思っていないですけど 一人一人が持っている力以上の力を全員が発揮できれば 目標を達成できると思うので しっかりと目標を達成できればなと思っています 個人としてはさっきも言ったんですけど、まずは日本一絶対に優勝するという気持ちを持って 取り組めたらいいなと思っています 本当に僕が優勝することができれば チームにもすごくいい影響が与えられると思いますし 絶対に優勝してみんなにいい姿を見せられるように頑張りたいなと思います ありがとうございます。
内田 私もチーム目標の女子総合優勝っていうのは絶対叶えたい目標だと思ってるんですけど、今年は女子選手が12人で挑むことになるので 本当に厳しい戦いになるというか、これで優勝できたら本当に伝説になるんじゃないかと思っていて、でも現時点でのエントリーのランキングでは優勝まであと60点少し足りない状況ではあるんですけど、やってみないと分からないっていうのが 勝負の面白いところだと思っているので、同期のためにも後輩のためにも、本当にもう死に物狂いで腕がちぎれてでも何でも、絶対に全力で泳ぎ抜こうと思います。
ーーありがとうございました!
(取材、編集 金坂祥吾・大塚梨湖)
◇新開誠也(しんかい・せいや)
2004(平16)年11月26日生まれ。身長169センチ。鹿児島情報高出身。スポーツ科学部4年。最近キングダムにハマっているそうで、他にも格闘技なども好きだそうです!対談中、200メートルバタフライで日本一になるという言葉に主将として強い意志を感じたのが印象的です。
◇内田さくら(うちだ・さくら)
2004(平16)年9月22日生まれ。身長158センチ。和歌山・向陽高出身。スポーツ科学部4年。カンカレではベストを更新し、勢いに乗っている内田選手。対談中は笑顔が印象的で、レース時の表情とは違った姿が垣間見れました!